葛山宏樹@渋谷のエンジニア社長
エンジニアで起業して開発会社をやりたい人向けのマガジンです。 法務、税務などのプロではないですが、最初にやるべきことやよくやってしまうミスなどの気づきになってくれたら嬉しいです。
業界の説明やエンジニアのキャリアについてのマガジンです。 これからエンジニアになりたい方やこれからのキャリアに迷った人にお勧めです
最近、パーソンリンクは新卒採用主体の若手チームから、少数精鋭の実力者集団へと変わってきました。 メンバー一人一人がプロジェクトの中で大きな権限を持っていたり、自分で会社を立ち上げて代表をしたりして各メンバーが意思決定をする機会も増えています。 なので今日は意思決定について僕が思っていることを書いていきます。 意思決定とは「削る」こと一般的に「意思決定」と聞くと、偉い立場の人が持つ優遇された権限のようなイメージを持つ人が多いかもしれません。 特に「人の下に就きたくない」で起業
僕はシステム開発の仕事に携わって16年ほど経つのですが、サービス業的な側面が強まっていると感じてます。 昔から公的な書類などでは「サービス業」として分類されることが多かったのですが、実際にその通りだと最近は感じています。 システム開発といえば「ものづくり」なので「製造業じゃない?」と思っていたのですが、今はサービスを提供する側面が非常に大きくなっています。 ニーズの変化システム開発は、もともと「製造業」としての側面が強く、製品を一から作り上げるという感覚がありました。 しか
最近、仕事をするときに自分や他人の偏差値を意識するようにしています。 偏差値とは平均値を50として全体の中でどれくらい高いか低いかを示すものです。 普通は学力を測るために用いられるのですが、僕はこれを仕事のスキルに当てはめて考えています。 例えば、自分のプログラミングの偏差値がいくつかとか、この業種の顧客ニーズ把握の偏差値はいくつかって感じで、感覚的ではありますが細かく分解した中での偏差値なども考えるようにしています。 きっかけこんなことを考え始めたのは、自分も含めて何かの
最近パーソンリンクでは経営改革を行っており、その一環として「カルチャー」について深く考える機会がありました。 これまでクレドや行動指針は作成してきましたがあまり「カルチャー」に対して真剣に考えたことがなかったので考えたことをメモがてら記事にします。 カルチャーとは良い雰囲気やノリを生み出し続ける仕組み「カルチャー」とは何かと聞かれれば、以前の僕だったら漠然と会社の「雰囲気」や「ノリ」を思い浮かべていました。 しかし、今回の取り組みを通じて、僕はカルチャーを「良い雰囲気やノリ
現在、僕たちの会社では新しい方針を策定中です。 その中で特に重要視しているのが、「囲い力」から「受注力」へのシフトです。 このブログではその転換についてお話しします。 「囲い力」とはエンジニアを扱っている会社の多くは、一部を除いて基本的に「エンジニアを囲っておきたい」と考えています。 特にSESなどの請負開発を行っている会社では、人材が会社の資本の中心になっているため、「どうすれば囲えるだろうか」という問題が経営戦略のメインになっています。 「囲う」といっても、別に強制労働
先日うちの役員と飲みに行った時の話です。彼から「あの時のあのプロジェクト失敗してすいません」という言葉が出ました。 「あのプロジェクト」とは、7,8年前に立ち上げたスマホのソーシャルゲームの自社サービスのことなのですが、彼はそのプロジェクトが赤字で終わったことに対して、申し訳ないと感じていたようです。 僕はそのプロジェクトを完全に「成功した」と思っていたので驚きました。 確かに数字上では若干の赤字だったかもしれませんが、あのプロジェクトから得たものや価値はたくさんありました
僕のnoteは仕事を中心にしていて、プライベートなことはたまにで仕事や会社に対する情熱を込めて書いています。 しかし、今日は最近のメディアに感じることや、自分自身が最近落ち込んでいたことも踏まえてその感情を素直に表現したいと思います。 経営者やリーダーと聞くと、強さや冷静さを想像する人が多いと思います。 芸能人やスポーツ選手などもそうだし、他にも責任のある仕事をしている人や頑張ってる人ほどそういうふうに見られると思います。 確かに、日々の決断やプレッシャーは、強さや冷静さを
こんにちは、社長の仕事って何だと思いますか? 僕は業績を上げることだと思っています。 業績を優先する勇気最近、社内のあるプロジェクトを見ていてリーダーが部下に好かれようと業績より人気を取る選択をしていると感じました。 過去にもそういうリーダーはたくさん見てきましたが、やはりそんな甘い考えで業績を上げることはできません。 例えば、プロジェクトの締め切りが迫っているのに、部下が「もう少し時間が欲しい」と言えば、すぐに延期したとします。 これじゃあ、結果なんて出ないです。 僕が
