◆オーディトリー・ニューロパシー(114):両耳人工内耳になって１ヶ月

・人工内耳の調整をしに某医療センターまで。前回受診より２週間。両耳人工内耳になってはやくも１ヶ月。

・診察の前に人工内耳の調整。調整してもらうたびに「宇宙人にもどった」「言葉の周りにヒュンヒュンがまとわりついてる」「バックになんか変なノイズがある」とかどう感じるかありのままに伝える。注文の多いうるさい患者かもしれぬが。両耳ともちょっとずつ電流を上げたものを２種類（少しあげた普段使い用、さらにあげたチャレンジ用）つくってもらう。どうしたってうわんうわん響くんだけどこれなら人工内耳つけたままで過ごせそう、っていうところで手をうってもらう。次は２週間後。

・最後に主治医先生の診察。A41枚にまとめた最近の様子を伝える。以前からずっと２４時間鳴りつづく耳鳴り、両耳人工内耳になったら時間が経てば取れるかもって。だといいが。耳鳴りを抑える物質が出ると言われている、って気になる情報。気になるので調べていこう。手術で切った耳の後ろ、傷のところにへんなささくれみたいなのが残っていて触ると痛い。先生にいって抜いてもらった。傷をくっつける糊状のものがまだ残っていたらしい。

・調整してもらったばかりの人工内耳とともに１日過ごしてみたが。何でもかんでもこれまでよりめっちゃ聞こえている。病院窓口でのやりとり、電子キーの音、居室に突然やってきた来客対応、ホットヨガでのカウンターでのやりとり、これまでに比べるとすっと耳に入ってきた。あれ？言われたことが一発でわかる。おお？なにこれ？これまでと違うぞって感じ。もちろん100%ではないのだが。滑舌があまり良くない方のしゃべってるのはよくわからなかったので付き添いの人に言い直してもらったし。でも両耳人工内耳になっていらい最高に聞こえてるかもしれない。言語聴覚士の先生が「（わたしの）反応が違う。右も人工内耳にしてよかったですね」って。自分でもそう思うのだった。
2024.8.3