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angenoir165
◆オーディトリー・ニューロパシー(113):ヒュイン国から出られない
・退院してからはじめて診察とマッピング。手術してくださった主治医先生の診察は「こっちの役目は終了」とばかりに3分で終わる。待ち時間のが長い。耳の奥がときどきバリバリいってて自分の声が頭の中で響く症状があったのが気になったが、特に何もしなくていいらしい。手術後の血液が少し溜まっているけどこのあとひいてくるって。鼓膜も異常なし。
・その後言語聴覚士先生のマッピング(調整)。PCの調整ソフトにつないだ人工内耳で検査音を聞いて、大きさ、うるささ、響くかどうかを伝えるが。左をはずしてしまうと耳鳴りが前に出て検査音をマスキングしているように感じられるのでこたえづらい。反応しないと調整に影響するので、耳鳴りに注意を向けて聞き、何か別の要素が混じって聞こえたなと感じたらそれが検査音と判断して反応する、という方略を取る。
・マッピングは検査音への反応をもとに調整してもらったのを試し聞きしてまた調整して・・・の繰り返し。最初に調整してもらったものは漏れなくうわんうわん響いて聞いていられない。また調整してもらうと今度は響かないけどことばがぼやけてよくわからん。ちょうどいいところを過ぎてしまった〜って感じ。痒いところに手が届かない。自分で調整したいとつい思っちゃう。
・結果、電流量が少しずつ上っている3種類のをつくって入れてもらう。電流量あげてもらって右に音入っている感じは増したが。どれも言葉のまわりに「ヒュイン」がまとわりつくか、言葉が「ヒュイン」に変換される。ヒュイン語飛び交うヒュイン国に迷い込んだよう・・・。次は2週間後。ヒュイン国からは出られるのか。
2024.7.18