見出し画像

JW328 水は農業の基

【東方見聞編】エピソード11 水は農業の基


第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。

武渟川別(たけぬなかわわけ)(以下、カーケ)は、東海地方を旅していた。

付き従う者は、下記の通り。

息子の武川別(たけかわわけ)(以下、ジュニア)。

そして、大伴豊日(おおとも・のとよひ)。

それから、久米彦久米宇志(くめ・の・ひこくめうし)(以下、うし)である。

一行は、多弖(たて)を仲間に加え、東へと進むのであった。

系図(カーケとジュニア)
系図(大伴氏と久米氏)

豊日「して、ここは何処(どこ)っちゃ?」

カーケ「そ・・・それは・・・。」

うし「当然、尾張(おわり)の次は、三川(みかわ)でしょ! 徳川家康の出身地っすよ!」

カーケ「そうではないんだぜ。」

ジュニア「えっ? で・・・では、もう静岡県に入ってしまったのですか?」

カーケ「そ・・・そうではないんだぜ。」

多弖「なるほど・・・。神奈川県に入ったのですな?」

カーケ「そ・・・そうでもないんだぜ。」

豊日「どういうことっちゃが! 『おい』たちは、何処に来ちょるんや!?」

ここから先は

1,689字 / 9画像

¥ 100

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?