今日の私を整えるハチの呼吸法
蜂の呼吸(ブラーマリー呼吸法)は、
ヨガの呼吸法の一つで、
リラクゼーションやストレス軽減に役立つとされています。
最近、出勤途中の車の中で
この蜂の呼吸法を行うようになりました。
車内ではAudibleで本の耳読をすることも多いのですが、
出勤前に蜂の呼吸法を行うことによって、
頭の中の雑念から『今この瞬間』にフォーカスできるようになり、
集中力があがるようになりました。
自然体で集中力をキープできるようになると、状況判断能力も冴え、自分のやるべきことに選択と集中をもって取り組めるようになりました。
蜂の呼吸法は指で耳を塞いで行うのですが、車内で運転中に耳を塞ぐことなどはできないので、発声だけ蜂の音を出して行っています。
それでも十分に効果はあると感じています。
基本的な蜂の呼吸を行う手順は
以下の通りです。
快適な座り方をとる:ヨガマットの上にクロスレッグ、ハーフロータス、または椅子に座っても構いません。
背筋をまっすぐに伸ばし、肩をリラックスさせ、両手を膝に置きます。
眼を閉じる:目を閉じて、外部の刺激から遮断します。これは集中力を高め、リラックスをサポートします。
深呼吸をする:口を閉じ、鼻から深くゆっくりと吸います。吸い込むときにはお腹を膨らませます。その後、同じように鼻からゆっくりと息を吐きます。これにより、呼吸がリラックスし、体が酸素で満たされます。
指で耳をふさぐ:両手の親指で耳を軽くふさぎ、その他の指をにまぶたに当てて、目をふさぎます。指の軽い圧力が耳にかかるだけで十分です。
蜂の音を出す:口を閉じたまま、鼻から息をゆっくりと吐きます。吐きながら、声帯と喉を使って「ブーーン」という蜂の鳴き声に似た音を出します。この音を出すために、喉を振動させるようにします。
呼吸を続ける:息を吐き切ると、また深呼吸をして、このサイクルを繰り返します。通常、5から10回の蜂の呼吸を行います。
呼吸を静かに戻す:蜂の呼吸を終了したら、指を耳から取り、通常の呼吸に戻します。ゆっくりと目を開け、深呼吸を通じてリラックスを保ちます。
蜂の呼吸は、
心地よいリラックス感をもたらし、
精神的な静けさをもたらします。
日常生活でストレスが多い時や瞑想の前に特に効果的です。
他、蜂の呼吸法の効果として
集中力向上: 蜂の呼吸は注意力を高め、心をリフレッシュし、精神的な明晰さをもたらすのに役立ちます。
不眠症の改善: 蜂の呼吸は、不眠症の症状を緩和するのに役立つことが報告されています。
頭痛の緩和: 蜂の呼吸は頭痛や片頭痛の症状を和らげる助けになることがあります。
血圧の調整: 正しい方法で実施すると、蜂の呼吸は血圧を調整するのに寄与することがあります。
心拍数の安定: 蜂の呼吸は心拍数を安定させ、心臓と自律神経系にポジティブな影響をもたらすことがあります。
自己調整と制御: 蜂の呼吸は感情の自己調整に役立ち、怒りや不安などの感情をコントロールするのに役立つことがあります。
あと蜂の呼吸中に発する声そのものに、体にポジティブな効果をもたらすといわれています。
以下に、蜂の呼吸中の声が体に及ぼす効果を説明します。
リラクゼーション: 蜂の呼吸中に発する蜂の音は、リラックスを促進する助けとなります。この特別な音は、身体的な緊張を緩和し、心地よい感覚をもたらすのに役立ちます。
声帯と喉のリリース: 蜂の音を出すために声帯と喉を振動させることは、これらの筋肉をリリースし、緊張を和らげる助けになります。
声の共鳴: 蜂の音は頭蓋骨内の声響板に共鳴し、リラックス効果を増強します。この共鳴により、ストレスが緩和され、心地よい感覚が強化されます。
自己調整: 蜂の音を発することは、声をコントロールし、自己調整する機会を提供します。これにより、感情の管理やストレス対処能力が向上することがあります。
マインドフルネス: 蜂の呼吸と音はマインドフルネスを奨励し、現在の瞬間に集中するのを助けます。このことが、ストレス軽減やリラクゼーションに寄与します。
蜂の呼吸中の声は、呼吸法の一部として、
心と体のリラックスを助け、ストレスの軽減に貢献します。声を出すことで、感情の表現や解放も行えます。
呼吸(息)の方法は『生き方』にも通ずるといわれています。
朝のひとときに蜂の呼吸法をぜひ取り入れて大切な一日を過ごしてみませんか?
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