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ちはるのファーストコンタクト(2017年)

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2017年に書かれたマガジン「ちはるのファーストコンタクト」の記事をすべて収録しました。300本以上あります。
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#アドラー心理学

【本】深沢 孝之編著『思春期・青年期支援のためのアドラー心理学入門』:思春期の若者にフォーカスしたアドラー心理学

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。 深沢 孝之編著『思春期・青年期支援のためのアドラー心理学入門―どうすれば若者に勇気を与えられるのか』(アルテ, 2017) ■要約思春期・青年期の若者をアドラー心理学からどのように捉えることができるか、またどのように支援できるかということについて知ることができる。ライフスタイルは小学校時代までに形成されると考えられてきたが、中学・高校時代(思春期)に大転換する場合もある。その時期に3つのライフタスク(仕事・

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教える技術もアドラー心理学も、社会人のリカレント教育(学び直し)という視点で捉えたい。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問がないときは、フリーテーマで書いています。 2017年もまもなく終わりです。時間があるうちにふりかえっておきましょう。 今年もいろいろなところで講座や研修をしました。テーマは、大きく分けて「教える技術」と「アドラー心理学」の2本です。近年は「この2つを融合させてください」というリクエストも増えてきました。出自はまったく異なるこの2つですが、実践場面では親和性が高いと感じています。 教える技術もアド

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「人生についてのメタ認知」としての生涯学習

水曜日はフリーテーマで書いています。 先日の教育工学会研究会では、エクステンションセンターの受講生のアンケート調査から、その受講動機として「成長と仲間」モデルというものを提示しました。こんな感じのものです。 発表が終わって質問を受けたところ、「文化的なもの、教養的なものを求めてエクステンションの講座を受けることもあると思います」というコメントをもらいました。確かにそうです。自分の専門を深めたり広げたりするのが一義でもなく、仲間を作るのが一義というのでもなく、文化的・教養的

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【アドラー実践講座】#08 まとめとふりかえり【最終回】

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。早稲田大学エクステンションセンター中野校で開講中の「アドラー心理学実践講座」からの話題を取り上げてお届けしています。 今回は全8回の最終回です。まとめとふりかえりをします。これまで以下のような内容を扱ってきました。 01 「アドラー心理学」とはどんな心理学か。 02 自分のやりたいことがわからないと考える「自分」。 03 「勇気」とは人生の課題に対して共同体感覚にしたがって対応すること。 04 自分が所属しようとする「共同体

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【アドラー実践講座】#07 共同体感覚とは何か

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。早稲田大学エクステンションセンター中野校で開講中の「アドラー心理学実践講座」からの話題を取り上げてお届けしています。 今回は第7回目「”共同体感覚” をコントロールする」です。 共同体感覚(Gemeinschaftsgefühl, Community feeling, Social interest)はアドラー心理学の中心概念です。それは自己への関心(Self interest)から他者への関心への拡張ということです。自分を

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【アドラー実践講座】#06 自分のライフスタイルとうまくつきあう。

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。早稲田大学エクステンションセンター中野校で開講中の「アドラー心理学実践講座」からの話題を取り上げてお届けしています。 今回は第6回目「”ライフスタイル” をコントロールする」です。 私たちが他の人を見るときは、その人の性格に注目することがあります。たとえば「おとなしい、社交的、嫉妬深い、サバサバしている」などです。このようにラベルづけしておくと、その人の行動が予測できるので便利だからです。しかし、その予測はしばしば外れます。

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【アドラー実践講座】#05 感情の意味を知ればコントロールすることができる。

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。早稲田大学エクステンションセンター中野校で開講中の「アドラー心理学実践講座」からの話題を取り上げてお届けしています。 今回は第5回目「”感情” をコントロールする」です。 心理学では、感情 (affect) は持続する状態、情動 (emotion) は一過性のものとして区別しています。しかし、一般的には両方をまとめて感情と呼んでいます。 基本的な感情には以下のものが挙げられます。 ・ポジティブな感情:楽しさ、満足、安心、

