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#12 本気で社会を変えるにはー求められる社会像
著者は今の社会の在り方を良しとしません。この現代社会をどう形容したらいいかと悩むのですが、今のところ"成長を前提とする資本主義"と呼んでいますが、地球が有限である以上、このシステムはいつまでも続けられないおとぎ話だと考えています。俗にいう社会主義や共産主義でもありません。ただ、次のことが前提の社会だろうと思います。
①物質的に循環した社会であること
②一人一人が自立していること
③情報と意思決定
#11 本気で社会を変えるにはー人生のレールから降りる
人生のレールという言葉があります。多くの人が長い年月を歩き、踏み固められた通り道で、徹底的に研究、効率化されており、その道をたどるのであれば、ある程度どんな未来が待っているか容易に想像ができます。道に迷うこともなく、怪我をする心配もありません。何も考えず、ただその道に従って進めば良いのですから、これほど楽なことはありません。
一方で人生のレールから降りることは容易なことではありません。舗装された
#6 本気で社会を変えるにはー多様性を尊重するとは?
かつては、自ら考えなくても周囲の人や親の世代を見習って同じように行動すれば、そこそこの成果を得ることができました。学校における教育とは、一方的に講義を聞かされるような受動的なものであり、基本的には上からの指示を正確に読み取り、間違わずに実行できるための基礎力の獲得の場所であったと感じられます。けれど時代は動き、それが成り立っていた前提条件が崩れ始めました。企業寿命は年々短くなり、大企業といえどもあ
もっとみる#5 本気で社会を変えるにはーなぜ多様性は大事なのか?
ある組織がより高度なことに挑戦しようとするならば、要素が画一的なものよりも、多様であることが有利です。昨今はビジネスの視点から、個性や多様性が特に注目されるようになりました。
昔から日本では「出る杭は打立てる」と言われるように、個性的なものに否定的な社会です。自分たちと価値観の違うものを警戒し、自己主張を抑えて人に無理やり合わせようとする、そして暗黙のルールに従わない異分子を排除しようとする力学