前回の記事でも上級エンジニアになるための話を書きましたが、今回はより具体的なことを書いていきたいと思います。 こちらの西野さんの記事ではサービス提供者にフォーカスしていますが、エンジニアも同じ状況にあると思いました。 優秀なのにちょっと惜しいエンジニア「優秀なのにちょっと惜しいエンジニア」をよく見かけますが、多くがオーバースペック思考になっています。 例えば多くの案件ではjavascript80点くらいのスキルがあれば後は調べたりAIに聞きながら進められるのに、90点、9
僕は自分でもエンジニアをやっていたり、エンジニアの会社やプログラミングスクールを経営しているので未経験者から上級者まで様々なレベルや世代のエンジニアと関わっています。 未経験者から初級者だったり、それぞれのレベルでステップアップする時に壁はあるのですが、今日は中級者から上級者にステップアップする時によく見かける壁について書いていきたいと思います。 もったいぶるのは好きじゃないので結論から言うと中級エンジニアから上級エンジニアになると評価者が変わるのですが、そこに対応できない
僕は自分のことやサービスを売ったり宣伝したりする時に「単純接触効果」ということを意識しているのですが、おすすめだから是非やってみて欲しいという話です。 単純接触効果とは単純接触効果というのはマーケティングや営業の用語で単純に接触回数が多くなると興味が湧いたり信頼度が増したりするという原理のことです。 例えばバーの常連同士はよく顔を合わせるので仲良くなりやすかったり、tiltokでバズった曲が耳に残って気づけば鼻歌を口ずさんでしまったりが当てはまります。 他にもコカコーラのC
今日は既得権益から競争力の時代に変わってきてるよねというお話をしたいと思います。 既得権益で勝てた時代これまでのビジネスは、何か大きな既得権益みたいなものを得ることで成功を収めていました。 例えばテレビ局であれば放送免許の取得だったり、建築であれば大手ゼネコンとのコネクションを作ったり、昔はそもそも起業するのに資本金が1000万円必要であったり、入り口に高い難易度があってそこをクリアしたらしばらく安泰みたいな構造になっていたと思います。 既得権益を得るためには誰かに認めて
最近僕は会社はプラットフォームと言っていたり、アイドルの事業でもペイラブというプラットフォーム開発をしていたりして、プラットフォームについて考えることが多かったのでこのテーマにしました。 社内向けの注意喚起も込めて書いていきます。 全てのクリエイターは「届けること」を求めている今はクリエイターの時代です。 趣味は別として、仕事でクリエイターをしている人は全員共通して作ったものを届けたいと思っています。 勿論何も意識していなくても会社がやってくれてたりして構造的に意識をしてい
最近新たなことを始めようと思い、海外でのビジネスだったり寄付を始めてみたのですが、出会う人が変わってきました。 そこで発見したのが、意識してる人と無意識の人がいると思うのですが、人は出会う人や関係を深めていく相手を志向性でフィルタリングしているのではと思ったので今日はこのテーマで書いていきます。 仕事を取るために異業種交流会に参加うちの会社はみんなエンジニアなのですが、採用活動や営業活動をしている人もいます。 そこでよくある話が「営業や採用目的で交流会に参加したけど繋がりそ
最近一流だなと思う人とお会いする機会が何度かあったのでそれについて書いていきます。 リスペクトを感じたエピソード最近noteとTwitterを始めたこともありアポイントをもらうことも増えました。 対面だったりzoomで打ち合わせをしていたのですが、その中の何名かに僕が自己紹介をすると「存じてます」ということを仰っていただきました。 その方達は僕のブログを全部読んできていただたり、HPを見てきていただいたり、他にも数少ないメディアでのコメントなんかを予め見たうえで質問や提案内
僕がメインでやってるパーソンリンクはもうすぐで設立12年になるのですが、何月が経った事で組織体制だったり事業内容だったりが色々古くなってしまいました。 これまでも時代に合わせようとチェンジは繰り返してきましたが、事業や組織があり既存のものとの調整に労力がかかりマイナーチェンジしか行えていないのが現場です。 そんなわけでこれだ!という正解はまだ全然見えていないのですが、メジャーチェンジのために時代に合う会社を作るのがいいんじゃないかということで「パーソンリンク2.0構想」が始ま