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2019年1月の記事一覧

スイス旅行、グリンテルワルトⅡ

ユースホステルには新婚旅行中で先輩のO夫妻がいた。

 O先輩の新妻のⅬさんと一緒にパラグライダーのタンデムフライトに行った。

 他のメンバーもスタート地点に集まった。

 私から出立した。スタート地点はガスっていた。操縦してくれる現地の方の判断でガスの中テイクオフした。

 私達が飛び立った時まるで劇場のスモークカーテンが開かれライブの幕開けのようだったそうだ。

 Cさんが「あの映

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スイス旅行、グリンテルワルト

グリンテルワルトに入ってすぐ目の前にそびえ立つアイガーを見た瞬間私は叫んだ。

 「あ!ここにお兄ちゃんがいる!!」

 お兄ちゃんの魂はこの山にいる、そう確信した。

 グリンテルワルトのユースホステルは満員でホテルを探した。安いホテルも満員で少し高めのホテルに泊ることになった。

 二部屋とり、男女に別れた。食事はレストランで済ませた。明日はアイガーからの朝日を見ようと言った。アイガー

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スイス旅行

ユースホステルに着くと、5人は同じ部屋に入った。他のバックパッカーたちとも一緒の大部屋で、ベットとシーツの置いてある簡素な男女混合の部屋だった。

荷物整理を終えると、長旅でくたびれたずぼんを着替えてそそくさと洗濯した。「大胆だね。」とMⅯさんに言われた。「自分でもそう思います。」

 5人はレマン湖に沈む夕日を見に行った。美しい夕日に全員たたずんでいた。誰も一言ももらさず、輝く光に見入ってい

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スイス旅行、合流

チューリヒ空港に着き、鉄道のチケットを購入し、ベルンからローザンヌまでは実にスムーズだった。さすがにKさんは2回目のスイスで慣れたものだった。車内にアジアから来たという団体がいた。その人たちはとても気さくで日本はよく知っていると言った。おたがい片言の英語と日本語で交流した。おばさんの一人が「同じアジア人なんだから私達は兄弟よ。」というようなことを言った。私はえらく感動した。

 ローザンヌでロー

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1998年スイス旅行準備

病魔が心をむしばんでいきつつも、仕事も、旅行準備も順調に進んだ。
 高校時代のMちゃんと新宿の山岳スポーツ店で旅に必要な登山靴、ザック、登山用パンツ、オープンシャツを購入した。
 

 吉祥寺でKさんに荷物チェックをしてもらっていよいよ出発が間近に迫っていた。

 仕事の都合でMⅯさん、Eさん、Cさんは7月20日出発、Kさんと私は7月22日に出発することになった。

 スイスに到着してか

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1998年スイス旅行準備

その後、スイス旅行メンバーのMⅯさん、Eさん、Kさんが須坂に集まってミーティングを開いた。
 私は仕事だったので、欠席した。Kさんから準備に関する手紙が届き、いよいよ出立まで日にちが迫ってきた。
 
 6月に入ったとき、借りっぱなしだった3冊の本が急に気になり一気に読んだ。

 その中でも「アウトオンナリム」は神秘体験について感動的に書かれていた。お兄ちゃんを亡くしていた私にはひやかしでは

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1998年、伊豆旅行

ⅯMさんと私が台所に入る前に女性の先輩が炊飯の準備を始めていた。MⅯさんが先輩に2,3言話しかけると彼女は台所を出て行った。ⅯMさんと私は一緒に仕度を始めた。

 彼が味噌汁の具の大根をいちょう切りにした。「今考えながら切りましたか。」「別に。」「私もいちょう切りがいいな、と思っていました。」

 彼が好き、彼をもっと知りたくなった。台所の立ち姿も、包丁さばきも仕草も好きになった。

 直接

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1998年

須坂の合宿に体調不良で不参加の連絡をMⅯさんにした。
 「きんぎょも風邪ひくんだ。」「しょっちゅうですよ。」
 97年の忘年会のお誘いがⅯさんからきた。
 忘年会の席でのMⅯさんが輝いて見えた。

 2次会には行かないで帰ると伝えた。MⅯさんは「帰るんだ。」
とつぶやいた。その日に決まった新年会の伊豆ツアーについての
連絡がいつまでたっても来なかった。
 ツアーはもう明日に迫っていた。

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一本の電話

一本の電話

  休みの日だった。電話が鳴った。この空のように天気のいい日だった。パラグライダーサークルのAちゃんからだった。「これからきんぎょさん宅に向かいます。バーベキューをするので食材を買っておいてください。」ワクワクしながら慣れない買い出しをして待つこと数分、車が到着した。Aちゃん、T先輩、MⅯさん。「食材いくらだったと思います?」「4千円かな?」「そんなわけないじゃありませんか。7千円です。」「7千円

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19 歳

19 歳

 あやふやな思い出をそのままに綴ります。だからフィクションとして読んでいただけたらと思います。スケールの大きなことをしたいと漠然と思い描き、勉強、サークル、部活、バイトを精力的にこなしていた。憧れていた大学生活、大学に入れずに短大だったけれど、私の求める世界がそこに広がっていた。入学させてくれた親には本当に感謝している。私は親の庇護のもと学生生活を謳歌していた。成績にはムラがあった。秀から可までい

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チカチカと してる画面を 見つめつつ

チカチカと してる画面を 見つめつつ

 静寂が夜の闇を包み込む頃。少し昔のことを思い返している。思えば奇跡の連続だった。あの時のあの思いが無ければ今の私が存在しないと思うと、すごく不思議な気持ちがする。別の道はあったのだろうかと。。

私のターニングポイントは、あの時の旅。誘われて、気安く話に乗った。壊れかけていた私に旅はとどめを刺したのだろうか。美しい街並み、雄大な山々、ワクワクする夢のようなひととき。天候にも恵まれ、行きたい場所は

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