君にその覚悟はあるか
noteに参加していると、投資関係の方が「スキ」を飛ばして突如フォローしてくれることがあります。
いや、ありがたいんやけどね。
これもご縁なのでフォローするしないにかかわらず1記事は読ませてもらうことにしています。
中にはフワフワと軽い感じの方もいて。
「人様にお金のアドバイスをすることがどういう意味を持つのか知っているのかな」と首を傾げてしまいます。
私は新卒の頃、投資会社の営業をしていました。
アポ取りの電話をかけまくって、相場の上がる下がるを唱えたり、地金を売ったり。
いろんな場所で職歴を話すと、何でそんな仕事してたんですか?と言われます。
大学受験に失敗した団塊ジュニア兼就職氷河期世代なので、仕事を選んでいる場合じゃなかったのです。
正社員として合格したのがそこだけだったし。
なんてったって大卒の60%しか正社員として就職できない時代でしたから。
私の営業トークを聞いて契約を結び、儲けたお客様もいればタイミング悪くそうならなかったお客様もいます。
ハイリスクハイリターンの世界です。
ただ、私から地金を買って今も手放さずにいる方がいたら、値が購入時の5倍くらいに上がっているので喜んでくれているとは思いますが。
当時、同業他社の人がお客様に後ろから刺される事件がありました。
つまり、私が伝えたいのは、投資を仕事にすればそういう危険性を伴うということ。
法に則り正常な契約と取引の上で行われていてもあり得るのです。
それはその仕事を辞めてからもずっしりのしかかってきます。
私も投資の仕事をやめた後10年くらいは、梅田の雑踏を歩いている時などに刺されるんじゃないかと不安に怯えたことが何度もありました。
いくら不景気だったからといって何であの仕事についたんだと、寝る前に後悔して眠れなくなった夜も数えきれません。
軽い気持ちで投資の仕事をしている皆さん。
今は気分がハイで周りは似たような人ばかりだから気がついていないかもしれません。
そこはかとなく心の片隅で小さくなっている素の感情がいつかあなたを攻めてきます。
この仕事に少しでも着いたらもう逃げられません。
ある程度の覚悟をしておくことをオススメします。
すべて背負うつもりでいる方は、どうぞ体に気をつけて心を鋼にして取り組んでくださいね。