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箱庭療法と心象風景

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分析心理学をメインとした、イマジネーションを活性させるカウンセリングを受けた経過や箱庭療法による内世界の暴露など。 内世界のイマジネーションをなんの説明もなくブッこんだりするん…
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2021年7月の記事一覧

反転/ぼくのこころのカオス

なぜ箱庭のタイトルを思いついた時点で気づかなかったのだろう。

「ぼく」が俺の中のインナーチャイルドの一人称である事に。

そしてなぜ気づかなかったのだろう。
箱庭を反転させてみる事に。

過去のこだわりや傷つきなどの領域(左下)に理想としている俺がいる。

俺はずっと前からこうなりたかった。
女神の加護を得た調和的な人物に。

そして対岸にかけた橋。

箱庭を反転させる事で突如喋り出したインナー

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理想の自分。



箱庭は左から右へ時間が流れていく。
そして手前にあるものは
「手が届き易いもの」
遠くのものは
「手が届きにくいもの」

つまり「川」の東岸(右側)にあるものは
「いずれ手を届かせたい自分」

その角に俺はアテナ神を意識した女神像とその眷属であるフクロウを配置した。

そしてそのフクロウを「親父だ」と言った。

俺の精神世界は女性への尊崇を基盤にしている。
そしてその眷属として俺が立ち回り、動

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謎解き その2

自分の箱庭で起こった物語の解釈 その2

今回はこの手前のリラックマから。

最初俺はこのリラックマを幼少期の俺だ、と認識した。
リラックマの背後にある三つの建物は
・実家
・学校
・母の実家

である。

俺は心理士に言った。
「俺はこうしてるしかなかった。様々なものから目を背けて、安心出来るものにこもっていなければ自分を保てなかった」

この風呂も見方を変えれば「壁」になっている。なぜか声が震

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しばらく続きます。

しばらく続きます。

箱庭を解釈すべきだとするのは実は箱庭療法の本当の意味からはズレている。

そのまま受け止めておれば良いのだ。
事実、ずいぶんとカウンセリングが終わったあとはスッキリしていた。だが、、、分析大好きな俺はそうできない。

謎解きがしたい。

思えば自分の心ほど、スリリングで苦しく楽しい謎解きが楽しいファンタジーはない。それに前回、解釈をウンウンと唸ってやってたから「獣」との統合のきっかけが生まれた。

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「ぼくのこころのカオス」

「ぼくのこころのカオス」

本日はカウンセリングの日だった。
「獣」が統合された旨を報告し、一ヶ月の流れをざっと説明し箱庭へ。

砂が多い 笑
川がつくれん。

前回と全然様相が違う。
気分によって変わるものだろうし、俺のイマジネーションは一か月もあればガラリと様相が変わってしまう場合がある。

連続出演されてるのは右上にあるつるりとした石で出来た女神像。

こいつ気に入った。

で、最初に棚から持ち出したのは
湯に浸かった

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これはこれで寂しいな

これはこれで寂しいな

幼い頃からイリュジョナリーコンパニオンがいた。

様々にかたちを変えていつでも俺の側にた俺の内世界の「登場人物」
そうしたものがいなくなってしまった。

そう。
境界性人格の顕現たる「獣」すらも。

話しかけても誰もいない。

拡散思考はなく、内世界の俺の分身たちもいない。

静かすぎる世界はこんなにも孤独だったのか、と驚いている。

ここを薬もコーピングもなしに答えを出さねばならない、と感じてい

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