詩 : 抗う
「抗う」
壁の向こうで笑っていた奴がいつも見張っている
他人事と罵った分
奴は
高笑いで返してくる
こんなはずでない あそこまで行けた
そんな思いでは伝えてない
言い分けが後を追う
時の流れ変わったんだと
言い聞かせる声が心の隅っこで
落ち着かせようと囁く
ハタと手を観
走りながらぜぇぜぇと
息を切らしているのを感じ
無理に知らない言葉をわかったふりして飲み込む
時は多分あの壁の向こうで手招きし
映し鏡のように笑っている
気の良い妖精の小人か
目に見えないウィルスのように
何も気にしてなかった
その存在が有ったことに目を背けていた
日増しに奴は ぬくぬくと成長していたことに気づく
あらがうのか?
その奴の薄ら笑いも交えた問いに
立ち止まる
今
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