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我が子の訴え2
担任の先生へ訴えた、民間のオンラインフリースクールの出席認定の話からの続き。
半年程間が空いて、校長先生と我が子で話をする機会を設けていただけました。
今回はその話。
校長室へ我が子と向かい、挨拶を終え、着席した我が子の思いはただ一つ。
『出席認定してほしい』
とてもシンプルです。
そこで校長先生からは
「何でそんなに出席認定して欲しいの?」
「出席認定してもらってどうするの?」etc...
かなり矢継ぎ早に質問されました。
この時私は口を挟まず黙っていました。
我が子が自分の口で言わないといけない気がしたので。
少し間を空けて我が子は自分の言葉で答えていました。
「自分の可能性を狭めたくない」
「進学もしたい」
「自分のことだけを認めて欲しいのではなく、オンラインフリースクールをはじめ、他の環境で頑張っている人も認めてもらいたい」
校長先生の返事は以下の通りでした。
「オンラインスクールを出席扱いはできない。
だけど世の中的にはそういう流れになっているから楽しみに待ってみて」
どこか他人事のような口調でした。
何?楽しみに待ってみてって。我が子はずっと中学生ではないよ。いつまで待つのさ。
そして私に対してこう言ってきました。
「不登校の子どもがここまでしっかり話が出来るとは思いませんでしたよ」
は?爆発しそうでした。努めて冷静を保ってました。学校に行ってないだけでそんな風に判断されるのか。
しかし入学前の話し合いで、合理的配慮を求めたが学校側がその配慮は出来ないと言ったから、我が子はオンラインのフリースクールを選んだのに。我が子も膝においていた拳に力が入っていたのも確認できました。
すべてズレてる。
これ以上話しても埒があかないと諦めモードになり始めていた我が子も私も口数が少なくなってきた途端、
校長先生は自分が作成しているお便りの紹介をしてきたり、校内イベントの話をしたりしてとてもご満悦でした。自分語りをそれはそれは楽しそうに。
やっぱりズレてる。
頃合いをみて退室しました。
帰路の途中、我が子が
「ムカついた」
絞り出すように言いました。
私も同じ気持ちだということ、話しあいそのものは納得いくものではなかったけど無駄ではなく、自分の言葉で伝えることが出来たのはスゴいことだということ、そばで聞いててしっかり話すことが出来てたよと伝えました。
それでも我が子は結果が望んだものより遥かに遠かったのが悔しかったようで、
「今まで少しでも自分のことを認めてもらえるように、放課後とか行ってたけどもう行かない。オンラインスクールをもっと頑張る。数分行っただけ、数十分先生と話をしただけで出席になるよりオンラインのほうが学べるものが多いし、充実した時間を過ごせるから。」
と言い、完全に学校を拒絶するようになりました。
後日、担任の先生に校長先生との話し合いの内容を伝えたところ、校長先生から直接聞いた話と全く違うものだったようです。
このズレ。
我が子をはじめ私たち家族の感覚と学校側の感覚。
なかなかの乖離があります。
このズレは我が子が小学生の頃から学校に対して感じていたもの。
率直な感想はやっぱり学校って時が止まってる。
今在籍している中学校では出席認定していただくことは現状難しいですが、声を上げることは諦めたくないと思います。
また別の方法を考えなければ。
そのために必要な情報を集めないと。
今の私に出来ること。
おっちょこ母ちゃんは頑張ろうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。