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【アドラー実践講座】#04 自分が所属しようとする共同体は自分自身で選ぶことができます。

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。早稲田大学エクステンションセンター中野校で開講中の「アドラー心理学実践講座」からの話題を取り上げてお届けしています。 今回は第4回目「"所属" とは何か」です。 アドラー心理学では、人はまず所属(belongingness)を求めると考えます。なぜなら一人では生きていくことができないからです。小さいときには所属は生存のために必要です。成長してからは、所属は安全(家族)、遊び(友人)、生業(同僚)のために必要です。 この回は

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【アドラー実践講座】#03 「勇気」とは人生の課題に対して共同体感覚にしたがって対応すること。

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。早稲田大学エクステンションセンター中野校で開講中の「アドラー心理学実践講座」からの話題を取り上げてお届けしています。 今回は第3回目「"勇気" とは何か」です。 こんな質問から始めました。 職場の特定の人と理解しあえません。 もはや話もできません。話をしなくてはならないときは、勇気が必要です。 どうしたらいいでしょうか。

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【アドラー実践講座】#02 自分のやりたいことがわからないと考える「自分」。

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。早稲田大学エクステンションセンター中野校で開講中の「アドラー心理学実践講座」からの話題を取り上げてお届けしています。 今回は第2回目「"個人" とは何か」です。 こんな質問から始めました。 自分の好きなこと、やりたいことが よくわかりません。 “自分”とは一体なんなのでしょうか。 それに対する受講生からのアドバイスはこのようなものが出てきました。 ・あれこれ考えなくて、ただ歩いていればよい。 ・どんなときにハッピーなの

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【お題拝借】アドラー心理学は中学・高校生に人生の地図と指針を与えてくれるでしょう。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問がないときは、フリーテーマで書いています。 今回は、purewhitejuniorさんから質問をいただきました。 フリーテーマの日曜日に投稿すべきかと思いつつ、この記事に投稿させていただきます。アドラー心理学は大人に人気ゆえ、アンドラゴジーのイメージがありますが、発達心理学でいえばアイデンティティ形成期の中高生にこそ学んでもらいたいなあ、と個人的には思います。学ぶというより、触れる、あるいは立ち寄る

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【本】杉田隆史『正しく悩む技術』:健全なあきらめ方、そのバランスの考え方を教えてくれる。

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。 杉田隆史『正しく悩む技術』(実務教育出版, 2011) ■要約悩みの公式は「〜したいのに(意識)〜できない(無意識)」あるいは「〜したくないのに(意識)〜してしまう(無意識)」という心の葛藤だ。この葛藤状態を維持するために「自己嫌悪」を作り出す。つまり、「本当は理想的な自分を目指しているのに、現実はダメな自分だ(でも仕方ないよね)」という自己嫌悪感情を作り出して、自分を安定させる。この無限ループから抜け出

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【アドラー実践講座】#01 アドラー心理学とはどんな心理学か。

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。 今週から、早稲田大学エクステンションセンター中野校で、アドラー心理学実践講座が始まります。毎週木曜日の19:00〜20:30で、全8回で開かれます。毎週、仕事帰りの受講生が中野のエクステンションセンターに集まって、講座が進められます。 エクステンションセンター中野校でのアドラー講座は2014年から始まりましたので、今年で4年目となります。毎講座満席となる50人前後の方に参加していただき、スタッフ一同うれしく思っています。

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怒り感情が起きたら、それをやり過ごしたあと何か問題なのかを考えるトレーニングをする。(感情論#08【最終回】)

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。ここしばらくは「感情」についての連載をしています。今回は「感情」の最終回です。 前回までに、おもに、怒りや不安、後悔というようなネガティブ感情を中心として、アドラー心理学の立場から見てきました。これまでの内容をまとめてみると以下のようになります。 ・感情は、感情(emotion)と情動(affect)に分類できる。情動は、特定の対象に対して短時間しか持続しないのに対して、感情は対象を特定しないで長時間持続するという特徴がある

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