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タコライスやタコスに活用◎大豆ミートで作るベジ・タコミートのレシピ

8月上旬に参加した、食のビジネスメディアYellowpageさん主催のタコス・イベント(連載「新 日本食レポート」を書かせてもらってます)。
コーントルティーヤ(タコスの皮)から手作りし、焼きたてのトルティーヤに好きな具材を包んでいただく本格的かつとても楽しい会でした!

当日、参加者はそれぞれタコスに合う調味料などを持ち寄ることになっていたので、私は大豆ミートで作るタコミートを持参♪

タコスは基本お肉がメインとなるお料理ですが、その中にベジ仕様という選択肢があっても面白いかなと。また、お肉が好きな方々にもプラントベースのお料理を食べてもらい感想を伺ってみたい気持ちもありました。

本格的!タコス・イベントの様子
大豆ミートで作るタコミート

他の参加者の皆さんが食べてくださり、プラントベースのお料理を初めて食べたという方も含め「美味しい!」との感想をもらえたので、このベジ・タコミートをレシピ化してみることにしたのでした!

焼きたてコーントルティーヤと
ベジ・タコミートでタコス♪

一般的に、大豆ミートのイメージでよくあげられるのは「味が付きにくい。」「コク(うま味)が足りない。」「大豆ミート特有の香りが気になる。」など。

しかし、以下のポイントを意識して作ると、美味しく仕上げられるのです。

  • (乾燥タイプの大豆ミートを水で)戻したあと、しっかり水切りすること

  • 味付けの際、食材や調味料のうま味成分を大豆ミートへしっかり染み込ませること

今回は、干し椎茸・ニンニク・タマネギ・セロリ・きのこ(エリンギ)・トマト・醤油などの食材を使い、大豆ミートの中にうま味の層を作っていくイメージで、ベジ・タコミートを作ります。

なお、このベジ・タコミートはタコス用だけではなく、タコライスやピザの具材として、またパスタ、グラタンなど、様々な料理にアレンジ可能。

冷蔵での保存は4、5日が目安ですが、冷凍で2週間ほど保存できるため常備菜としてもオススメです♪

ベジ・タコミートの作り方

プラントベースやグルテンフリーの食生活をしている人も食べてもらえるレシピです。

材料

作りやすい分量(タコライスでは約4人分)
・乾燥大豆ミート(ミンチタイプ)50g
・干し椎茸 15g
・タマネギ 100g
・エリンギ(またはお好みのキノコ)150g
・セロリ(茎部分)50g
・ニンニク 1片
・エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1杯
・自然塩 適量

味付け用調味料
・干し椎茸の戻し汁 全量
・トマトピューレ 100g
・しょうゆ 大さじ1杯
・みりん 大さじ1杯
・無糖ピーナッツバター(スムースタイプ)大さじ1杯
・タコシーズニング 適量 ※各メーカーの商品ごと適量が異なるためパッケージの記載内容に従い4人前分使用する

材料
大豆ミートと椎茸は戻した後の様子
味付け用調味料

☑︎乾燥大豆ミート・干し椎茸は戻してから使う(戻し方のポイントは下に記載)

☑︎タマネギは紫でも白でもOK。ただ、紫タマネギにはポリフェノールの一種で抗酸化作用がある「アントシアニン」が含まれるので、入手できる場合は使うようにしています。

☑︎しょうゆは今回グルテンフリー仕様のたまり醤油を使用。グルテンOKな人は一般的なお醤油でどうぞ。

☑︎今回使用したタコシーズニングは iHerbで購入した Frontier-Co-Op(フロンティアコープ)商品です。選択肢として様々なメーカー製の商品があるのでお好みでどうぞ。

Frontier-Co-Opのタコシーズニング

下準備

〈調理の1日前〉

干し椎茸は調理の1日前に下準備

干し椎茸 15g を 水 200ml に浸す。
食品用ラップフィルムを水面に密着するように被せ、容器ごと冷蔵庫に入れて12時間〜24時間かけてゆっくり戻す。

☑︎干し椎茸は、使用前にカサをポンポンと軽く叩き内側のひだのゴミなどを落としてから、気になる場合は布巾などを水に濡らし固く絞ってから表面を拭く。
⚠︎水で洗うと水っぽくなってしまうので要注意。

☑︎椎茸の戻し汁(全量)、軸は調理に活用するので捨てずに残しておきましょう。

〈調理当日〉

戻す前の乾燥大豆ミート

乾燥大豆ミートのミンチタイプは、調理前にパッケージに記載された方法に従って戻しておく。

☑︎大豆ミートは戻した後、しっかりと水を切ることで味が染み込みやすくなる。

☑︎どうしても大豆ミート特有の香りが気になる......という場合は、戻す作業(茹でる時)に野菜だしや洋風だし等を加えるのもオススメです。今回は使わずに作っています。

