「やせなきゃ幸せになれない」の呪縛から解き放たれるために、つぶやきたい言葉
気が付くと自分の至らなさばかりに目を向けて、
こういう所が足りないだとか、ここが不十分だとか、
グルグル考えこんでしまう頑張り屋さんのあなたに捧ぐ。
世の中には、かつてないほどの情報が溢れかえっている。
たとえばそれは、健康のために良い〇〇!といったもののことで、
その食材がテレビで取り沙汰されれば、
即スーパーで売り切れてしまうといったような類のもの。
きっと誰しもが、その流行の渦に巻き込まれたことがあるのではないだろうか。前々から普通に買っていた食材が、ある日突然品切れしていたり、価格が上がっていたり。
最近の私と言えば、サバ缶ブームの時に巻き込まれ、買えなかったことが多々ある。昔を思い出すと、突然ココアが売り切れていたり、バナナが買えなかったり、なこともあった。
ある女性の話をしよう。
その方は、テレビなどで健康情報を集めては、それらの食材を食べることに一所懸命だった。アマニ油、エキストラバージンオリーブオイル、
ヨーグルト、高カカオポリフェノールのチョコレート、
ナッツ類などなど。数えだせばきりがないほど多くの情報を手に入れ、からだに入れ。それを繰り返していた。
(もちろん、これらひとつひとつの食材が悪いわけではない。)
そして、どうなったのか??
あっという間に、3kg太ってしまったのだそう。さらに、医者には体重を減らすように言われるという始末、、、
健康づくりのために、良かれと思って情報を集めて集めて、
からだに詰めこんで詰めこんで、頑張ったのに!!まさかの逆効果になるという残念な状況。むしろ、何もしないで今まで通りの方が、医者にやせるように言われない体型だったのになぁ、なんて、他人に言われてはじめて気がついたりして。実はこういう残念な話は、よく聞く話。
やせたい!と思って、流行りのダイエットを頑張り、続けられず挫折。
リバウンドを繰り返して、自己嫌悪に陥る。それは極端な食事制限で筋肉がやせ細り、基礎代謝量が落ちて、どんどん燃えにくいからだをゲットしていくという悪循環のやつだったりとかして。
わたし達は、一体どうしたらこの「負の連鎖」から抜け出せるのだろうか。今のわたしは、不十分だと自らに烙印を押して、
無理やり頑張って結果自分自身を痛めつけてしまう行為を、いつまで繰り返すのだろうか。
「あとちょっと、やせれば、その分もう少しだけ自分を好きになれるのに。」
ふとした瞬間に、そんな考えが頭をよぎる。そもそも、わたし達は、本当に、今のままでは不十分なのだろうか。
「やせさえすれば、しあわせになれる」は、真実だろうか。
もしかして、誰かにそう思わされているだけではないだろうか。
もしかして、自分自身でそう思い込んでいるだけではないだろうか。
大切なことは、生きているだけで価値があると、
心が感じること。
どんな時も、
しあわせな私を選択する自由があると知ること。
そして「やせても、やせなくてもしあわせになれる」という事実を認めて、シンプルにそれを選ぶことなんだと思う。
「やせなきゃ、幸せになれない」の呪縛から解き放たれるために、思い出して呟きたい言葉がある。
Choose to be happy.
その瞬間、瞬間、自分にとっての幸せを選び取ることを決めよう。
決めさえすれば、
いま、この瞬間から、強く生きることができるのだから。