katsuya_noriko

心理学の研究をしています。研究テーマは難聴者の精神的健康、情報リテラシー、当事者研究、…

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心理学の研究をしています。研究テーマは難聴者の精神的健康、情報リテラシー、当事者研究、障害者支援、抑うつなど。落語を聴くの演るのも好きです。研究、難聴、落語に関する記事を書きます。

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◆情報系社会人学生日誌:2024年度2学期の科目履修

2024年度2学期の履修完了。これで17単位。映像コンテンツやコンピュータグラフィクスなどコンテンツ作成系の科目がちょっと楽しみ。自然言語処理は激ムズと聞いているので一発で単位取れるように心してとりくみたい。 ◯放送授業 アルゴリズムとプログラミング(’20) データの分析と知識発見(’24) ヒューマンインタフェース(’23) レジリエンスの科学(’24) 映像コンテンツの制作技術(’20) 自然言語処理(’23) ◯オンライン授業 コンピュータグラフィッ

    • 落語稽古日誌(25):10年前の鑑賞記録

      Facebookに書いてきた記録を掘り起こして一部修正してnoteにまとめ直している。今では鑑賞がかなわなくなった師匠がたもいる。 ーーー 三遊亭遊馬師匠の独演会に落語稽古仲間といっしょに出かけました。 ・遊馬師匠の師匠である小遊三師匠との対談 ・遊馬師:池田大介 ・小遊三師:長命 ・遊馬師:死神 池田大介ってどんな噺だろと思ったが、落語仲間が以前に落語教室で稽古していた「佐々木政談」の別名だった。お奉行様が出るお話です。 最後の死神は鳴り物入りでした。最後は照明も場面に応じ

      • 落語稽古日誌(24):「平林」の稽古

        Facebookに書いてきた記録を掘り起こしてnoteにまとめ直している。 ーーー 都内某所で「平林」の稽古をつけていただきました。 この夏は、声の出し方、表情、所作など落語における表現の「型」をもっと身につけたいと思い、噺の内容がシンプルで、登場人物もそこそこいて、どういう展開にするか自分で工夫をあれこれ考えられるものにした。認知能力が落ちているので、長くて複雑な噺にすると、話を覚えるのでいっぱいになってしまうため。 登場人物の演じ分けをすること(どれをやってもあたしになっ

        • 落語稽古日誌(23):落語選手権への応募

          Facebookに書いてきた記録を掘り起こしてnoteにまとめ直している。 落語大会、コンテストのたぐいにも応募するようになった。 ーーー 今日の夜は、某落語選手権に応募するための事前審査用ビデオ収録会に参加します。 やっとのことで覚えた「金明竹」をまたやれるのでうれしい。 ご一緒したみなさんは受賞歴があったり発表会以外にもいろんなところで高座に上がったりしているベテランの方が多く、見ていて勉強になりました。 また、こないだわたしが発表会でやった「道具屋」を選んだ方もおら

        ◆情報系社会人学生日誌:2024年度2学期の科目履修

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          落語稽古日誌(22):10年前の鑑賞記録

          Facebookに書いてきた記録を掘り起こしてnoteにまとめ直している。今ではもう鑑賞がかなわない、もしくはたいへんにチケットがとりづらくなってしまった師匠の高座鑑賞記録もあった。小三治師匠の落語会は人間国宝(重要無形文化財保持者)の認定を受けてからはじめて訪れたもの。 ーーー 小三治師匠の死神をはじめて生でききました。かなりたっぷりだったのでラッキーだったとおもう。 以前はまくら40分のあとちょっとだけ小言念仏、というのを経験しているので(笑 今日はあいにくうしろから二番

