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Oneリハ-1から学ぶ運動器リハビリ-

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【PT初学者向けマガジン】 運動器リハビリの臨床でつまづききやすい「病態解釈・評価・アプローチ」のポイントを整理し、その解説と視点をまとめた記事を配信しています。
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記事一覧

カフトレーニングを考える

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月は股関節・膝関節・肩関節・脊柱の記事を配信しています。 ▼今月の配信記事はコチラ▼ ※来週は脊柱編を配信予定(ライター:塚田悠平) https://note.com/mryp2 私が今回、担当するテーマは「肩関節」 臨床で多くみる肩関節疾患では、肩関節周囲炎や腱板損傷、投球障害肩などを対応することがあるのではないでしょうか。 これら運動器疾患の対応をする上で、局所機能の徒手療法に加え、腱板機能を強化するカフトレーニングを運動療

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上肢疾患に共通した機能障害に対するセルフエクササイズの選択

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今回は、臨床場面での「上肢疾患に対する運動療法」に着目していきます。 上肢疾患に対するセルフエクササイズとしては、各関節周囲のストレッチ、腱板トレーニングや四つ這いexなどは臨床場面でも多く活用することが多いと思います。 まず、臨床で対応する上肢疾患にはどのような疾患が多いでしょうか。 上図にもありますが、肩の挙上制限やテニス肘などの肘外側痛、手首の痛みはよく対応することの多い疾患です。 下肢疾患に対するトレーニングは、スクワット

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ドケルバン病に対する対応-局所機能と運動軸の修正-

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月は「上肢疾患」をテーマに配信しています。 ーーーーーーーーーーーーー 今回、私は上肢疾患の中でも 「手部疾患」について担当していきます。 臨床上対応することの多い手関節・手部疾患では以下のようなケースに遭遇することが多いのではないでしょうか。 そこで、 今回は母指側の手首の周囲の痛みの代表的な 「ドケルバン病」について整理していきたいと思います。 「ドケルバン病」はスマホの過使用や育児での子供を抱っこしたりすることで起こるこ

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肘外反アライメントの修正法

臨床+.の今月の配信は「肩関節と他関節機能」と配信しています。 動画配信では肩関節の動作にも関与する肘のマルアライメントの修正方法を段階的にまとめていきます。 ①肘の外反とは |生理的外反と異常運動 ②外反異常運動の動態 |なぜ異常運動をきたしてしまうのか? ③肘外反の評価 |アライメント |関節機能評価 ※動画解説 ④アプローチ |セルフコンディショニング方法 ※動画解説

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野球肩をみる-投げると痛い!なにを考える?-

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月の配信テーマは「肩関節疾患」 私が今回担当するのは、 病態の把握が難渋しやすい 「野球肩」についてまとめていきます。 外来リハビリテーションの現場でよく遭遇する「投球時の痛み」 臨床で対応する“投球時の痛み“では 以下のような悩みが多いのではないでしょうか。 そこで今回は野球肩がよくわからない方向けに、 投球動作と肩の痛みについて掘り下げていきたいと思います。 ■野球肩とは投球障害とは、投球動作の繰り返しにより肩や肘にストレ

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クロスサポートメカニズム‐Exerciseへの応用‐

臨床+動画について今回は佐藤が担当していきます。 前回、「足部からみる!股関節」をテーマに記事を配信しました。 股関節疾患をきたす要因として足部構造の破綻や機能低下による遠位の問題が誘因と考えられる痛みの発生は臨床上でもよく見られることがあると思います。 足部アライメント不良による上行性の影響も痛みやインピンジメントの問題を分析する上で押さえておきたいポイントとなります。 そこで今回は、 足部アーチ機能に着目してエクササイズをまとめていきます。 ■クロスサポートメカ

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足部からみる!股関節

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月のマガジンのテーマは 「他関節からみる下肢疾患シリーズ」です。 上記に掲載した今月の臨床+の配信に引き続き、 私は足部からみた股関節をテーマを担当させていただきます。 臨床上で対応することの多い股関節疾患は 以下のようなものが挙げられます。 股関節が構造的に破綻したケースを除き、 これらの痛みは股関節機能に加えて、 他関節からのメカニカルストレスを理解する必要があります。 臨床上で悩みやすいこととして、 股関節の機能障害が局所

