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たまの、暮らしの。

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岡山県の港町、玉野市で暮らす私の移住日記です(2023年4月末~)。 玉野ならではのゆるやかな時間なかで、気づいたこのまちのよさや暮らしの延長で思考したことを書いています。
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記事一覧

「みんなで守ろう!おいなりさん」プロジェクト ーお祭り出店を経ての記録

私が移住した玉野には、何十年と続くお祭りがいくつもある。そのなかのひとつ「築港夜市」に、…

日常と仕事をグラデーションに。その加減に苦戦しています

あっというまに8月になった。猛暑で体も心もやられそうな日々が続いているが、そんな最中に私…

20代、最後の1年の始まり

スッキリした気持ちで迎えよう! 20代最後の1年をどうスタートしたいか考えた結果、誕生日の…

二度の大波到来、そして生還理由の備忘録【2024年5月振り返り】

正直5月は絶不調だった。 瀬戸内海ではめったにみられないような、大波が来ては去り、去った…

13年以上探していた、「帰りたい場所」での葛藤【2023年振り返り】

ずっとずっと、探していた。「帰りたい」と思えるような居場所を。 明確に探し始めてから、13…

好きなものを「好き」と言えるようになった。けれど、

先日、友人が私の住むまち「玉野」に来た。 この友人が来てくれるのは初めてだったけれど、ほ…

移住にまつわる散文(ビアガーデンにて)

予定より遅れて、移住した玉野のビアガーデンへ行ったときのこと。7〜8人が囲む席に知った顔が見えて、思わず駆け寄った。 隣の席にあった椅子を移動させて席につく。ぐるりとみなさんの顔を見ると、待ち合わせていた人もそうでない人もいて、でも全員の顔と名前が一致した。これはすごいことだなと思う。 気がつけば、移住して4ヶ月が経っていた。 ◇ そもそも私は、固有名詞を覚えるのが苦手なのだ。よって失礼ながら、人の名前を覚えるのも苦手だった。「これはすごいこと」と言ったのは、「こんな

心地よかったはずのルーティンに飽きた

玉野に移住してから、自分の暮らしをもっと楽しむためにルーティンをつくった。5時に起きるこ…

雲を例えて遊んでいる

口を開けば海のことばかりを話してしまうが、思いのほか空も好きらしい。空の写真を撮っている…

個人の暮らしの延長が、まちになってゆく

玉野市に移住して、もうすぐ3ヶ月が経とうとしている。 あっという間だなあという気がする一…

このまちに住んでよかったこと【うみまち交換日記 vol.1】

これを書いている今日の天気は、曇り。海には霧がかかっていて、どこからが海で、どこからが雲…

指をくわえて見ているのは嫌。だから今、瀬戸内にいる

先日、誕生日を迎えた。何か特別なことがあったわけではないが、瀬戸内海はいつものように、毎…

移住先で出会う人々の雰囲気を、言語化してみる

宇野で出会う人々は、なんだか似た雰囲気を持っている気がする。私のように、移住者が引き寄せ…

朝型 かつ就業時間を前倒したら、移住先の暮らしがもっと楽しくなった

岡山の港町・宇野に移住してきて、1ヶ月半くらいが経った。晴れの日でも雨の日でも、何でもない日でも、瀬戸内海の美しさに惚れ惚れしている。この場所の空気をできるだけ多く感じたいと思ううちに、私は時間の使い方を考えるようになった。 『時間とムダの科学』(大前研一・ほか著)によると、人間が変わる方法は「時間配分を変える」「住む場所を変える」「付き合う人を変える」の三つの要素しかないという。 今の私は自分を変えたいと思っているわけではないけれど、移住をして、「住む場所」と「付き合う