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#11 感覚過敏の苦労あるある。

発達支援をしているKiKiです!

自身にも凸凹があり前回は「凡ギフとは」について掲載しましたが、今回は

  • 感覚過敏をお持ちの方の困りごとあるある

  • 感覚過敏の特徴

  • 上手に付き合うための方法

について、私の経験を元にお話ししていこうと思います。






感覚過敏とは?

私は、生まれつき感覚過敏という特性を持っています。感覚過敏とは、五感の刺激に対して、一般の人よりも敏感に反応してしまう症状です。


例えば、人の声や騒音が大きく感じたり、光が眩しく感じたり、服のタグがチクチクしたり、といったことが挙げられます。


感覚過敏は、五感のいずれか一つ、または複数に対して、一般の人よりも敏感に反応してしまう症状です。主な種類としては、以下のようなものがあります。

  • 聴覚過敏: 人の声や騒音が大きく感じたり、耳鳴りが気になったりする。

  • 視覚過敏: 光が眩しく感じたり、特定の色が苦手だったりする。

  • 触覚過敏: 服のタグがチクチクしたり、肌触りの悪い素材が苦手だったりする。

  • 味覚過敏: 辛いものや苦いものが苦手だったり、特定の食材を食べられないことがある。

  • 嗅覚過敏: 強い匂いが苦手だったり、特定の香料が気持ち悪くなったりする。


科学が発展してきている今の時代ですが、感覚過敏の原因はまだ完全には解明されていません。脳機能の違いや遺伝的な要因などが関係していると考えられているようです…。




私の感覚過敏の体験

小さな頃から私には感覚過敏と思われる症状がたくさんありました。ただ、当日は「感覚過敏」なんていう言葉は広く知られているものではなかったため、正式には気づかれませんでしたが、両親はなるべく気遣ってくれていました。

視覚過敏(昔)

例えばこんな感じで…視覚過敏があったので眩しい日にはこのように泣き喚いていました。雪が特に白くて光をよく反射するため動けなくなってしまっていますね(^◇^;)


そういうこともあって昔はサングラスが大好きでした。大人っぽさも好きだったと思うのですが、おそらく視覚過敏の緩和のためでもあったのではないかなぁと思っています。笑


視覚過敏(現在)

  • サングラスがないと曇りの日や晴れの日は外に出ることができない

  • スマホの画面の明るさをなるべく抑える

  • 部屋を暗くして目を瞑ってる時も充電している機械の「赤い充電の点」が光っているとそれを感じて寝むれない

  • 白い蛍光灯がどうしても苦手で、オレンジ色の暖かい光の色でないとだめ

  • ノートが白いため光の反射で文字をみているので精一杯になることがある


聴覚過敏(昔)

動画や画像はないのですが、私はシャワーが非常に苦手な子供でした。

今でも覚えていますが、水が耳の裏を通るときの雑音や頭の中で響く音がすごく怖くて、よく泣き喚いていました。シャワーをするときは必ず顔に水が侵入するのを防ぐハットをかぶらなければなりませんでした。

あぁ、、、思い出す…笑
本当に嫌だったなぁ…と笑

両親やたまにお風呂に入れてくれていた従姉妹には非常に苦労をかけました。


聴覚過敏(現在)

聴覚過敏には音の質に過敏な人、音の大小に過敏な人、さまざま種類がありますが私は特に音の大小に過敏なタイプです。

  • 騒音が苦手で、特にバイク音や車が勢いよく通る瞬間の破裂音が苦手

  • 道路を歩いていると常にお化け屋敷にいるように心臓が常にバクバクしてしまう

  • ストレスが溜まると聴覚過敏がひどくなる

  • 耳栓が本当に必須。何個も持っている。どのバッグにも入っている。

  • 家のまえにタクシーが到着する10秒前が音でわかる

  • なんの車かエンジンの音でわかったりする時がある

  • 電車や公共交通機関での会話はわりかし苦手、さまざまな音に反応してしまうためか聞き取れない。


触覚過敏(昔も現在も)

  • 着れる服と着れない服の差が激しく、気に入ったものがあれば毎日のように着るため、同じ服を何着か持っていることもある

  • 上記が理由で、洗ってないで毎日同じ服をきていると思われることもある

  • 服のタグがチクチクして毎回根っこから切り取る、解き取る

  • 短い髪の毛だと顔の周りがチクチクして嫌なため、髪の毛をある程度長くしておくことがある

  • 手を繋ぐのは人によるが苦手なタイプの手もある

  • これは触覚過敏に入るのかわかりませんが、化粧品や化粧水はしっかり精査しないとすぐにカブれる


味覚過敏(昔も現在も)

好き嫌いがとにかく多すぎる!!!!

  • いまだに食べれないもの

    • 基本的にシャキシャキしたもの(シャキシャキ玉ねぎ)

    • 尖ってる野菜(水菜、カイワレ、スプラウト等)

    • 果物全般(メロン、桃、スイカ、みかん以外の柑橘系、マスカット、さくらんぼ等々)

    • 茎系(青梗菜など)

    • 匂いが強いもの(パプリカ、セロリ、茗荷、シソ)

    • ピーマン、パプリカ

    • トマト(超絶苦手)

    • 魚卵系


  • 最近食べれるようになったもの

    • とろとろした玉ねぎ

    • 青ネギ

    • 茹でて皮を剥いたトマト

    • しっかり茹でた柔らかいブロッコリー

    • レタス


  • 昔から食べれるもの(幼稚園)

    • しらす

    • 白米

    • 焼き鮭

    • 枝豆

    • ゆかり

    • しじみの味噌汁

    • 梅干し

    • のり

    • チキン(油抜き)

    • トマトソース(トマトは無理)

食べること自体嫌いで少食でもあったため、
栄養足りなすぎてフォローアップミルクを飲んでいました。


臭覚過敏(現在)

  • デパートの香水が混じり合った匂いは無理、気持ち悪くなる

  • タバコの匂いがどうしても苦手

  • 基本的につよすぎる匂いはどうしても苦手

  • 車の芳香剤なんてもってのほか(車の振動もあるため吐きそうになる)

  • 皮の匂い(車の)が超苦手

  • 公衆トイレに行くと自動的に口呼吸に切り替わる笑




感覚過敏と上手に付き合うためには、まず自分の感覚過敏の種類や程度を理解することが大切です。どのような状況でどのような症状が出やすいか、具体的な記録をつけるのも有効ですね。

家族、友人、職場の人など、周りの人に自分の感覚過敏について理解してもらうことも大切だと思います。

私は一度感覚過敏のせいで友達とトラブルになりそうになった時が高校の頃にありました。

どのようなことに困っているのか、どのような配慮が必要なのかを具体的に伝えるようにしましょう。伝え方は手書きでも話しでも、自分がしやすい方法でいいと思います!

ノイズキャンセリングイヤホンを着用したり、サングラスをかけたり、肌触りの良い服を選んだりするなど、自分の感覚過敏を軽減するための工夫をしましょう!


最後に

感覚過敏は、決して克服すべきものではありません。自分の感覚過敏を知り、周囲の理解を得ながら、自分らしく生きていくこと、それが何よりも大切なことなのではないでしょうか。

このnoteが、感覚過敏について理解を深めるきっかけになれば幸いです!



いかがだったでしょうか?

これはあくまでも私の経験に基づいたお話しであるということをご理解いただけると幸いです。

もし感覚過敏があるという方、「こんなこともあるよ!」という方がいらしたらぜひコメントで教えてください✨

それではっ!

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