JW286 大坂の戦い
【疫病混乱編】エピソード38 大坂の戦い
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
紀元前88年、皇紀573年(崇神天皇10)9月某日。
武埴安彦(たけはにやすひこ)(以下、安彦)と、妻の吾田媛(あたひめ)が謀反(むほん)を起こした。
彦五十狭芹彦(ひこいさせりひこ)(以下、芹彦(せりひこ))と、稚武彦(わかたけひこ)(以下、タケ)は、大坂(おおさか)にて、吾田媛の軍勢を迎え撃つ。
ちなみに、大坂は、現在の奈良県香芝市逢坂(かしばし・おうさか)といわれている。
吾田媛「川内(かわち)の豪族を率い、中つ国に坐(いま)す、偽物の大王(おおきみ)を討ち取らんっ!」
タケ「ど・・・どういうことじゃ? 安彦は、如何(いかが)したのじゃ?」
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