子どもからの質問「どんなときにしあわせを感じるか?」
アリストテレスの窓にて、学びの活性化のためのクラス替えをおこなったこと、新入会者の多い時期のため、先週、今週と安心安全の場づくりに時間をかけている。
さて、そんな中でのひとつの遊び。
共通点探しゲーム!
①たくさんの共通点をみつけたクラス
②珍しい共通点をみつけたクラス
③面白い共通点をみつけたクラス
来週、発表するって話をした。
質問に慣れるための経験づくりの意図もあるのだが、
ミソは、オープンクエスチョンにするか、クローズドクエスチョンにするか。
イエス・ノーで答えられるクローズドクエスチョンをばんばんだせば、共通点をみつけることはたやすい。
「カレーが好きな人?」
みたいなことを聞けばいいのだ。
面白いのが、入会から日が浅いメンバーが多いクラスだと数(①)を目指すのだが、
年数を重ねている子どもたちは、数(①)には目もくれずに②③を狙う。
当然、オープンクエスチョンになる。
「好きな時間帯は?」
回答は、まさかの全員不一致!笑
そして、それぞれの理由に納得。
A:昼(朝、宿題を終わらせて、自由に本を読んでいられる。)
B:夜(夜に観るアニメ。ずっと観てられる。)
C:朝(朝は頭がスッキリしている。)
D:夕(遊んで帰ってきて風呂に入って、すぐ漫画。気持ちいい!)
「目的は、新しいクラスなのでお互いのことを知ることと、質問力をみがくこと」
ここを伝えていたので、目的を見失って、勝ちにこだわりすぎることはなく、質問自体を楽しんでいた。
「好きな漢字は?」
これまた、全員不一致。
しかし、全員が違う回答であることも面白がる。
そして、漢字に関しては、全員が違うのだけど、全員が自分の名前に使われている漢字を選んでいることに気付いた。
「自分の名前の漢字が一番好き」という共通点であった。
あるクラスでは、最初の質問が、
「どんなときにしあわせを感じるか?」
そろうわけがない!笑
でも、お互いを理解しあうには最高の質問だ。
「そもそもなんでこれをやっているのか?」を理解していないと、できない質問。
で、回答が、
A:日常(マインドフルネス)
B:これいいなって思うとき(これ≒かわいい生き物)
C:寝てるとき、食事
D:ゲーム、寝てるとき、食事、入浴、運動(≒Aの日常だ!)
E:生きていると実感するとき。物に触れる。誰かと話す。
F:平和だなあって思うとき(静けさの中に、鳥の鳴き声)
G:寝てるとき、ゲーム、野球やってるとき
これ、小・中学生の回答か?!笑
ゲームと野球が、囲碁・将棋とゲートボールだったら、もはや古希レベルだろ。
いや、最近はゲームを楽しむお年寄りも増えたか。
人によって幸せは違うけれど、老若男女とも幸せは自分のまわりにあることは一緒だから似通っているのか、
対話を重ねることでたくさんの考えに触れていたら成長が自然と加速し、気が付いたらおじいちゃん、おばあちゃんになれる教室ということなのか。
とりあえず、アリ窓は、子どもらしく自分を発揮していたら、いつのまにかお年寄りになっている教室らしい!笑
これって、精神と肉体が反対の浦島太郎だな。
でも、この竜宮城(アリ窓)は、浦島太郎のように孤独にはならない。
卒業後も繋がっていられる仲間が全国にできる。