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#お金について考える

品種ごとの苦労と業者トラブルと成長の歴史:実家のいちご農園での20年

品種ごとの苦労と業者トラブルと成長の歴史:実家のいちご農園での20年



小竹いちご園は2004年に農業をスタートし、最初は6棟のハウスでいちごの栽培を始めました。しかし、それだけでは収入が十分ではなく、8棟に増やして対応しました。

お客さんから「新しい品種が出るんだってね。どこで食べられるの?」という問い合わせが増えたことをきっかけに、直売所に足を運んでもらう良い機会になると考え、新しい品種を取り入れることにしました。

しかし、簡単に品種を増やせるわけではあり

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安心・安全の先にある美味しさ—減農薬で作るいちごの新たな価値

安心・安全の先にある美味しさ—減農薬で作るいちごの新たな価値

いちごの直売所を運営する中で、私たちが大切にしているのが「いちごのブランディング」です。
農園で育てているいちごは、自家製有機肥料と減農薬で栽培しています。この栽培スタイルには深いこだわりと理由があります。

収穫量ばかりを重視する県の指導
栃木県の普及所では、いちご栽培において「収穫量を増やして収益を上げること」が重要視されます。しかし、現場の指導は20年前の資料や方針に基づいたものが多く、担当

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農家が直売所でリピーターを増やすための工夫とポイント

農家が直売所でリピーターを増やすための工夫とポイント



直売所を始めることになったきっかけ
私たちの直売所は、もともと「ロイヤルクイーン」といういちご品種の栽培を始めたときに、農協からの出荷を1年間停止させられたことがきっかけでスタートしました。本来、栃木県産以外のいちごを作ることは、所属していたいちご部会の規約に反していたのです。規約は独占禁止法に違反していましたが、当時は農協もいちご部会もそれを知らず…あちこちに相談した結果、現在は農協に出荷し

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