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人工内耳

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#人工内耳

◆オーディトリー・ニューロパシー(124):右耳人工内耳装用半年後の評価

◆オーディトリー・ニューロパシー(124):右耳人工内耳装用半年後の評価

・7月に右耳の人工内耳を使いはじめてから半年目。空っ風ふきすさぶ某医療センターてに、ちょっと調整をしてもらってから装用開始半年目の評価を、というので聴力検査を受けた。
・純音の聴力は左右とも軽度難聴程度の25-30デシベル。片方の人工内耳をはずすと体の内側から聞こえてくる、水道管を水が激しく流れてるみたいな耳鳴りがすさまじい。それに邪魔されてよく聞こえない感じであまり自信がなかったが。この数字を維

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◆オーディトリー・ニューロパシー(123):両耳人工内耳になって6ヶ月目の雑音下聞き取り検査

◆オーディトリー・ニューロパシー(123):両耳人工内耳になって6ヶ月目の雑音下聞き取り検査

・都内某病院にて、雑音下で言葉を聞き取る検査(雑音下文聴取閾値検査:J―HINT検査,岡ほか, 2022)。たぶん音声が雑音よりどのくらい大きいかで2条件あって、音声と雑音がほとんど同じくらいの条件(A)と音声がより大きい条件(B)。A条件では雑音が画像のごとく前に立ちはだかり、音声は後ろにまるで隠れてしまって「人の声」くらいしかわからない。B条件では以前より音声が前に出ている感じがあって2つ3つ

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◆オーディトリー・ニューロパシー(122):「息があってきた」感

◆オーディトリー・ニューロパシー(122):「息があってきた」感

・両耳人工内耳になって5ヶ月目、2ヶ月ぶりの人工内耳の調整(マッピング)。耳鼻咽喉科の主治医先生の診察は、耳の中を見てもらって元気なのを確認して秒で終わる感じ。マッピングの時間のほうが長くなってきた。
・自分の声が聞こえすぎて授業や高座のたびボリュームを下げているのを伝えて、声が響かないようちょっと調整してもらった。前は待ち時間含め3時間、4時間かかるときもあったが、きょうは1時間半で終わり。言語

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◆オーディトリー・ニューロパシー(121):4年と4ヶ月半たった

◆オーディトリー・ニューロパシー(121):4年と4ヶ月半たった

・補聴器を卒業して人工内耳者になってから4年、両耳人工内耳になってから4ヶ月半たった。できること、できないこと、道具を使えばできること、チャレンジできそうなことがだんだん見えてきた気がする。
・自分の声は「ヘリウムガス吸った声」ほどではないが、アニメ声のような、高めに変換された感じにいまだ聞こえる。他人の声はだんだんとその人本来の声に近づいている気がする。ラジオかなんかで昔の歌謡曲が聞こえてくると

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◆オーディトリー・ニューロパシー(120):12年ぶりのTOEIC受験反省会

◆オーディトリー・ニューロパシー(120):12年ぶりのTOEIC受験反省会

12年ぶり&人工内耳になってからはじめてのTOEIC受験・12年ぶり&人工内耳になってからはじめてのTOEIC受験。会場は神奈川県内の某ホール。たぶん数百人と来ていたと思う。申込みの時に障害者対応(プライオリティサポート)を希望しておきながら証明書を郵送するのを忘れてしまい、一般受験。受験室は200人台はいたであろう巨大部屋、席は中央よりやや後ろより。解答用紙のマークシートが置いてあって、始まるま

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◆オーディトリー・ニューロパシー(119):「卒業」の時期がみえる

◆オーディトリー・ニューロパシー(119):「卒業」の時期がみえる

・東京タワーを望む雨の某病院耳鼻咽喉科。某医療センターでの聴力検査結果を先生に見せに行く。単語の聞き取り100%になった語音明瞭度検査の結果を見てもらって「すごいね〜」っ。もう診察中の会話は楽にできる。文字起こしアプリを前はよく見てたけど、今はあんまり見てないって言われた。次は12月。この病院でずっとやってた雑音下の聞き取り検査をやってみることに。これまで1つもわからず惨敗だったが、両耳人工内耳に

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◆オーディトリー・ニューロパシー(118):はじめてのヒャクパー

◆オーディトリー・ニューロパシー(118):はじめてのヒャクパー

・某医療センターで人工内耳の調整、聴力検査、診察。今日は左右ともそれほど大きくマップを変えずに微調整という感じですぐ終わる。その場では声にヒュインヒュイン変な音がまとわりついて変なふうに聞こえても、後でだんだん慣れるとわかってきた。その場での聞こえ方にはあまり細かくこだわらずに調整をさっと切り上げてもらう。
・主治医先生の診察は秒で終わり。耳の中見てもらって、ここ1ヶ月の経過まとめを読んでもらう。

