クロスサポートメカニズム‐Exerciseへの応用‐
臨床+動画について今回は佐藤が担当していきます。
前回、「足部からみる!股関節」をテーマに記事を配信しました。
股関節疾患をきたす要因として足部構造の破綻や機能低下による遠位の問題が誘因と考えられる痛みの発生は臨床上でもよく見られることがあると思います。
足部アライメント不良による上行性の影響も痛みやインピンジメントの問題を分析する上で押さえておきたいポイントとなります。
そこで今回は、
足部アーチ機能に着目してエクササイズをまとめていきます。
■クロスサポートメカニズム
クロスサポートメカニズム
腓骨筋-後脛骨筋の交差部分で足関節底屈時の安定性を得る機能
足関節底屈運動の代表的なトレーニングとしてCalf raiseが挙げられます。
Calf raiseにおける下腿三頭筋の効率的な筋収縮を得るためには、足部の内外反を制動する腓骨筋-後脛骨筋の作用が重要です。
腓骨筋・後脛骨筋のそれぞれ単独の運動療法を十分に行うことが多いと思いますが、荷重下でのトレーニングをすると動作やアライメントのエラーがみられることも少なくないのではないでしょうか。
足部アーチの機能したアライメントの保持には、内在筋・外在筋の強化を段階的に行っていく必要があります。
■Exerciseへの応用
ここからは足部アーチの強化を目的とした
運動療法について動画で解説していきます。
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