土地の旬のものをいただく贅沢
だんだんと日差しが強く、夏を感じるようになってきました。ああ、あっという間に、春も過ぎ去ってしまうんだな。
今年の春の振り返り。知人からわらびをいただきました。今回はあく抜き済みのもの。あ、ありがたい・・・。去年はあく抜き前のわらびをそのままいただき、初めてわらびのあく抜きに挑戦したのでした。
下処理があるものってとたんにめんどくさい・・という気持ちが全面にでてしまうのですが、やってみれば案外簡単だったり、満足感を得られたりするものです。何より、一度自分でその手間を経験すると、あく抜き済みのものをもらうとありがたみがすごい。何事も、やってみなくてはいけないですね。
これで今年の山菜は最後だろうな。山ウドに、タラの芽に、こしあぶら、そしてわらび。今年もたくさん春の恵みをいただきました。また、来年のお楽しみ。
その土地の旬のものを、そのときにいただくということの贅沢。薬膳のお話をするときには、いつも必ず、「とにかくその土地の旬のものをたっぷり食べましょう!」とお話します。同じ日本でも、土地によって結構気候は違いますよね。自分の住む地域で採れたものは、私自身と同じ気候条件の中で、その条件に適応して大きく成長してきたもの。当然その気候で生き抜く力をたっぷり蓄えているはずです。せっかくなので、その自然の蓄えたエネルギーをちゃっかりもらってしまいましょう。それは何よりの贅沢です。
漢方の考え方では、私たち人間は自然の一部。住んでいる地域の自然環境や気候に、良くも悪くもたくさんの影響を受けています。地元の野菜を食べていると、その土地とともに生きている感じがして、なんだかますます自分の住む地域に愛着が湧いてくる気がします。
こころからだ漢方
natsume
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