
「ずる」
面白い題名の本を読みました。
副題は「嘘とごまかしの行動経済学」です。
普通に考えると、
嘘をついたり、ずるしたりするのは、
それがバレて損をするよりも、
不正をして得をする方のメリットが大きいと判断して
行うと思われがちです。
しかし、
そればかりではないと書いてありました。
世の中には、
不正をしてしまう理由はもっとたくさんあるのです。
ひとつの例として、
創造力のある人は気を付けてください。
たとえ不正を行ったとしても、
自分を傷つけないような上手な嘘を思いつき、
自分で自分を騙します。
いかにも正当な理由があるかのような物語を創作するそうです。
損益分岐点だけを考えて、行動するのではなさそうです。
ここで問題です。
(実話をもとに構成しました。)
電車に乗るため駅の券売機で切符を買おうとしました。
そうしたら100円硬貨があるではありませんか。
きっと前の人がおつりを取り忘れたのです。
自分だったらどうするかを考えてみてください。
回答例
・駅員さんに届ける。
・周囲を見回して人がいないかを確認する。
・防犯カメラの設置を確認する。
・天の恵みであると感謝してポケットに入れる。
上手な物語を創作して、
心を痛めることなく堂々と100円を手にしたあなた、、
要注意です。
ずるをしないためには、
①監視する
監視カメラはやはり有効です。
②道徳心を呼びおこす
毎朝、神棚や仏壇に向かうのも良いようです。
お墓参りも同様です。心をリセットするからだそうです。
③小さなずるを見逃さない。
初めは小さなずるでも、だんだんとエスカレートしてしまうのです。
(壊れ窓理論ですね)
④悪い環境に身を置かない
にせものを身に着けているとずるしやすいそうです。
(偽のブランド物など)
やはり本物を身につけないといけません。
などなど
とは言うものの、
あまり監視社会になったり、
聖人君子ばかりの世の中では、
おもしろくもなんともないと思うのは私だけでしょうか。
(ずるの言い訳をうまく考えたな。心の声)