JW288 追撃の果てに
【疫病混乱編】エピソード40 追撃の果てに
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
紀元前88年、皇紀573年(崇神天皇10)9月某日。
山代(やましろ)にて、武埴安彦(たけはにやすひこ)の乱が勃発。
首謀者である武埴安彦は討ち取られ、ヤマト側の大将、大彦(おおひこ)は、この物語のオリジナル設定により、兄弟の別れをする。
そのため、敗走する山代衆への追撃戦は、副将の和珥彦国葺(わに・の・ひこくにふく)(以下、くにお)がおこなうのであった。
くにお「作者め・・・。要(い)らぬ設定によりて、拙者(せっしゃ)一人で解説せねばならぬではないか・・・。」
そこに、一人の将が駆け寄ってきた。
一人の将「我(われ)が合いの手となりましょうぞ!」
くにお「ん? 誰じゃ?」
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