見出し画像

【きさらぎ書店】ぼんやりとした未来への不安を感じていませんか?/noteを続けるためのたった一つの冴えたやり方①

私たちは生きていると、ぼんやりとした不安感に襲われたり、将来に向けて突然筋トレや英語を学び始めたりすることがあります。

特に20代後半から30代にかけてクォータークライシス、または40代から50代にかけて、ミッドナイトクライシスと呼ばれる自分の人生における根源的な疑問を抱き、「なにか成し遂げなくてはならない」「社会的な役割を持たなくてはいけない」と「何者か」になることを強く望む時期があります。

さらに言えば、現代社会はこれまでの社会と違い、明確な成功のロールモデルが見えづらい世界になっています。若者は諦めながらも、SNSによって渇望させられるという、非常に不安定な状況に置かれ続けているのです。

この記事では、そんな「何者か」を目指すために必要な「習慣力」と「継続力」に焦点をあて、焦燥感からとりあえず始めて見た、運動や学び直しがうまくいかない原因と対処法についてお伝えします。

このような人におすすめの記事です。

  • 将来への漠然とした不安感や焦燥感を感じている

  • 自己肯定感が低く、自分で自分を認められない。無能に捉えてしまっている

  • 自分の才能や能力に限界を感じていて、モチベーションがあがらない

  • 頑張っているのに成果が出ない現状を変えたい

  • noteを継続していきたい

これらの傾向を持つ人は、何事も続けられない自分を責めてしまったり、目標の途中で諦めてしまったりすることがあります。
しかしそれは貴方自身ができないから、ではなく「物事を続けるための方法がわかっていない」からなのです。

今回はこちらの書籍を参考に「自分を変えるための習慣」について見ていきましょう。

1.なぜ私たちは”続けられない”のか?

この記事を読んで下さっている方の中にも、

  • 早起きを習慣づけしようと思ったが、すぐにやめてしまった

  • ダイエットを始めたが、つい食べてしまう

  • 節約を心がけようとしたが、欲しいものがあると財布のひもが緩んでしまう

一度でも、このような経験をしたことがある方がほとんどではないでしょうか?続けられない、習慣化が難しいというのは、人間誰しも起こりうることなのです。

しかし、これまで成功してきた人間は口を揃えてこう言います。
「成功するためには、継続することだ」

例えば、今話題の「大谷翔平」さん。
メジャーリーグ初の「50本塁打・50盗塁」という偉業を成し遂げた彼ですが、そんな大谷選手が高校生の時に書いた、目標達成のためのマンダラチャート(目標達成シート)の中にも「継続力」という言葉があります。

彼は継続力が身につくことで、人間性が磨かれるとも言っています。

同じく野球選手でスターの「イチロー」さん。
イチローもまた努力の人として有名ですが、彼はこんな名言を述べています。

小さいことを積み重ねる事が、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています。

イチローの名言から学ぶビジネスマインド|努力と挑戦の大切さを知る | セミナーといえばセミナーズ (seminars.jp)

他にも数多くの継続や努力に対する名言をイチローは残しており、彼自身の偉業も努力と挑戦に基づいて生みだされたものでしょう。

では彼らが人間として特別で、継続や習慣化ができる才能を持っていているからこそ、このような偉業を達成できたのでしょうか?

それは違います。もちろん、野球の才能は間違いなくあったのでしょうが、彼らは正しい「習慣化」の方法を知っていたからこそ、これほどまでの偉業を達成できたのです。

それではここから「なぜ継続できないのか」原因を見ていきましょう。

1-1 潜在意識が習慣化の邪魔をする

「わかっちゃいるけどやめられないんだよ」

体に悪いからアルコールは控えた方がいい。
ダイエット中だから甘いスイーツは食べないほうがいい。
時間がもったいないから、ただスマホでSNSを眺める時間はなくした方がいい。

わかってはいるけれど……。
そして私たちは上記の台詞を零しながら、やりたいことを諦めてしまいます。

このやめられない原因は「潜在意識」にあります。
人間の日々の行動のほとんどは、潜在意識に支配されているから”わかっているけどやめられない”のです。

意識と潜在意識

よく見る氷塊の図ですが、これは「意識と潜在意識」においても同じことが言えます。水面下にある部分が潜在意識とすれば、人間が意識できている部分は潜在意識に比べ非常に小さいことがわかります。

意識と潜在意識の違いについては

意識⇒自分の中で明快、理性的な部分
潜在意識⇒心の奥底にある本能的な意識

となり、上記の図からわかるように私たちの考え方や行動に潜在意識は大きな影響を与えています。一説によると顕在意識の20,000倍のパワーがあるとも言われています。

つまり「この潜在意識をどう変化させていくか」こそが、習慣化のカギとも言えます。

ところでこの潜在意識には大きな特徴があります。

それは「現状維持をよしとすること」
潜在意識にとって一番大切なことは「安心安全であること」です。

・体に悪いからアルコールは控えた方がいい。
・ダイエット中だから甘いスイーツは食べないほうがいい。
・時間がもったいないから、ただスマホでSNSを眺める時間はなくした方がいい。

これらがやめられない理由こそ、この「現状維持」にあります。

現状を変えようとすることは潜在意識にとって「危険」なことなので、変化を起こさないためのブレーキをかけてしまい、結果やめたいことがやめられないのです。

1-2 潜在意識を味方につける

潜在意識は敵に回すと恐ろしい相手ですが、味方になるとこれほど頼もしい相手はいません。

習慣化を成功させるためには、潜在意識を味方につけることが大きな一歩であり、そのためには潜在意識の「安心安全欲求」を満たしながら進めていくことが肝心になのです。

潜在意識を変えるための方法は2つあります。

①心理学的手法を使い、短期間でプログラムを書き換える
②長い時間をかけてプログラムを書き換える

①はメンタルコーチをつけて、心理学的手法で潜在意識を書き換える方法
②が参考書籍で手法を学べる、習慣化を活用した潜在意識の改善方法です。

②の方法で大切なのは「意思の力を使わない」こと。
詳しくは次の項目で見ていきましょう。

2・成果を上げるためには”頑張らなくていい”?

