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空と影 ーはじめまして、編集部ですー

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新米編集部たちが日々のことを綴ります。聞きながら感じ、書きながら考えてゆきたい。
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記事一覧

02_出会いを求めて

02_出会いを求めて

こちらの連載、第一弾は以下よりご覧ください。

くるくるハイツ2回目の訪問。(1回目のことはいつか書きます…)
12月に入って「20日に脱穀するのでお気軽にどうぞ!」と百恵さんから連絡がきた。くるくるハイツのお米作りは今年が初めてのことらしい。

実は11月に稲刈りがあって、それもお誘いいただいたのだが予定が合わず行けなかった。そして今回の脱穀、興味津々で絶対行くぞと決めていた。私が行けなかった稲

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01_「広さ」を求めて

01_「広さ」を求めて

くるくるハイツとは福岡県糸島市にある古民家だ。そこは私にとって新しい居場所になるかもしれないし、新しい私が生まれるかもしれない場所である。その「かもしれない」を「そうである」と断言できるようになることが、今の私の密かな目標だ。(書き手:大津恵理子)

くるくるハイツの家主、天野百恵さんのブログはこちらです。
百恵さんの職業はアーティストで、絵をかいたりデザインもする。二児の子供と、古民家(くるくる

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全国・届けない手紙展

全国・届けない手紙展

新企画『全国・届けない手紙展』がスタートしました。 (参加方法・詳細はこちらから)
そして嬉しいことに、皆さまからのお手紙が届き始めています。

素直に相手への思いを書いた手紙や
2人の物語を込めた手紙などが寄せられました。
手紙も私たちと一緒に歳を重ねていくのかもしれません。今しか書けない手紙をもっと読んでみたくなりました。

01先生、
最後にあなたからお手紙をもらって6年が経ちます。お元気で

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【リリースから1年】列島ききがきノート編集部メンバー紹介

【リリースから1年】列島ききがきノート編集部メンバー紹介

列島ききがきノートはリリースから1年が経ち、新たな編集部員が増えています。社会人2名、大学生4名で構成されている現在の編集部メンバーを紹介します。(10/27追記/全国のライターも随時掲載していきます!)

① 所属
② 列島ききがきノートに参加した理由/参加してよかったこと
③ 最近のおすすめ(もの、こと)
④ 3年以内にやってみたいこと

編集長:工藤 大貴 (くどう ひろき)

① 平日は、

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家になってしまいそうなカゲヤマ。

家になってしまいそうなカゲヤマ。

緊急事態宣言、ステイホーム、自粛。ほんの数か月前までは馴染みのなかった言葉たちです。3月以降、たくさんの人たちが外出したい気持ちを抑えて、新型コロナウイルス感染拡大収束をじっくりと待っていたことでしょう。私(編集部・影山)もその一人です。週1回の鍼治療のための外出以外、約2か月半自宅警備をしていました。

しかしわたくし、家にいることがあまり苦ではないのです。

朝起きる。コーヒーを飲む。ストレッ

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れっきき編集部の活動をまとめてみました

れっきき編集部の活動をまとめてみました

列島ききがきノートでは、多くの方々の協力を得て、今年でリリース1周年を迎えました。第1回テコ入れの時期です(笑)。
この節目に、今までどのような企画を出し合い、どんな記事を生み出してきたのかを振り返ってみたいと思います。

1.編集部の構成編集長のほかは大学生メンバーで構成されています。学年は以下の通りです。通っている学部は全員バラバラで、異なる目線からの意見を吸収しやすい環境です。

大学3年生

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06_文通_たわいもない話を。

06_文通_たわいもない話を。

久しぶりに、編集長と高校2年生・道前さんの文通を更新します。(1つ前の更新はこちら)前回の更新から2か月ほどが経ちましたが、ゆるく続けられるのが文通のいいところ。これからも自分たちのペースでやっていきます。

