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alexandre_141
◆オーディトリー・ニューロパシー(123):両耳人工内耳になって6ヶ月目の雑音下聞き取り検査
・都内某病院にて、雑音下で言葉を聞き取る検査(雑音下文聴取閾値検査:J―HINT検査,岡ほか, 2022)。たぶん音声が雑音よりどのくらい大きいかで2条件あって、音声と雑音がほとんど同じくらいの条件(A)と音声がより大きい条件(B)。A条件では雑音が画像のごとく前に立ちはだかり、音声は後ろにまるで隠れてしまって「人の声」くらいしかわからない。B条件では以前より音声が前に出ている感じがあって2つ3つ単語を答えたんだが。それでも結果の数値を算出できるレベルにも至らなかったようで惨敗。できなさすぎで途中で打ち切り状態。くやしいな〜。でも、聞こえ方が前とは変わったのは感じられた。
・結局、この病気だと雑音が少しでも入ると聞き取りが極度に落ちる。人工内耳になってもそれは変わらない、というのがわかった。B条件だと前よりは音声が全面に来ているように感じられたので、自分では少しわかったつもりになっていたが、実は全然わかっていない、ということ。騒がしいところで大事な話をしないほうがよい、というのがあらためてわかったかたち。
・次回の受診は1月。片足立ちがぜんぜんできなくなったので、前に受けためまいの検査をまた受けて違いを見ることになった。今日の検査で雑音でも音声が聞き取れることがわかってよかったね〜でこの病院卒業、にはならなかったのだった。ここに通って8年目、まだまだ続く。
岡龍也, 中市健志, 山岡香央, 坂井友美, & 岡本康秀. (2022). 雑音下文聴取閾値検査 (J-HINT と J-Matrix Test)―第 1 報―. Audiology Japan, 65(5), 333-333.
2024年12月18日