私のウェルビーイング(持続的ないい感じという幸せ)➀~ 自分の本質に合った生活習慣でリズムをつくる
「ウェルビーイング」と言う概念・言葉を最近知りました。
WHO(世界保健機関)憲章の前文に出てくる言葉です。
「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態であること」とされています。
宝くじに当たった!行きたかった〇〇へ、旅行した!出世した!というのは瞬間的な幸せになります。言葉にすれば「ハッピー」。
ウェルビーイングは、どちらかというと「持続する幸せ」と言えるかもしれません。ハッピーと言う瞬間的、短時間に得られるものとはちがい、「体も心も元気で、社会との関係も良い状態、それが続いている状態」と言い換えられます。
「幸せになりたい」という時、今までは漠然としたイメージしかありませんでした。
そして、CMやSNSなど、外から入ってくる情報から、何となく流行っているものを手に入れたり、その場の刹那的な楽しさを求めていたりしました。その時は強烈な喜びも感じましたが、すぐに、「何か足りない」「もっと他にはないか」「次の幸せを・・」という感じで、「もっと、もっと」と際限がありませんでした。
いつしか、「不足感」「心の空虚さ」だけが大きくなっていく感じでした。
そう、「ハッピー」なことばかりで人生を埋め尽くすのは難しいです。
そのかわり、強烈な喜びはないかもしれませんが、「なんとなくいい」「気持ちが軽い」「満たされている、感謝の気持ちがあふれてくる」状態なら自分の見方や考え方をかえたり、生活の工夫改善をしたりすれば、お金や周りの人間関係に左右されずに、感じることもできます。
そんな、ウェルビーイング(持続的な幸せ)を高めていく考え方や工夫を紹介したいと思います。
よかったら、お付き合いください。
自分(体質、性格、まわりの環境)に合った生活習慣をつくっていく。
1 自分に合った生活習慣を「研究」する
コロナ禍の中で、緊急事態宣言も出され、在宅勤務が進みました。
あるいは、生活習慣が随分と変わった人もいました。
すると、そんな生活習慣が変わったことによる心身の不調を訴える人が増加しました。逆に言うと、生活のリズムがいかに人に影響するか、健康を左右するかが見えた出来事でもありました。
暮らしのリズムを作っていく、自分にとって心地よいものにしていくことはウェルビーイングの土台になると言えます。
ここで「自分に合った」というところが重要になりそうです。
実際、情報番組では、健康にいい内容を紹介していますが、全てが自分に合うわけではありません。
例えば、何となく、朝型がいいイメージがありますが、夜型が合う人だっています。
実際、小説家の角田光代さんの夫であるミュージシャンの河野丈洋さんは夜型の人で、結婚前に規則正しい角田さんの生活をマネしていたら、体調を崩してしまったそうです。そして、互いの事を尊重して、二人が顔を合わす(会う)のは夜なんだそうです。
私自身も、ヨーグルトが体にいと言うことで闇雲に食べていた時期がありましたが、下痢になってばかりでした。原因は胃腸を冷やしたから。冷え性の私には、冷たいヨーグルトを大量に食べることは、体が受けつけなかったようです。今では、食べる量と食べ方に気を付けて、逆に腸内環境改善につながっています。
自分に合った生活に、外の基準と比較した正しいも正しくないもないと思います。
だから、「早起きがいい」と言われているからといって、朝起きられない自分をせめる必要もなく、逆に、自分が心地よく過ごせる寝方や生活リズムを確立していけば、気持ちの安定にもつながります。
もちろん、何が自分に合うかはやってみないとわからないので、早起き習慣を続けたり、逆に、夜型生活に変えてみたり、試して、記録して、見直すことで、傾向がつかめてくるのではないかと思います。
2 「終わりの時間」を決める
心地よさを感じるためのコツの一つに「終わりの時間を決める」があります。
在宅勤務で心身の不調を訴える人が増えたそうですが、原因の一つに仕事とプライベートの時間の切り替えがうまくつかなかったということもあります。家に居ながら、常に仕事モードになってしまい、感覚としては、四六時中、「仕事している」状態になったのではないかと思います。
そんな時、「終わりの時間を決める」「止め時を決める」とリズムが出てきます。
在宅勤務に限らず、家事でも勉強でも、もちろん仕事でも。
終わりを決めておいて、そこまできたら、あとは「自由」としておけば開放感もえられます。あるいは、明日の事やちょっと先の事を踏まえつつ、今やっていることのギアをかえられます。明日、忙しくなりそうなら、終わりの時間までの多めに終わらせておこうと集中できます。逆に、ゆとりがあれば、少し気持ちを緩めて取り組んだりもできます。
冬場は洗濯物が多くなり、洗濯回数も増えます。
洗濯しても洗濯しても、終わりません。
洗濯したとしても、また次の日、洗濯物が出てきます。
ここで、「終わりなく」やり続けると、在宅勤務の仕事モードと同じことになります。
イライラも募ってしまいます。
なので「今日はここまで」という、やめ時を決め、次の日に回します。
すると、おもしろいもので、日によっては、苦も無く、たくさんの洗濯ができることがあります。そうやって、1日ではなく、長期で考えると帳尻が合うことも生まれます。
また、このNOTEを書いている時、何となく調子が出てきたときは、何時間でもPCに向かっている時がありました。しかし、必ずと言っていいほど、肩こりや目の疲れに苦しみ、結局のところ、その後、何も書けない時がありました。「過剰な私」であれば、やめ時のルールを決めておくのも、心地よさを持続させる工夫になるのかもしれません。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。