メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(306)-(310)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
唐突な話ですが、先週長男がコロナに罹り大変でした😱
夕飯後に長男がいる寮から「熱があるで迎えにきて欲しい」と連絡があり、遠方でしたが車で迎えに行きました🚐
コロナは5類になりましたが、学校や病院ではまだまだ警戒が必要です😖
皆様も、どうかお気をつけくださいませ。
ご存知の様に、メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その62)】
【メタルのおまけ】
自閉スペクトラム症と心房中隔欠損について調べたら、両疾患ともダウン症で合併する率が非ダウン症と比べて高いみたいだね。ASDという略語はたまたまなんだろうけど、意外にも両者に共通するメカニズムがあるかも知れないね!ちなみに精神科領域では急性ストレス障害(acute stress disorder)もASDと略されるから、ややこしいね😅
↓これは自閉スペクトラム症(旧アスペルガー)をわかりやすく描いた漫画です!小生も以前読んだことがあります。
【メタルのおまけ】
略語も色々あるけど、口頭だとSCは皮下注射(subctaneous injection)と紛らわしいから、会話の文脈から判断するね。一方SZ(シゾ)は他に紛らわしい略語ないからそう間違うことはないとおもうね。ちなみにネットで統合失調症のことを(統失:トーシツ)と略すことがあるけど、医療現場ではまず使わないね。
↓皮下注射のことを皮下注(ひかちゅう)と略しますが、ピカチュウとは無関係ですね。
【メタルのおまけ】
MDIは英語風に略すと”Manic-Depressive Insanity(躁鬱狂気)”だよ。Irreseinもドイツ語で”狂気”を意味するよ。差別的な意味合いを含むから、はやりBDかBPを使うほうがよい…、という考え方もあるね。
↓Insanity(インサニティ)と聞くと、ジャミロ・クワイのバーチャルインサニティを思い出します!
【メタルのおまけ】
年配の先生が使う“境界例”は、精神病と神経症の境界上の病態という意味でつけられた病名なんだけど、臨床的特徴を色々調べると、二つの病態にさらに分けられることがわかったんだ。この二つの病態とういのは現代で言うところの境界性パーソナリティ障害と統合失調症型パーソナリティ障害のことだよ。
ちなみに精神科領域でBPDをビペリデン(biperiden)の略語として使うことがあるよ。ビペリデンは抗パーキンソン薬で商品名はアキネトンだよ。
↓映画「嫌われまつ子の一生」の主人公"松子"は境界性パーソナリティ障害という説があります(note記事で書こうかな?)!
【メタルのおまけ】
ちょっと話はややこしくなるけど、精神科領域のSMは”Selbstmord”つまりドイツ語で自殺の意味もあるよ。だから昔のカルテでは、SM-Idee(自殺念慮)なんて記載をたまに見かけたよ。今ではドイツ語でカルテを書く先生は少ないから、SM-Ideeって表現をみかけたらドクターは年配の方…、と思って正解かも?
↓ゴッホの耳切事件をテーマにしたトレーナーです。
【メタル君の考察】
今回は「略語」に関わる精神医学用語についてツイートしたよ!
医学用語は漢字で書くと画数が多いし、かといって英語で書くのもちょっと面倒だったりするから、略語をつかってカルテ書きを楽にしているんだ。
そうはいっても、あまり使わないような略語ばかり並べると、医療従事者同士ですらの疎通が難しくなるから、なるべく日本語でわかりやすく書くようにするべきなんだよね。
最近よく言われているけど、「カルテは患者さんのもの」という意識を持ってカルテを丁寧に書くことを心がけよう!
これからもマニアックな精神科ネタをビシバシ紹介していくぞ😉
↓小生はメタルスライムが大好きですが、キラーマシンも大好きです(2回攻撃スキ)!
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