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◆オーディトリー・ニューロパシー(117):両耳人工内耳3ヶ月目

◆オーディトリー・ニューロパシー(117):両耳人工内耳3ヶ月目

・補聴器と人工内耳のバイモーダルから両耳人工内耳となって3ヶ月目。聞こえ方がだいぶ違うので記録で書いておく。

・手術前、右耳の聴力は裸耳になっても40−50デシベル程度(普通〜気持ち大きめの声くらい)は聞こえていた。(よく聞き取れないが)人の声も鳥の鳴き声もわかっていた。人工内耳が適用になる中では珍しいケースに入ると思う。内耳に電極が入ったら人の声は相当な大声でないとわからなくなった。電車の音な

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◆オーディトリー・ニューロパシー(116):両耳人工内耳を見せに行く

◆オーディトリー・ニューロパシー(116):両耳人工内耳を見せに行く

・東京タワーのみえる某病院にて、両耳人工内耳になってからはじめての先生の耳鼻科診察。ここは自分の珍しい病気をみつけてくださったところである。検査も何もなく、あたらしい人工内耳と顔見せに行っただけ(笑

・両耳人工内耳になってからはじめての診察だったけど、マスク外してはっきり話してくれているとはいえ、先生との会話も手術前よりずいぶん楽にできるようになった。文字起こしアプリは記録用に膝の上においていた

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◆オーディトリー・ニューロパシー(115):両耳人工内耳1ヶ月半経過時点の聞こえチェック

◆オーディトリー・ニューロパシー(115):両耳人工内耳1ヶ月半経過時点の聞こえチェック

・人工内耳調整日。よりにもよって台風最接近の日。そしてお盆休み中。某医療センターはいつもよりだいぶ空いていた。予約表には診察、調整ってあるけどいつ呼ばれるかわからないので待ってる間に調整してもらって呼ばれたらそっちに行くパターン。知らないうちに呼ばれてることもある。

・前回作ってもらった3種のマップのうち一番電流が多いのをこのところ使い続けてきたが、自分の声が響いて割れて聞こえる。イヤモニ通して

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◆オーディトリー・ニューロパシー(114):両耳人工内耳になって1ヶ月

◆オーディトリー・ニューロパシー(114):両耳人工内耳になって1ヶ月

・人工内耳の調整をしに某医療センターまで。前回受診より2週間。両耳人工内耳になってはやくも1ヶ月。

・診察の前に人工内耳の調整。調整してもらうたびに「宇宙人にもどった」「言葉の周りにヒュンヒュンがまとわりついてる」「バックになんか変なノイズがある」とかどう感じるかありのままに伝える。注文の多いうるさい患者かもしれぬが。両耳ともちょっとずつ電流を上げたものを2種類(少しあげた普段使い用、さらにあげ

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◆オーディトリー・ニューロパシー(113):ヒュイン国から出られない

◆オーディトリー・ニューロパシー(113):ヒュイン国から出られない

・退院してからはじめて診察とマッピング。手術してくださった主治医先生の診察は「こっちの役目は終了」とばかりに3分で終わる。待ち時間のが長い。耳の奥がときどきバリバリいってて自分の声が頭の中で響く症状があったのが気になったが、特に何もしなくていいらしい。手術後の血液が少し溜まっているけどこのあとひいてくるって。鼓膜も異常なし。
・その後言語聴覚士先生のマッピング(調整)。PCの調整ソフトにつないだ人

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◆オーディトリー・ニューロパシー(112):両耳人工内耳になって2週間たっての聞こえ方

◆オーディトリー・ニューロパシー(112):両耳人工内耳になって2週間たっての聞こえ方

・右耳に音入れして両耳人工内耳になってから2週間たった。日単位で聞こえ方が変わっている。
・右だけだとヒュインヒュイン、フアンフアンっていってるだけである。なので風呂入る以外は両耳の装着。両耳で聞いてもゆるいイヤーマフつけて過ごしているみたいである。ライブの音を耳栓して聞いてるときのような。フィルターかかってるような聞こえ方。
・自分の声はこもっている。機械を通して聞いたこもった声。耳に手でふたし

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◆オーディトリー・ニューロパシー(111):手術と音入れから1週間・咀嚼音がちがう

◆オーディトリー・ニューロパシー(111):手術と音入れから1週間・咀嚼音がちがう

・はやいもので手術・音入れから一週間。手術で切った耳のうしろ、糸で縫っていなくてのりみたいなのではりつけてるって先生がいっていた。さわったら固くなってたので少しずつかりかり剥がしてみた。ぱりぱりってボンドの乾いたやつみたいなのがとれた。かさぶたマニアにはたまりませんな。少しずつ楽しむ。

・音入れから一週間たった聞こえ方。右からは強いセミ系の耳鳴り。 クマゼミだな。はずしてしまうとその音がより一層

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