【意外な落とし穴】noteが面白くならない4つの理由
「面白い文章が書きたい」全世界77億人に共通するただ1つの感情です。
しかし誰もが追い求めるからこそ難しい。そもそも面白いって何やねん。抽象的すぎるねん。
今回は少しでも「面白い」の解像度を上げるべく、あえて面白くない文章の特徴を4つ挙げてみようと思います。
これを見れば少なくとも「面白くない」から「つまらなくはない」にランクアップできるはずです💪🔥
参考書籍
抽象的すぎる
抽象的すぎる文章をなにを言いたいのかが伝わりにくいため、面白味に欠けてしまいます。
う〜ん、筆者の主張は「欲を持てば持つほど幸せは遠のいてしまう」ってことは、なんとなくわかりますよね。でも、イマイチ内容が入ってきません。
内容が抽象的すぎると具体的なイメージが浮かんでこないため、筆者の顔(個性)が見えてきません。
またきちんと論理を積み上げていないため、筆者の主張に説得力が欠けてしまいます。
幅広い層に読んでもらうためにはもっと具体的な話を盛り込んでみましょう。具体的な話というのは、私的な話のことです。
太字が加筆部分です。1つ目の太字の部分に「テレビや車」といった具体的なものが登場しています。こうすることで、筆者の主張の1つである「人類の欲は際限がありません」がどのようなものを指すのかがイメージしやすくなりました。
2つ目の太字では筆者が登場し、ネットで新しい服をついつい買ってしまうエピソードを披露しています。
ここで筆者の顔(個性)が見えます。顔が見えると読者の感情を動かすことができます。
さらに「欲を持てば持つほど幸せは遠のく」という後の主張の説得力が増しました。
このように具体的、私的な話が入ると、抽象的でボンヤリとした話が、個性的な、分かりやすい話になります。
私的すぎる
抽象的すぎる文章は面白味に欠けてしまいますが、かといって具体的で私的すぎる文章もオススメできません。
あまりにも私的すぎると、かえって読者に伝わりにくくなってしまうからです。
どうですか。プライベートで使ってるInstagramの投稿みたいですよね。
身内にだけ公開するならまだ分かります。
しかしnoteやブログに書くとなると話は変わってきます。いきなりこんなことを言われても読者からしたら「いや、知らんがな!👋」の一言で済まされてしまいます。
無名が記事を読んでもらうためには、読者に価値(情報)を提供しないと厳しいです。
同じピクニックの内容でも読者に価値を与えようとするだけで、ここまで文章が変わりました。
例えばこれを連休の前に投稿しておけば、連休の使い方の参考にしたい人が読みにきてくれます。
初心者のうちは「役に立つ記事を書くなんて難しい」と考えてしまうかもしれません。
しかし、視点を変えれば意外なところに価値は転がっていたります。先ほどのピクニックの例なら「ピクニックで必要なものリスト」や「代々木公園での過ごし方」が挙げられます。
一見すると平凡な内容ですが、だからこそ多くの人に共通する価値が隠れているのです。
多方面に気を使いすぎて何が言いたいかわからない
本心からの意見を恐れず発信できる力がないと、結局誰にも刺さらない文章が出来上がってしまいます。
気持ちはわかります。本音は知らない誰かを傷つけてしまいます。私たちは日常生活で人と会話するとき、なるべく地雷を踏まないよう気をつけますよね。
その地雷は大抵の場合、事前に知っていたり、仲を深めていく過程で知ったりすることができます。
しかしネットは違います。不特定多数の人間の地雷を全て把握するのは不可能です。
究極的な話になりますが、私はネットで何かを発信する行為は、誰かを傷つけることではないかと思うのです。
そのためネットで何かを発信するためには嫌われる勇気が必要になります。
また臆することなく言いたいことを言うのは自他に対する「誠実さ」を貫く生き方とも言えます。
「こんなことを書いたら、きっと誰かに嫌われてしまう」と恐れて、下書きに保存したままにするのは読者だけでなく、自分に対しても誠実ではなくなってしまいます。
記事を書くときは、自分の本心を偽らず、誠実に語るべきです。その誠実さはときに刃物となり、誰かを傷つけてしまうかもしれません。
同時にあなたの誠実さは暗い夜道を歩く誰かを照らす光にもなりうるはずです。
文章を書いて自分の気持ちを読者に伝えたいと思うのなら、誰かの目を気にしてはいけません。一切誰も傷つけたくないと思うのならば、刺激的で面白く、価値のある文章を書くのは難しいでしょう。
まじめで優等生
先ほど書いた見出しと関連する話です。まじめで優等生な文章はあまり注目されません。ビジネス文書のようなしっかりとした文書は読みやすいとは思いますが、それだけです。
ぶっちゃけWEB記事に関しては読みやすさよりも内容の面白さが重視されます。
例えば学生時代。真面目な優等生タイプの学生よりも、ちょっとヤンチャで枠からはみ出しがちな生徒の方が、意外とクラスで人望があったりしましたよね。先生からのウケもなんだかんだ良かったはずです。
学校でもWEB記事でも、不良は魅力的に見えるのです。
しかしだからといって「ヤンキーになれ!」と言うつもりは断じてないです。人には向き不向きがありますし、ヤンキーにはない魅力があなたにも絶対にあると思いますので。
ただここで言う「あなたの魅力」は結局のところ、本心の中に隠れているものです。
本心や本音には、多かれ少なかれ「毒」が含まれています。その毒を、あなたが書く文書に混ぜてあげればいいのです。
「毒(本音)を混ぜたら誰かに嫌われるかもしれない」
そうですね。きっと不快になる人はいると思います。しかし、中には賛同してくれる人も現れるはずです。
なぜなら本音というのは、実は多くの人が「誰かに言ってほしい」と願っていることでもあるからです。そのため「毒」は使い方さえ間違えなければ強力なブキになってくれます。
確かに「言いにくいこと」を発言する以上、誰かからの攻撃を受けてしまうかもしれません。しかし同時にその発言がきっかけとなり議論の場が設けられ、人々の意識が変わる可能性も秘めています。
ぜひ勇気をもって「文章に毒を仕込んでみてください」致死量まで入れる必要はありません。少量でも効果を発揮してくれますよ。
まとめ
✅抽象的すぎるといまいち伝わらない。具体例や私的な話をプラスしよう。
✅私的すぎる文章は読者がついていけない。有益性をプラスしよう。
✅多方面に気を使うと、肝心の伝えたい人に主張が伝わらなくなる。
✅優等生のような文章は面白くない。本音を混ぜて発信してみよう。