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横書き「生ぐさボウズ」

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2020年5月の記事一覧

自分の弱さにつまづいてかいしゃをやめたはなし

自分の弱さにつまづいてかいしゃをやめたはなし

僕は会社をやめて、29年生きてきてはじめて、自分で人生を歩みだした気がしています。

会社をやめたとき、自分の中の「自分」をできるだけ深く見つめようとしました。その時のことを、できるだけ赤裸々に書いた文章です。

正しいことは書いていないと思います。

一人でも、読んでくださる方がいれば、うれしいです。

(これは3/29に投稿済みの記事を、キナリ杯にあわせ、再投稿したものです。多くの方に届くかも

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らっぱあ

らっぱあ

前の会社やめるときに、2020年にやることをあげた。30個くらい。

職的なことだと、瞑想家になる/スパイス料理関係で小遣い稼ぐ/妻とギフト用のお灸売る、とか。

書道はじめる、ってのもあったし、生活系のこと、妻や子どもとの関係もあった。
夜すべてをリセットして寝る/朝は最高の1日になって起きる/ういと目いっぱい遊ぶ/あすかを笑顔にする、など。

その中にさんぜんと輝く、ラッパーになるっていうのが

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妻と娘どっちが好き?

妻と娘どっちが好き?

20200514

妻のツイートへの僕の返答。

誤解招きかねないことを言います(前置き)。 

妻と夫という関係は、どういう過程を踏まえていたとしても、自分で選んだもの。別れる、離れるっていう選択肢もありながら、一緒にいる環境を自分でつくりだしてる。

それに対して、子どもと親って関係は、妻と夫みたいな自分で選んだって意味とは違う、義務感をともなったものだという認識があります。
簡単に、関係をや

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娘の呼ぶ声

娘の呼ぶ声

20200512

「ねええ」
「みてえ」
「はやくう」

心身の状態がよくないとき、これほど恐ろしい言葉はない。娘のういの呼ぶ声だ。

通常であればうれしいし、喜んで相手をさせてもらうけれど、そうじゃないときは重たい気分に覆われる。

どうにか遊びに付き合っていると(付き合わせてもらってるとはとても言えない)、ういはその様子を察する。 「どうしたの?今日はしんどい日?」
成長を感じてうれしいし、

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しゅふという修行 (おかざき真里『阿・吽 3巻』)

しゅふという修行 (おかざき真里『阿・吽 3巻』)

20200510

主夫/主婦の方、特に子育てしながらの専業主婦の方。

現代に生きてて最もキツい修行をしてるのは、主婦の方たちではないか、と本当に思う。

自分が主夫らしき生活をしてるからとかじゃなく、BIG UPすぎる...! 

「人は「何か」をしていたほうが楽なのだよ。「仕事」を「沢山」していたほうが楽なのだ。ましてやそれが感謝を受けたり役に立ったりすることで、自分の欲も満たされる。意味の

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すぽんじごしごし

すぽんじごしごし

20200501

泡のついたスポンジで、自分の体を服ごと洗う娘のうい。

このあと、水筒に水をいれて、床に流しつづけるという遊びを、4回ほど繰り返したところで、僕がぷっつんブチギレました。

僕、めったに大声で怒らないから、うい号泣。
ただ、ういへの怒りは実際には八つ当たりで(服は着替えて洗えばいいし、水は拭けばいい、ただこっちが面倒なだけ)、
その日の妻への苛立ちがベースにあった上で、ういの行

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キュリー夫人

キュリー夫人

20200421

今朝、家事疲れになっていた。

妻と僕とでくらべると、皿洗い/掃除/洗濯といった整理整頓系のイベントが気になる頻度というかタイミングが、僕の方がはやくて、それらの7〜8割は僕がやる。

ただただ僕の気になるペースの問題だから、不満とかもなく自分でやるんだけども、今朝なんだかどっと疲れた。

疲れが様子に出てて、どうしたの?と妻にきかれた。
家事疲れちゃったわ〜って返した。

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堂々

堂々

20200415

この間、娘が雨の中ベビーカーに乗って田中屋(近所のスーパー)に行きたいと言った。

妻と、僕は、拒んだ。できないと。

片手で傘をさしながら、片手でベビーカーを押して歩くのは、操作もうまくいかないし、濡れてしまう。

その返答に娘は、とても抵抗をしめした。

妻と僕、すくなくとも僕は、その抵抗によりそうだけの体力というか余裕がない時間だったから、その抵抗を拒んだ。

無理、と。

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さぼりたい

さぼりたい

20200403

今朝妻と言い合いになった。 「〇〇しておいて」と言われ、それは先日僕がやったことが不十分だったからの、追加のお願いだった。

僕からすると、前回のお願いされた時点での内容はクリアしていたはずで、追加が発生するのは、情報が不足していたから。と思った。

だから、 「次から追加での指示が起きないように、わかるようにして!仕組みにして!」と伝えた。たぶん強めに。

このとき、妻が何を

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父性

父性

20200324

https://twitter.com/kanshinko/status/1242302385348694017?s=20

ぼくは「父性」あると思います。
ただ「母性」とはちがって、自分の利のためって気がします。

ぼくの場合は妻の怒りというか、行き場のない感情の爆発がトリガーでした。

娘がうまれるまで妻とケンカというケンカをしなかったけど、
娘と一緒にいるようになって、明

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ださかっこわるいこと

ださかっこわるいこと

20200520

会社をやめた僕の仕事の一つは、妻の経営する鍼灸院のマネジメント(自称マジビト:仕事としてでなく、本気(マジ)をうけとめる人ってことで)。

それで、上のようなことになった。

それに対して、妻のツイート↓↓↓

修行中

修行中

20200524

出かけたお店で、偶然家族でお世話になってる方に出会う。 「旦那さんは、この間会社やめて、今修行中なのよ!」とお店の方へ、元気に紹介してもらった。

そうか、と思った。

ある一つの定職についてるとか、わかりやすい旗を一本立ててるってことが、この先当分自分にはないだろうなあ、とボンヤリ思って、それはきっとずっと修行中ということなのだろうな、と。

紹介のされ方がイ

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ただそこにそっといてくれる (吉本ばなな)

ただそこにそっといてくれる (吉本ばなな)

20200523

ばななさんの本を読んでるとひどく安心する。

 『キッチン』→『哀しい予感』→『TUGUMI』→『うたかた/サンクチュアリ』と、吉本ばなな時代の初期作を手に入った中で古い順から読んでいる。

ばななさんの本を読んだって、どこかへ導いてくれるわけでもないし、教えを説いてくれるわけでもない(僕自身、そんなことは、求めてない)。
ばななさんの書く話、ばな

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偽善

偽善

20200522

偽善ってなんだろう。

リリックに偽善って言葉がふっと出てきて、なんなのか考えた。

ええカッコしい、カッコつけ、それは答えにとても近い。気がする。

ただ、結果として他人からカッコつけとみられることと、自分でカッコつけようとすること、これらは違うなと思う。

というか、他人の眼なんか通したら、ただの相手の好みだから、なんだって偽善になりうる(ま

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