〈調理前〉

切った後の材料

材料を切る。

戻し椎茸
水分をしっかり絞り(戻し汁は残しておく!)カサの部分をみじん切りする。軸は石づきの硬い部分を切り落とし、残りは繊維に沿って薄切りしてから刻む。

タマネギ・セロリ・ニンニク
それぞれみじん切りにする。

エリンギ
他の野菜より少し大きめのみじん切りにする。
※食感を感じやすくするため。


味付け用調味料の準備。

椎茸の戻し汁+トマトピューレ

椎茸の戻し汁とトマトピューレをあわせる。

☑︎もし椎茸戻し汁に、石づきに付着していた破片などが浮いて気になる場合は、戻し汁をキッチンペーパーなどを敷いたザルなどで濾してからあわせるとよいでしょう。

ピーナッツバター+醤油+みりん

ピーナッツバター・醤油・みりんをよく混ぜて、なめらかな状態にしておく。

手順

①材料を炒める

フライパンを中火にかけ、オリーブオイル大さじ1杯をのばし、ニンニクを入れる。

ニンニクの香りをだす

ニンニクの香りが出たらタマネギを加え、塩ひとつまみを振ってから、しんなりするまで炒める。

タマネギをしんなりするまで炒める

セロリを加えて塩ひとつまみを振り、鮮やかな緑色に変化するまで炒める。

セロリを加える

エリンギと椎茸を加えて、ふたつまみの塩を振りかける。エリンギに火が通り、しんなりするまで炒める。

エリンギと椎茸を加える

②味付けをする

炒めた野菜に大豆ミートと調味料を加える

大豆ミートを加えてから、椎茸戻し汁とあわせたトマトピューレ、調味料を加えてなめらかにしたピーナッツバター、タコスシーズニングを加える。

③大豆ミートに味を染み込ませる

大豆ミートに味を染み込ませる

ヘラで全体をよく混ぜながら、フツフツと沸いた状態を保ちつつ、水分を飛ばすように炒め続ける。

水分がなくなるまで炒める

水分がなくなり鍋底が見えるようになったら、いったん火を止めて味見をする。必要に応じて塩で味を整える。

粗熱を取り、清潔な保存容器へ移し替える。

粗熱を取って保存容器へ移す

冷蔵庫へ保存し、4、5日以内に食べ切りましょう。

また冷凍保存も可能です。フリーザーバッグなど入れ空気を抜いて密閉してから冷蔵庫へ保存。2週間を目安に食べ切りましょう。

ベジ・タコミートを使いタコライスを作る

ベジ・タコミートのタコライス

〈タコライス1食分の材料〉
・ごはん 1人前
・ベジ・タコミート 目安1/4量(先に紹介したレシピより)
・レタス 1-2枚
・サルサ 適量(レシピは下に記載)
・ライムのくし切り 1切れ
・お好みのトッピング 適量(パクチー・トルティーヤチップス・チーズなど)


サルサのレシピ

切って混ぜるだけ、簡単サルサ・レシピです。今回は辛くないレシピをご紹介。

辛いのがお好きな方はお好みで青唐辛子を下記材料へ加えてください。(軸・種を除き細かくみじん切りする)

材料
作りやすい分量

・ミディトマト 200g
・タマネギ 50g
・ピーマン 30g
・コリアンダー 大さじ2杯分
・ニンニク 1片
・ライム 1個
・自然塩 適量

手順

①材料を切る

トマト
湯むきしてからザク切りする。

タマネギ・ニンニク・コリアンダー
細かくみじん切りする。

ピーマン
種を取り除き、細かくみじん切りする。

切ったサルサの材料をボウルへ入れる

②味付けする

切った材料をボウルへ入れ、ライム果汁を絞る。塩で味を整える。

③味を馴染ませる
ボウルに蓋をし冷蔵庫へ入れ、2時間〜寝かせる。


〈タコライスに仕上げる〉

完成したベジ・タコライス

お皿にレタスを敷く(洗って水分をよく切ったものを食べやすい大きさにちぎる)

レタスの上にご飯を広げる

ベジ・タコミートをご飯の上にのせる

サルサをのせる

お好みのトッピングを散らし

ライムを全体へぎゅっと絞って召し上がれ♪

食べ応え◎
ベジ・タコライス
いただきます

それでは、また!

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