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ニンジンの栄養とビタミンCとの関係

こんにちは、ちょらです。

ニンジンはβカロテンやビタミンAが豊富な野菜として有名です。

ニンジンの鮮やかなオレンジ色はβカロテンによるもので、βカロテンを摂取すると体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。

そのため、βカロテンを摂取することで必然的にビタミンAも摂取できちゃうんです。

逆にデメリットとして「人参がビタミンCを破壊する」ということが言われています。

今回はそんなニンジンに含まれる栄養や注意点をご紹介していきます。


ニンジンの栄養


にんじんの栄養

ニンジン100gあたりの栄養です。
上記以外にもビタミンC・E・K・B群やミネラルが1日の必要量の数%含まれています。

特に豊富に含まれているのが、食物繊維、カリウム、ビタミンA(βカロテン)です。

食物繊維

ニンジンに含まれる食物繊維は不溶性の方がやや多く、大体1:3くらいです。
理想的なバランスは水溶性1:不溶性2ですから、完璧とは言えませんが、不足しがちな水溶性食物繊維が含まれているのは嬉しい点です。

カリウム

カリウムは血圧を下げたり、筋肉の動きを正常に保つなどの働きがあります。最近では高血圧はナトリウムを控えるのではなく、カリウムを多く摂ることが大切だと明らかになってきました。
豊富なカリウムを含むニンジンを食べることは減塩よりも高血圧対策につながります。

ビタミンA(βカロテン)

ニンジン100gには1日の必要量の約6~8割のビタミンAを摂取できます。

βカロテンは強い抗酸化作用をもち、体内でビタミンAに変換されて、免疫力の向上や肌の健康維持などにつながります。

βカロテンやビタミンAは脂溶性ですから、オリーブオイルをかけたり、油で炒めたりすることで吸収率が高くなります。

詳しく知りたい方はこちら↓↓をご覧ください。


ニンジンがビタミンCを破壊するというデメリット

ニンジンやきゅうりにはビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素が含まれていますが、最近になってこれは「間違っている」ことが明らかになりました。

ビタミンCは酸化型と還元型があり、体内では還元型が主として利用されます。
ニンジンに含まれる酵素(アスコルビナーゼ)によってビタミンCが酸化されますが、破壊はされません。
酸化型のビタミンCは体内ですぐに還元型に変換されることが分かっていますから、ニンジンとビタミンCを含む食材を一緒に食べても問題ありません。

それでも気になる人は加熱したり、少量の酢やレモン汁を加えるとアスコルビナーゼの影響が弱まりますので、試してみるといいでしょう。

まとめ

  • ニンジンは食物繊維・カリウム・ビタミンA(βカロテン)を多く含む

  • 抗酸化作用、血圧低下、免疫力向上、新陳代謝の促進、目の健康維持などの効果がある

  • ビタミンA(βカロテン)は油と一緒に摂ると効率よく吸収できる

  • ニンジンがビタミンCを破壊する説は否定されている


それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!



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