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JW323 寄進、創建、天魔王

【東方見聞編】エピソード6 寄進、創建、天魔王


第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。

高志国(こし・のくに:北陸地方)を旅する、大彦(おおひこ)たち。

従う者たちは、下記の通り。

葛城宮戸彦(かずらき・の・みやとひこ)(以下、みやさん)。

それから、和珥彦国葺(わに・の・ひこくにふく)(以下、くにお)。

そして、赤ん坊の得彦(えひこ)である。

彼らは、崇神天皇の皇子、大入杵(おおいりき)(以下、リキ)と別れ、更に北へと向かうのであった。

系図(大彦とリキ)
系図(葛城氏と和珥氏)

くにお「して、ここは何処(いずこ)にござりまするか?」

大彦「石川県輪島市(わじまし)の河井町(かわいまち)なんだな。」

みやさん「能登国(のと・のくに)の地名にござるよ。」

くにお「して、なにゆえ、この地に参られたのでござるか?」

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