          落語稽古日誌(22):10年前の鑑賞記録

          落語稽古日誌(21):10年前の鑑賞記録

          Facebookに書いてきた記録を掘り起こしてnoteにまとめ直している。今ではもう鑑賞がかなわない、もしくはたいへんにチケットがとりづらくなってしまった師匠の高座鑑賞記録。10年後まさか笑点で見ることになるとは・・・。 ーーー ひそかにファンである春風亭一之輔師匠の落語を初めて生で聴きました。 最前列中央で表情から所作からよく観察できて、贅沢なことでした。自分なりの味付けを加えて演じるということを観察学習しました。 笑い疲れたのはひさしぶり。やはりライブの方が楽しいです

          落語稽古日誌(21):10年前の鑑賞記録

          落語稽古日誌(20):落語の稽古が普段の活動に役立つ

          落語の稽古が普段の活動に役立つことがたくさんある。そのひとつが、尺の長さや相手によって同じ根多でも噺の仕方を変えていくことである。 本業で自分の研究について人に話すというとき、1時間なら1時間、3分なら3分、1分なら1分で自分が何をやったのか話せるようにならないといけないと個人的には思っている。相手が誰かによっても使う言葉を変える必要がある。自分自身もなるべくそうありたいと思っているのだが、落語の稽古がまさにそのトレーニングになっているのであった。落語稽古仲間がもとは30分

          落語稽古日誌(20):落語の稽古が普段の活動に役立つ

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(108):術後4日目・退院日

          ・右耳人工内耳埋め込み手術無事終わっての退院日。入院中一番良く眠れた。5:45目が覚めたのに二度寝しちゃって6:30過ぎ。朝から荷造りをあわてて始める。 ・8:15、朝ご飯かっこんでから主治医先生の診察。傷を見てもらい、今日の予定を確認して終了。退院OK。「抜糸はしないんですか」って聞いたら糊みたいなのでつけているから抜糸はないらしい。お風呂も傷をかきむしったりとかしなければ普通に入っていいらしい。4日入ってないから早く入りたいけど傷が開かないかやや心配。 ・外来て人工内

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(108):術後4日目・退院日

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(107):術後3日目・音入れ日

          ・うとうと寝たり起きたりで4時45分ごろ起きる。朝ドラ見ながらのんびりご飯食べてたら主治医先生がやってきてあわあわ。8時30分からの診察にいかねばならぬのをすっかり忘れていた。傷を見てもらい、退院日は明日でもだいじょうぶとお伝えする。手術終わっていらい、電極入れられた右耳は全くではないがほとんど聞こえない状態。世界とのつながりがゆるくなっているというか、確かさが低くなっていると言うか。何時から何するみたいな社会のしばりの力が弱くなっていけない。 ・その後人工内耳を使い始める

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(107):術後3日目・音入れ日

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(106):術後2日目・音入れ前夜

          ・術後2日目。5時45分起き。めまいふらつき吐き気なし。まだ耳の奥が痛くて顔右側が腫れているせいか、目がさめたり寝たりを繰り返す。朝ご飯の白米が多すぎで海苔の佃煮だけではあまらしてしまう。 ・9時、休日当番の先生による診察。この病院の人工内耳センター長の先生である。前にオンラインで先生の講演を聞いたことがあった。おお、画面で見たときと同じ、ってあたりまえかひ(笑 耳の穴と傷口チェックしてOKマーク、「明日は音入れです」「なにか聞いておきたいことありますか?」「今のところ問題

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(106):術後2日目・音入れ前夜

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(105):右耳の人工内耳埋め込み手術翌日

          ・術後翌日。うとうと寝たり起きたりで3時過ぎにおきてしまう。手術した右耳からの耳鳴りは大音響。どんな音がたとえると、電動のこぎり?飛行機のジェットエンジン?のような高音が常にあって、ときどき「ピー」とか非常ベルが遠くで鳴っているみたいな音がやってきて、これらがまざったり交互にやってきたり。耳鳴りの超絶アンサンブル。加えて、耳の奥と首筋、顎のあたりが腫れて痛い。体の脇も筋肉痛。痛み止めほしいほどではないが。どんな体勢で手術したんだろう。 ・5時過ぎ、トイレに立ってもどってきた

