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生きづらさ

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#うつ病

『不労のすすめ』⑤〜不労の為の錬金術〜

『不労のすすめ』⑤〜不労の為の錬金術〜

 漫画家兼ロクデナシのカトーコーキがお送りする仕事論『不労のすすめ』の連載は第5回目となる今回で最後となる。
 ここまで読んでくださった方には感謝の気持ちしかない。
 そしてそんなあなたは立派なロクデナシだ!

 ただ、このロクデナシという言葉、ボクは悪いものとして使っているわけではない。
 むしろ、正直者であるという良いイメージすらボクは持っているし、それを自認している事を恥じてもいない。
 あ

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『不労のすすめ』④〜不労の為のメンタル育成法〜

『不労のすすめ』④〜不労の為のメンタル育成法〜

 漫画家兼ロクデナシのカトーコーキがお送りする仕事論エッセイ『不労のすすめ』も第4回目を迎えた。

 第3回目の公開時にも、ありがたい事に購読料のお支払いをいただいたのだが、現時点で購読料のトータルがいかほどになっているのかは、秘密にしたいと思う。
 購読料が目標金額に届くのか?届かないのか?
 ボク自身もどう転ぶかわからないこの実験の行く末を、読者の皆様もご一緒に楽しみながら見守っていただきたい

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『不労のすすめ』③〜プロになる方法〜

『不労のすすめ』③〜プロになる方法〜

 漫画家兼ロクデナシの仕事論エッセイ『不労のすすめ』の連載も3回目を迎えたわけだが、1回目から漏らさず読んで下さっているあなたは、もう立派な「ロクデナシ」だ。
 というのは言い過ぎだが、「ロクデナシ」に片足を突っ込んでいるくらいにはなっているかもしれない。

 こちらの世界へようこそ。

 第3回目を読んで、益々「ロクデナシ」への理解を深め、するべき振る舞いを学んでいただきたい。

 さて、第3回

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『不労のすすめ』②〜仮面の少年〜

『不労のすすめ』②〜仮面の少年〜

 連載一回目を読み、二回目を開いて下さったあなた、ボクはあなたの人生が心配だ・・・。
 というのはロクデナシジョークで、実にありがたい事だと思っている。 

 漫画家兼ロクデナシのカトーコーキがお送りする仕事論エッセイ『不労のすすめ』も今回でめでたく第二回目を迎えたわけだが、昨日公開した第一回目の購読料を支払って下さった方が早速3人も現れ、入金は2,000円だった。
 つまり、応援として購入個数を

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『不労のすすめ』①〜父はコピー忍者〜

『不労のすすめ』①〜父はコピー忍者〜

 あなたは「仕事」をしたくないと思った事はないだろうか?

  
 告白しよう。

 何を隠そうボクは、物心がついてから42歳になろうとしている今に至るまで、 「仕事」をしたいと思った事がない。
 残念ながら、ただの一度もである。

 しかし、そんなボクが近頃、「仕事」の事をよく考えている。
 というのも、ボクの今の経済的状況が、かつてない程にピンチに陥っている為である。

 とはいえ、だ。ボクが

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心理的虐待は外からは気付かれにくい

ボクは、
大人になってから
カウンセリングを受け始め、
自分が心理的虐待を
受けて育った事を知った。

逆に言うとそれまで、
虐待に関する知識が
乏しかった為、
自分が心理的虐待を
受けているとは思っておらず、

自分は厳しい親の元で育ち、
心が歪んでしまっていると
解釈していた。

しかし、
この様に感じたのは、
どうもボクだけではないらしい。

というのも、
暴力を伴う虐待、
心理的虐待を受け

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感受性

同じ環境で育っても、
ウツになってしまう人、
ならないで済む人が
存在する。

その理由を
カウンセラーさんに
尋ねてみた事がある。

すると、
こんな答えが返ってきた。

「あ〜、
それは感受性ですね。」

「AさんとBさんでは、
感受性の強さが全く違います!」

カウンセラーさんの言った
感受性とは、
一体どういうものなのだろうか?

感受性とは、
外界からの刺激を受け取る
アンテナの強さを意

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ウツになった時のおすすめ習慣

ウツになって仕事を辞めた、
家にひきこもってしまった、
学校に行けなくなった、
等々の人達は、
どのように日々を
過ごしたら良いのか?

ウツは、
気分障害と言われ、
気持ちの部分から
治療や改善策を講じる事が
必要となるが、

実は身体活動からも
改善していく可能性があると
言われている。

まず、
よく言われているのは、
太陽光を浴びる事、
規則正しい生活をする事だ。

人間は太陽光を浴びる事

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愛着障害で出やすい癖

愛着障害に
なってしまった人が
示す事が多い行動の中には、

リストカット、
キレやすい等の
わかりやすいもの、
見えやすいものもあるのだが、

よく観察していないと
わからないもの、
親の目が届かないところで
行われている行動もある。

例えば
抜毛、
爪噛み、
貧乏ゆすり、
鼻ほじり、
等の行動だ。

実際ボクは、
幼い頃から現在に至るまで、
爪噛み、貧乏ゆすり、
指先の皮を噛みちぎる
という

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ストレス耐性

ストレス耐性…、

最近よく耳にするこの言葉だが、
そもそもどういった意味なのか?

何にどう関わってくるのか?

を見ていきたいと思う。

まず、
ストレス耐性とは、
ストレスにさらされている時、
それに耐えられるか、
耐えられないかを、
強い、弱い、高い、低いなどで
表すものだ。

若者はストレスに弱いだとか、
怒られるとすぐ逃げるなどと
言われるようになって久しいが、
これらの事もその要因の

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心のコップ

花粉症などのアレルギーを
持っている人は、
医者から
アレルギーが発症する
メカニズムを聞かされた
事があると思う。

アレルギー発症の
メカニズムを考える時、
しばしば例えられるのが
コップだ。

人は、
1人一つ、
コップを持っていて、
アレルギー源が溜まっていき、
それが一杯になった時、
何らかの症状を
発するという。

このアレルギーとコップの話は、
実は、心にも置き換える事ができる。

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子供は親を憎めない

人間の子供は、
産まれてから数年の間、
そばにいてくれる誰かの力無しでは
生きていけない。

そばにいてくれる誰かは、
ほとんどの場合が親であり、
子供は自分のそばにいて、
世話をしてくれる親という存在を
愛するようにプログラムされている。

それは、
生まれた子供が
生き抜いていく為に、
必要な機能なのかもしれない。

しかし、
この機能が、
子供本人を苦しめる事に
なる事もある。

それは、

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愛着障害の恋愛

愛着障害になっている人は、
依存傾向が強い。

依存傾向が強くなるのは、
自己肯定感が著しく低い事に
由来すると考えられる。

依存の対象は、
ギャンブル、酒、
恋愛、セックス等々、
挙げればキリが無い。

そんな中で今回は、
愛着障害の人の恋愛について
考えていこうと思う。

先にも述べたが、
愛着障害の人は
依存傾向が強い為、
恋愛関係をはじめ
あらゆる人間関係の構築が
苦手と言える。

実際

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ひとりっ子の傾向と苦悩

長子、末子、中間子
とやってきたこのシリーズ、
最後はそう、
ひとりっ子で
締めくくりだ。

今までは、
一人にしろ
二人以上にしろ、
自分以外の兄弟・姉妹がいる
というポジションだったが、

ひとりっ子は皆さんご存知、
兄弟・姉妹のいない子供だ。

これによって、
何が起こるのか?

兄弟・姉妹間の
競い合いや争い、
協力や共存が
存在しない為、

マイペースな人間に
なる可能性が
高いのだとい

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