道前さん

こんにちは。お笑い、いいですよね。僕も大好きです。
イヤホンで漫才を聴きながら眠るくらい好きです(笑)。芸人がやっているラジオも好きで、アルコ&ピースのD.C.GARAGEって番

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かたぬき_この街の夜から02

かたぬき_この街の夜から02

列島ききがきノートが運営する音声メディア「この街の夜から」。こちらの記事では、配信内容を記事にしてお届けします。(#01はこちら)

今回は、第2回収録のかたぬきです。

中嶋:今日も「ききがきノート」に寄せられた高校生の詩を入り口にいろいろ話せたらと思います。「ききがきノート」では、stayhomeが続いた4月から5月にかけて、全国の高校生を対象に、自宅での時間をテーマに詩を書いてもらう企画を実

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かたぬき_この街の夜から01

かたぬき_この街の夜から01

ラジオを記事にする列島ききがきノートは、2つの音声メディア(ラジオ)を運営しています。
「この島のどこかで」は、大学生編集部員たちが取材旅のことや地域のあれこれをライトにお話ししています。

そして、「この街の夜から」は、編集長と編集部の中嶋が答えのでないもやもやについて、夜のお散歩をするみたいにゆったりと話しています。

音声メディアは編集部同士のコミュニケーションという意味でも素敵ですし、取材

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04文通_よそおいの向こうへ

04文通_よそおいの向こうへ

空さんと谷端さんの文通、第4回目の更新です。(3回目はこちら)
当たり前ってなんでしょう、表現ってなんでしょう。それぞれの街から、季節を感じながらぜひお読みください。

ばたこちゃんへ

5月に入って急にバタバタとしてしまい、少し期間が空いてしまいました。
柳宗悦は私もすごく気になっていた人のひとりだったので、ばたこちゃんとはますます会って話したくなりました!民芸活動やデザイン、まだまだ学びきれて

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stand fmにてお便りお待ちしています

stand fmにてお便りお待ちしています

みなさん、こんにちは。編集長の工藤です。「列島ききがきノート」では、新たな取り組みとして音声メディアを始めました。

2つのチャンネルでは、それぞれ聴いてくれている皆さんからのお便りをお待ちしています。

「この島のどこかで」では、あなたの街のいいところを募集中。

「この街の夜から」では、最近考えていることや悩み、感想などを募集中。

お時間あるときにぜひ聴いてみてくださいね。そして、お便りもお

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波の先、空の下で出会った笑顔

波の先、空の下で出会った笑顔

東京から夜行バスで9時間。この日は数十年に1度の大雪でフェリーが欠航。私は2日がかりで、ある島にたどり着いた。

大学生には時間があると行っても、せいぜい4年。そのなかで、授業も就活もあるので自由に使える長期休みはそれほど多くないと感じている。

大学の課題に追われていた2019年の12月。気づいたら大学での課題は、「やりたいこと」から、「やらなくてはいけないこと」へ変わってしまっていた。現実逃避

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音声メディアを(2つ)はじめます

音声メディアを(2つ)はじめます

最近はもっぱら「文通」と「詩」のコンテンツが多いですが、もともと列島ききがきノートは「インタビュー記事」と「エッセイ」を扱っていました。

10代20代にとっての習作と小品の広場でありたいと思う私たちにとって、記事やエッセイを書きたい若い世代と、文章で遊べる場をつくるのは自然なことでした。

ただ、コロナ禍の状況でインタビューを行うのは難しいですし、エッセイというのも案外ハードルが高く、「誰に向け

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01文通_土の匂い、わたしの揺らぎ

01文通_土の匂い、わたしの揺らぎ

コロナ禍になってから、自宅にいる時間も増えることだし…と思ってベランダでガーデニングを始めました。家という変化が少ない空間で過ごすなか、日に日に姿を変える植物は穏やかな刺激をくれます。

今日から始まる文通は、視界の片隅に「自然」を入れて生きてきた2人の学生のやり取りです。ずっとどこかで自然を感じて暮らしてきたから、今の状況になってもあたりまえみたいに土の匂いを感じています。

多くが制限されてい

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