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(105):右耳の人工内耳埋め込み手術翌日

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(104):右耳の人工内耳埋め込み手術を受ける

          2020年9月の左耳に続き、2024年6月に右耳も人工内耳埋め込み手術を受けた顛末。 ・手術当日。5時45分起き。水分とれるのが6時半まで。ルイボスティーをちびちび大事に飲む。バセドウ病もちなので甲状腺の薬も飲んでおく。看護師さんから手術は14時からと聞く。8時間のまず食わずである。朝ドラ終わった頃に主治医先生がやってくる。前日遅刻した事を平謝り。よろしくお願いしますってごあいさつ。 ・午前中は社会人学生している大学の勉強したり、文献読み、データ整理したりして過ごす。昼頃に

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(104):右耳の人工内耳埋め込み手術を受ける

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(103):右耳の人工内耳埋め込み手術のため入院する

          2020年9月に受けた左耳人工内耳埋め込み手術に続き、こんどは右耳にも人工内耳を埋め込むため都内某病院に入院。入院に備えてもろもろの仕事がいろいろと前倒しに。休講代わりのオンライン授業準備、共著論文の直しと採択になった論文の最終原稿の送付、気がつけば入院当日朝3時ちかく。4時半頃に起き出して予備調査の分析してから荷造りしたので全然間に合わない。戸締まりなどの確認がいつにも増してしつこくて出遅れ、11時入院なのについたのが11時57分。ベッドには主治医の先生からの「うかがったが

          ◆オーディトリー・ニューロパシー(103):右耳の人工内耳埋め込み手術のため入院する

          難聴の原因が希少疾患とわかって人工内耳になるまでの体験まとめ(24)

          昔のSNS日記を掘り起こして加筆修正して自分の聞こえの体験をまとめている。2012年のFacebookから。この年は某大学に助教として勤めるようになって大学の近くに引っ越し。新しい仕事と生活を始める喜びあふれた記述が多くて、聞こえ関係の記述が少なかった。長年抱えてきた不思議な聞こえの問題はまた後ろに引っ込んでしまうわけだが。記述が少ないのでテーマに分けず、2012年分をすべて載せる。 2012年6月12日 自分も話題提供者・各種コーディネート係としてかかわるほうの某心理学

          難聴の原因が希少疾患とわかって人工内耳になるまでの体験まとめ(24)

          難聴の原因が希少疾患とわかって人工内耳になるまでの体験まとめ(23)

          昔の日記を掘り起こして加筆修正して自分の体験をまとめている。 毎日の記録をつけるSNSをmixiからFacebookにうつした。2011年から書き始め、今も続けているけど、はじめは英語で日記を付ける練習くらい。本格的に記述が増えたのは2012年から。障害関係のサイトのリンクは自分しか見えない設定で載せていたりして、まだひっそり記述している感じ。身辺雑記と落語稽古記録がほとんどだが、ときどき「障害のある自分」が顔を見せる。 これまでの記述とちょっと時間が前後するけれど。以下ほん

          難聴の原因が希少疾患とわかって人工内耳になるまでの体験まとめ(23)

          難聴の原因が希少疾患とわかって人工内耳になるまでの体験まとめ(22)

          昔の日記を掘り起こして加筆修正して自分の体験をまとめている。臨床心理系の大学院に通いつつ、軽度難聴の自分にはどう聞こえるのかを記録するようになった。 放送大学院のゼミきょうは大学院のゼミだった。 風がつよかったけれど予定通り行われた。 学年はまだM1だけれど、M2になれたら臨床実習があるし、 今年度のうちに修論のことは進めてしまうことにした。 修論のテーマは今行なっているのとおなじ難聴者の精神的健康についてなので、修論としてやるかそうでないかの違いだけなのだった。やりたい

          難聴の原因が希少疾患とわかって人工内耳になるまでの体験まとめ(22)