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対話の場・実践レポート

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実際に行っているワークショップ・戦略的な話し合いのレポートをこちらにまとめています。
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#教育

傷ついた心はトンカチでは治らないし、電車の故障は抱きしめても治らない

傷ついた心はトンカチでは治らないし、電車の故障は抱きしめても治らない

私は会社の経営者であり、ファシリテーションを生業とする者です。

チームづくりや会議進行を「特技」としてやりはじめて15年ほど、生業として5年目になります。数々の現場での手応えと違和感を重ねた今、人の育ちやグループをリードしていく仕事、つまりは、支援や教育に関わる方と、一緒に考えてみたいことがあります。それはこうです。

長期的に組織の自律や内発性を育もうとした時、社会で起こるべき変化が起きるよう

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「しつけ」から「見守り」へ|”宇宙船地球号ミッション”でこどもたちが置かれている環境を変えたい

「しつけ」から「見守り」へ|”宇宙船地球号ミッション”でこどもたちが置かれている環境を変えたい


宇宙船地球号ミッション🌏⚡️🚀そんなミッションのもと、科学コミュニケーション、対話、デザイン思考などを2日間で横断的に体験を通じて学ぶ、小学生向けゲーム型ワークショップが、「宇宙船地球号ミッション!」です。

はじまり〜いま
この事業は、最初、2019年、札幌市事業としてはじまりました。「コロナの環境下でも、子どもたちが主体になって楽しくつながりながら、SDGs・環境について学べないか。」

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こたえのないものをともにつくる|アーツ前橋アーティスト・イン・スクール

こたえのないものをともにつくる|アーツ前橋アーティスト・イン・スクール

前橋の高校で二日間にわたってのアート思考と対話の参加型授業をやってきました。

見た目には、体育館で身体や絵を使った遊びをしました。

ねらいは、「こたえのないものをともにつくる」ための練習の仕方を知ること。

みんなで納得できるように、こたえのないものをともにつくろうとする時、“こうすべき”は役に立たない。ひとりひとりの“ほしいもの・したいこと”の積み上げで、納得できるものが生まれる。

そこで

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こどもの教育のために必要なのは、おとなのアンラーニングと思った出来事

こどもの教育のために必要なのは、おとなのアンラーニングと思った出来事

SAPPOROこども特派員2021🌏今年度の取組を終えた。

多文化共生のために、子どもたちが外国人にzoomでインタビューをして発表する。ポイントは、動画を使った反転学習と、miroをつかって集合知を見える化すること。大学生がそれをサポートする。

外国人という他者との対話、観察に基づくデザイン/編集という人材教育と、コミュニティビルディングをサポートするのが、私たちだ。

たくさんの観察と学

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