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腰椎分離症-運動復帰を目指す運動療法‐

臨床+3週目を担当する佐藤康です。 今月の臨床+のテーマは「腰部疾患」 私は、成長期のスポーツ障害として対応することの多い 「腰椎分離症」について配信していきます。 腰椎分離症は成長期のスポーツ障害で臨床場面でも対応することの多い疾患の一つであり、腰痛の長期化により競技パフォーマンスにも大きく左右する障害のひとつであるといえます。 今回は、腰椎分離症を引き起こしやすい動作パターン(特徴)とスポーツ復帰に向けた運動療法を中心にまとめていきたいと思います。 ■腰椎分離症の

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梨状筋症候群 -運動療法を考える-

いつも臨床+をご覧いただき、ありがとうございます。 臨床+3週目を担当する佐藤です。 今月の臨床+テーマは「股関節」 今回は坐骨神経症状が特徴的であり、 腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別が必要な 梨状筋症候群についてまとめていきます。 外来での運動器疾患を担当している方は 経験したことのある疾患ではないでしょうか。 今回は障害の誘因となる姿勢や動作による機能不全から考える運動療法の戦略・選択について考えていきます。 今回のnoteの流れは まず股関節の構造体・解剖学をおさ

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半月板損傷術後-競技復帰に向けた戦略-

臨床+3週目を担当する佐藤康です。 今月の臨床+のテーマは「膝関節疾患の術後対応」です。 今回、私はスポーツ場面でのケガも多くみられる 「半月板損傷」についてまとめていきます。 術後のリハビリテーションでは、術後の関節水腫(水がたまった)や疼痛を防ぎ、再損傷を予防しながらスポーツ復帰を果たすことが第一目標です。そのためには、損傷の要因となる異常動作の改善を図り、各動作・トレーニングを開始を許可する時期に、オーバーストレスとならないよう見極める必要があります。 その対応に

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<膝の痛み>運動療法で改善するための戦略

臨床+の佐藤康です。 今月の臨床+は「膝関節疾患」がテーマです。 今回、スポーツ障害の膝関節疾患でもケースの多い 「膝の前方障害」についてまとめていきます。 膝痛のスポーツ障害として ・オスグッド‐シュラッター病 ・膝蓋靱帯炎(ジャンパー膝) が代表的に挙げられます。 主にランニングやジャンプ競技にて多く見られますが、対応が不十分であると、痛みが残存しスポーツ復帰に難渋することも経験したことはあるのではないでしょうか。 これらのスポーツ障害は局所機能である炎症・疼痛の

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足関節内反捻挫の対応

臨床+の佐藤康です。 今月の臨床+は「足関節疾患」がテーマです。 今回、私は足関節疾患でも他関節疾患との関わりの深い 「内反捻挫」についてまとめていきます。 内反捻挫の対応について、臨床ではリハビリオーダーのされない環境もあることを聞くことがあります。内反捻挫を経験したスポーツ選手や一般の方は数多くいらっしゃいますが、経験した多くの方が「ほっといたら治った」と話します。 自分がスポーツをしていた学生の時、捻挫を繰り返した経験がありますが、私もほっといたうちの一人です。

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Jones骨折の対応

臨床+ライターの佐藤康です。 臨床+では臨床場面でのつまづきやすいポイントや捉えにくい現象の考え方について発信していきたいと思います。 今回のテーマは「Jones骨折の対応」について 先々週にマガジン内で配信しました「Jones骨折」の記事にて競技復帰まで段階的な対応がまとめられています。 ぜひ併せてご参照ください。 私は上記記事と少し視点を変えて、 足部をみることに主眼を置いた内容をまとめていきます。 私は整形クリニックで理学療法士として勤務する傍ら、スポーツ障害

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投球動作と胸郭

胸郭の動きって複雑でわかりにくい。。。 「胸郭」の運動の理解に苦手なイメージを持つ方は多いかと思います。 今回は胸郭の運動について、投球動作を通して解釈していきます。 投球動作は下半身の力を体幹を経て上肢に伝達してボールが投げられます。 そのため、体幹部分の機能低下は上肢機能に不十分な伝達となり、上肢の過剰な運動を招いたりすることで、投球障害をきたす一要因となります。 投球障害をきたす選手の胸郭は下部胸郭(肋骨)が閉鎖し、その拡張運動が低下した形状を取りやすくなるこ

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