キロク

元特別支援学校教諭/障害児支援/双極性障害

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【強度行動障害】行動の改善に向けて

はじめに  特別支援学校には,原則的に視覚障害,聴覚障害,知的障害,肢体不自由又は病弱 の幼児児童生徒,これらの障害を複数併せ有する重複障害の幼児児童生徒が在学する、とされている。 子どもたちのコミュニケーションの実態は様々で、私が赴任した知的障がいを主とした特別支援学校では、言葉でやりとりすることができる児童はごく少数であった。経験則だが、成長していくにつれて、教師等の大人からの働きかけに応じるレベルが高くなっていく傾向を感じられた。 特別支援学校で子どもたちが学んで

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    • 虐待の記憶と今

      わたしは幼少期に元父親から 物のように扱われていた そして母はDVを受けていた 母は私を連れて家を飛び出し 実家に帰省したそうだ わたしの記憶はここから始まっている 母や祖父母に守られ わたしの記憶の中にはその人はいない 写真もほとんど捨てられていた だから私の赤ちゃんの頃の写真はほぼない わたしは昔からアルバムを見ることが好きだった 写真は大切に思っている象徴のようで 愛されていると分かって嬉しくなるからだ 母は気づいたら捨ててしまうので言わなかっ

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      • 双極性障害の私が見る世界

        はじめは「うつ病」だと診断された わたしも信じて疑わなかった 朝起きられない 夜は考え事がやまなくて毎日反省会 ご飯も食べられなかった お花もきれいだと思えないし においも大して感じられない 生きてる意味ないとかほぼ毎日思っていた うつの治療を始めて間もなく元気になった もともとテンションが高い方だったわたしは 友人との会話に花が咲いて たくさん笑ったり たくさん喋ったりできるようになって 元通りになったんだって 嬉しくなった なんだか視野が広く

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        • うれし泣きした日

          今日、奥さんから突然電話があって 共通の友人が妊娠したことを知った ライブで座先指定席にしていたのは去年のこと 私たち夫婦もなかなか踏み込めず ああだこうだ勘ぐって 妊娠しているんじゃないかと話していた 間もなく 妊活していることが分かった 穏やかな夫婦 理想の夫婦 あまりネガティブなことを言わない友人に 逆にいろいろ心配になって勘ぐる私たち 子どもを授かるということは奇跡だ そして 生まれてきた子どもは宝だ 結婚したら子ども、という考えは少し古

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        【強度行動障害】行動の改善に向けて

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          笑う人と悲しむ人

          ルールって息苦しい 人によってはきっとそう感じる 大人になってそういうタイプの人に出会って知った 私はルールを守ることは得意だし はみ出さないように生きてきた 怒られないように生きてきた だから ルールに抗うことはしてこなかった 学校ではルールをたくさん教わってきた ルールがあることで何かの一員になれたり 楽しいがあったりする わたしは気になっていることがある 公園のルールについてだ ちかくの公園にあるルールはいくつもある 1自転車は降りる 2猫に

          笑う人と悲しむ人

          だまされて車を買った話

          求人サイトを覗くと いつだって高月給で出てくる配送の仕事 夢があるなぁと憧れがあった 仕事を辞めて お金も少なくなってきたし 少し焦ってきた頃 やっぱり気になる配送の仕事 やってみないと多分一生同じことを繰り返す 配送に応募して始めることになった 車はリースだともったいないとのこと もちろん当時は長く続ける予定だったし 中古で購入することにした やっと見つけた安価できれいめな中古車 すぐに電話した 車の確認の日程もすぐに決まった 「大丈夫ですよ」

          だまされて車を買った話

          うつ病になった話

          初めてメンタルの薬を飲むようになって 今年で9年目になる この前のカウンセリングで分かったけど 自責の念が強いタイプらしい うつのきっかけは些細なことだったかもしれない でもこの「自責」が導いてしまったことなんだろう バイトで稼ぎたい気持ちが強かった 人に嫌われないように生きることに必死で 当時の恋人にも同じような感覚で依存していた バイトで稼いだら認めてもらえると思っていた 気づいたら無謀なスケジュール 日勤→夜勤→日勤→夜勤、、 もちろん睡眠不足

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          うつ病になった話

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          わたしが先生を辞めたのは

          働いているときはあんなに憧れたこの無職生活も 3か月もしないうちに 長く続けられないと分かった 前職は教員だった 割に合わない給料 質の悪い教育

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          特別支援学校 田舎と都会比べてみた

          引っ越しを機に、ドがつくほどの田舎の学校から 都会の学校へ異動しました。 【初日】都会は支援の術が豊富だと驚いたことを覚えています。 学校の規模も全く違いました。 小学部だけで100人越え!! マンモス校過ぎて、思わず身構えました。 以前の田舎の学校は、子供の数が小学部だけで30人ほどでした。 【比較してみると】田舎の学校 ・大人の目が届きやすい(手厚い支援を受けられる) ・支援の質が偏りやすい。質の良い支援ができるベテラン層がいれば、よい学校になりやすいのではない

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          子供と関わるときの鉄則

          新年度がスタートし、新しい環境、新しい先生、新しい子供たち。 4月のこの時期は、大人も子供もかなり緊張していたなぁと懐かしく思い出します。 特別支援学校にいるお子さんの中には、先の見通しをもつことや、気持ちを「言葉」や「サイン」で適切に表現することが難しいお子さんがいます。 もしかすると支援学校と聞いて、よく泣いている子や、怒って自傷行為・他害行為をしている子などを思い浮かべる方もいるかもしれません。 そこで、タイトルにもありますがこの記事では 心がけるべき「子供との

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