最初の投稿で名乗ってはおりますが、 自己紹介らしきことをしてなかったので、 改めて自己紹介をしようと思います。 ☆松本さんの略歴【名前】松本朋子 【職業】フリーランスの言語聴覚士として活動するかたわら、ことばの発達ラボの代表として活動をしています。 【専門領域】発達障害全般および言語発達です。肢体不自由児のリハビリはあまり経験がありません。発達障害に関しては、ASDやADHDを始めとする多彩な臨床像のお子さんへのアプローチを経験しています。また言語発達に関しては、言語発達や
直接支援は、子どもに直にかかわることでなんらかの気づきや変化を促す行為です。だから、何を行うか以前に、どう行うかが問われる場面が存在します。子どもの反応に対する感受性と、こちらの動きを調整する余力はいつも持っていたいものです。
もっと効率の良い方法を学ばせようとすることは、ときに子どもにとって自分を無理に変えようとされることなのかもしれません。それをするには、子ども自身の意欲とメリット、そして良い関係が大事ですよね。その効率の良さを子ども自身が実感できるかどうかも重要です。
自閉症のお子さんの「こだわり」とのお付き合い、 ときに大変なものだと思います。 不思議なこだわりにも2種類あると思います。 ひとつは「ある日突然生まれた行動様式」です。 「ある日通るルートを決め始め、道を逸れると癇癪を起こすようになった」 「突然日が暮れるまで公園から離れないようになった」などが、 それに当たります。 もうひとつは「日々の積み重ねで生まれた行動様式」です。 「お気に入りの服があり、それしか着ない」 「毎朝1時間のお決まりルーティーンがある」などの、 日々
こんにちは。ことばの発達ラボの松本です。 「ことばって何だろう?」 これは、ずっと昔から幾度となく問われてきたテーマです。 答えはいろいろあると思うのです。例えばこんな感じです。 ことば=記号・・・「りんご=🍎」 ことば=音のつながり・・・「🍎=『り』と『ん』と『ご』」 ことば=意味を示すもの・・・「りんご=赤くて丸い果物」 ことば=コミュニケーションをするもの ことば=考えるときに使うもの 上記のように、ことばの性質のどの部分に焦点を当てるかで、 問
春から入学した大学院の学びに忙殺され、 しばらく投稿できずにおりました。 とはいえ、久しぶりの学生生活で知識の蓄え方が大きく変わっています。 これまでとは違う質で発信できるのではないかと思います。 今後ともよろしくお願いします。
子どもの問題行動の背景と行動そのものは分けて考える必要があるでしょう。 困り感を持つ子の身に立つことなく、周囲の人にどう思われるかと問題行動①を咎めるだけでは、子どもはその状況を避けるための問題行動②を新たに生み出しかねません。
声をかけても子どもが反応しないとき、 どう行動しますか? もう一度声をかけますか? 同じ声の大きさで? 同じ場所から? それとも待ちますか? こちらを見てくれるまで? 反応が見えづらいお子さん、 意図がわからない行動をするお子さんと、 日常的に関わっている方にとってこの問題は、 一度は悩んだことがあるポイントだと思います。 どう対応するかなんて、正直ケースバイケース。 とはいえ、ちょっとしたコツはあります。 それは声かけをあえて減らしてみること。 特にこちらからの指
もう10年、まだ10年。早いと感じる人、遅いと感じる人。 きっとそれぞれの10年ですね。 生きてればいろんなことがあるけれど、生きてる限りはその人生を全うしなくちゃいけなくて。 時には大変かもですね。 先のことは誰にもわからないけど、どうか明日も穏やかな一日でありますように。
「先回りされると煩わしい」 「ちゃんと意図を汲み取ってもらえないと悲しい」 「少しくらい待ってもいいけど、ないがしろにされたと感じるとやるせない」 子どもと接していると、人間関係の根っこに気づかせらます。 真心だけでは伝わらない。尊重をいかに表現しようか。難しいな〜。面白いな〜。
ことばの発達ラボの松本です。 私は日頃、 自治体の発達相談業務や学校巡回業務などに携わっています。 昨今は神経発達症、いわゆる発達障害への周知も進んでおり、 明らかな不適応がなくても相談につながるケースは増えてきたように感じます。 ただ、こうした 「なんらかの発達特性は見受けられるが、 明らかな遅れや適応上の問題が表在化していない子」の場合、 必ずしも療育や特別支援で手厚いフォローをされるわけではありません。 正直、地域差が大きいです。 でも、相談にお見えになる保護
気づくこと、理解すること、判断すること、実行すること。 それぞれ、別々の力だけど、上手に連携させたい力です。 スムーズにつながっていない部分にさりげなくサポートを。 あとは、その子の力とペースをまずは尊重したいところです。
子どもの被害的な捉え方って、 理解面だけでみてはいけないと思うのです。 大人が言う理解って、ときに一方的ですよね。 子どもはどう感じているのかな🤔
あけましておめでとうございます🌅 今年も年明けからコロナとの付き合いの日々ですね。 制限も課題も多々ありますが、 良い一年となりますように✨ 今年、ことばの発達ラボとして何を伝えていくのか。 それを一言で申し上げるとするならば、 『特性と問題行動は別モノ』です。 うん、コレ、今年に限らずことばの発達ラボのテーマです。 問題行動の多くは特性に起因するかもしれません。 しかし、特性のせいで片付けるのはやはり無謀。 特性が問題なわけではない。 特性の濃淡は個々によるが、特
ことばの発達ラボの松本朋子です。 前回は授業中の離席について、感覚面から論じました。 今日は、少し別の切り口から考えてみようと思います。 そもそも授業に限らず、子どもの集団場面での活動の多くは、 場所や内容が大人主導で決められています。 ある程度の発達の幅を含む多様な集団であるにも関わらず、 一律に同じ内容の課題をさせれば、 当然活動に向かない・活動を楽しめないお子さんたちは生まれます。 多数派の行動と異なったとき、 それはお子さんの個性でもあるし、 反面でマイノリテ
今回は活動中に動いてしまうことについて。 小学生だと、みんなが座っている授業中に、 ひとり立ち歩くのは問題行動と見なされがちです。 これらはたしかに目立つ行動ですが、 やみくもに叱ってもあまり効果はありません。 むしろ振る舞いがひどくなったり、 どんどん強い叱り方しか効かなくなるご経験がある方も、 いらっしゃるのではないでしょうか。 こうした場合、 「多動なお子さん」「衝動的に動いてしまうお子さん」と、 認識されるのもしばしばお見かけします。 たしかに、そういう面がある