2‐1 頑張ろうとすればするほど頑張れない

よくある3日坊主のパターンとして「初めから頑張りすぎる」ことが挙げられます。

参考文献から引用して、実際に起こりうるパターンを見てみましょう。

1日目
初日なので、気合が入っています。普段運動していない身にとっては、かなりキツくても何とか10キロを走り切ります。意志の力をフル稼働してやってのけます。
2日目
朝から全身の筋肉痛との闘いの中でのランニングとなります。何度も立ち止まったり、水分を補給したりしながら、頑張って続けます。「始めたのだからやらなきゃ」と自分自身に何度も言い聞かせながら走ります。そして、何とか完走、心身ともにかなりヘトヘトです。
3日目
重い気分で朝がスタート。昨日感じた筋肉痛も増しています。ランニングシューズを履くことにすら、心理的な抵抗を感じるようになっています。(以下略)
4日目
目覚ましが鳴っているのに、布団に居続ける状態。

三浦将(著)自分を変える習慣力 (クロスメディア・パブリッシング)2015 p56.57

noteでも同じ事例が考えられます。
例えば「毎日投稿をする」という目標を立てたとしましょう。

この毎日投稿が「つぶやき」や「画像」を含めての毎日投稿であれば、それほど大きなハードルにはならないかもしれません。
筆が乗らない日はひとこと「つかれたー」と書くだけでよいのですから。

これが「執筆の練習のために、最低3000字の記事をUPする」だとどうなるでしょう?

ちなみにここまでの文章量がだいたい3000字です。
ここまで書くのに、すでに軽く1時間はかかっています

休日、他にもやりたいことはあるけれど、目標を決めたからと記事を書きあげます。

もともと有名人で下駄を履かせてもらっている、なんてことがなければ、最初のPV数は2桁、良くて3桁でしょう。スキの数も1つか2つ、うまくいけば5くらいはもらえるかもしれませんね。

休日はまだしも、平日仕事から疲れて帰ってきて、また文章を書かなくてはいけない。テーマも決めなくてはいけないし、3000字を書くためには膨大な時間が必要。

あとはもう、ダイエットの事例と同じです。
4日目にはnoteを開くこともなくなっているでしょう。

私自身も以前毎日投稿を習慣づけしていましたが、モチベーションが上がらない日はつぶやきを使うことで、二年間の毎日投稿を達成しました。

今は毎日投稿はやめてしまいましたが、二年間noteを開き、文章を書く習慣づけができていることで、モチベが下がり一度noteを離れても、すぐに戻って記事を書くことができています。

これは二年間という長い時間をかけて「noteで記事を書く」ことが私の潜在意識にすり込まれたことで「記事を書かないこと」が逆に現状維持ではなくなったからこそ起きている状態です。

潜在意識が「現状を変えない=noteで記事を書く」ブレーキをかけてくれるおかげで、意志の力がなくてもnoteに戻ってくることができているというわけです。

少しややこしい話ですね。
簡単に言ってしまえば、これまで習慣化の邪魔をしてきた潜在意識が、習慣化が身についてしまえば、今度は心強い味方としてあなたの習慣を守ってくれる、ということです。

2-2 三日坊主を防ぐために

さて、それでは三日坊主を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか?
答えは簡単。先の章でもお話してきたように「条件を甘くする」ことです。

例えばランニングであれば「10キロ」ではなく「100メートル」。
noteであれば「一日一記事」ではなく「noteを開いてつぶやきを書いてみる」。

初期段階で必要なことは、成果を上げることではなく定着させること。
そのためには「ものたりない」くらいがちょうどいいのです。

「今日も達成したな」
「毎日続けられているな」

快の感情と習慣化したい行動を結びつけ、潜在意識を安心させながら「あたりまえのこと」にしていく。これこそが習慣化のための初期目標です。

成功するためにはやり続けること。
頑張らない、無理しない。ただ、日々粛々とやり続けることだけが成果への近道です。

3・習慣化の3つの効果

ところで、習慣化することは何でも良いのでしょうか?
実は習慣化すること自体に3つの効果があり、その力は才能をも越えるパワーを持っています。

【習慣化の3つの効果】

  1. 成果を上げる効果

  2. 不安感やストレスを軽減し、鬱を予防する効果

  3. 脳が関係する様々な力の向上

このようにただ習慣化するだけでも、数多くの効果がありますが、せっかくならば「自分が本当にしたいこと」を目標に、そこへ辿り着ける習慣を身につけることをオススメします。

ということで①はここまで。

今回は習慣化のポイント、習慣化によるメリットについてみてきましたが、②では実際に習慣化を始めるためのステップについてみていきたいと思います。

【今回のまとめ】

・成功のために一番効果的な方法は「継続する」こと
・継続のためには「潜在意識を味方につける」必要がある
・習慣化のコツは「頑張らない」こと
・ただの習慣化でも3つの効果があるが、目標設定をした習慣化はさらに効果的(次回見てきましょう)

習慣化について詳しく知りたい、自分のペースで学びたいかたは、ぜひ下記リンクから書籍を購入して取り組んでみてください。

それでは。


少しだけでもあなたの時間を楽しいものにできたのであれば、幸いです。 ぜひ、応援お願いいたします。