マガジンのカバー画像

横書き「生ぐさボウズ」

354
丁寧。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事
自分の弱さにつまづいてかいしゃをやめたはなし

自分の弱さにつまづいてかいしゃをやめたはなし

僕は会社をやめて、29年生きてきてはじめて、自分で人生を歩みだした気がしています。

会社をやめたとき、自分の中の「自分」をできるだけ深く見つめようとしました。その時のことを、できるだけ赤裸々に書いた文章です。

正しいことは書いていないと思います。

一人でも、読んでくださる方がいれば、うれしいです。

(これは3/29に投稿済みの記事を、キナリ杯にあわせ、再投稿したものです。多くの方に届くかも

もっとみる
喜怒哀楽

喜怒哀楽

20220627

めずらしくイライラした。自分のことではないのだけど、側で勝手にイライラした。

親の言動に傷つけられたという感情、悲しみや怒りを持つことと、親に感謝することは両立する。

どうしてこの2つの感情が1人の中にあることを、認められない人が多いんだろうか。

むしろ、それらが併存してしまうことこそが、人を悩ませるということに、なぜ思い至らないのか。

まして、どちらかを正解として、誰

もっとみる
色眼鏡を外した身体

色眼鏡を外した身体

20220620

「ヴィパッサナー瞑想って、マインドマップみたいなことですか?」と瞑想をご一緒した方に質問をいただく。

マインドマップはアイデア出しや思考の整理に使われる板書の類。

何か一つ中心となるトピックを決めて、そこから関連内容を枝分かれさせていく。

連想を広げていくことでアイデアを探す手がかりとしたり、情報の流れを整理したりする。

ヴィパッサナー瞑想の、やり方の説明として、「中心

もっとみる
飽きと商いとビジネス

飽きと商いとビジネス

20220613

「飽きたらどうするんですか?」
「飽きるとか飽きないじゃないんですよ。やるんです。」

作業をしに入ったドトールコーヒーで、こんな会話が聴こえてくる。

どうやら仕事というか、働き方というかの相談をしているらしい。男性から女性へ。上司と部下って感じではない。

しみじみと、“商い”と“ビジネス”との違いに想いを馳せる。飽きてるか、飽きてないか。言葉の使い分けに、仕事ってことへの

もっとみる
親の葛藤

親の葛藤

20220530

土曜日、小川村小学校の運動会があった。娘のういは保育園の年長さんだけど、来春から入学予定ということで出場種目があり、一緒に参加した。

運動会の1週間ほど前から、彼女は嫌がっていた。同級生のお友だちと連れ立って遊ぶこと、運動会の最後に予定されていた小川音頭を踊ることは楽しみみたいだった。でも種目への参加は嫌がっていた。参加しない、ただ見てると言っていた。

小学校に行くこと自体

もっとみる
学習塾

学習塾

20220523

2022年5月13日。16時10分。小川村で学習塾をやるかと思いつく。

思いつくと言っても、前々から、タカ塾でもやれば?と妻には言われていたのだけど、イマイチピンときてなかった。

それが急に自分ごととしてしっくり来る。ワクワクする。

小川村に引越して1ヶ月とすこし。保育園の、娘と同じクラスの子たちがとてもよくしてくれるもんだから、この子たちに何かできることはないかなあと、

もっとみる
嫌い

嫌い

20220516

「ういって嫌いって言わないよね」と、娘について妻が言う。

確かにと思う。ういさんの口から何かを嫌いって言葉を聴いた覚えがない。

「大好き」はよく言う。
好きであることに真摯なんだと思っている。「大好き」って言い続けていてれば自分のモノになると思っているだろう節もある。

幸運なことに、僕たち親なり、どこか他の場所から、ういさんが欲しいと思っているモノはうまいこと集まってくる

もっとみる
明日

明日

20220502

ある映像をみていた。

明日自分が死ぬとしたらどうするか?とたずねられて、「実家に帰って、母親と、家族に、ごはんをつくってあげたい」と答えていた。

なんかいいなあと思った。

残りわずかな時間のすごし方として、親や家族を選べるところがステキだった。

そしてそれ以上に、ごはんをつくって食べさせたいっていうのが、なんだか沁みた。

自分が何をしたいかってことより、誰かに何かをし

もっとみる
勉強

勉強

20220425

このところういさんが、いわゆる勉強らしきをしたがるようになった。ひらがなや漢字をはじめとした文字を書きたがったり、足し算や引き算なんかの数字をいじってみたり。

勉強をしていく中で受験アスリートの道に迷いこむことの困難は身をもって知っているから、我が子にそれをオススメしようとは思わない。

たぶんそれは妻もそうだと思うけれど、とはいえ、みずから勉強したいと言ってくることには何か

もっとみる
給水係

給水係

20220418

小川村に引っ越して、3週間が経とうとしている。

2月、3月と荷物を移動させ、4月頭は生活できるよう荷解きをしていた。まあどうにか暮らせるくらいにはなっている。

このところ、ういさんが保育園を休んでいた。

日頃のバタバタに、通い慣れていた保育園から新しい保育園への転園での緊張が重なってか、保育園を行きたがらない日が続いた。

妻と僕とで、その日その日のスケジュールを変更させ

もっとみる
感想

感想

20220411

先日参加した大地の再生の感想。
参加者は終わりに述べるのだけれど、途中で失礼したので、自分の中で一度まとめるためにも書きました。

「昨日今日と、二日間ありがとうございました。

率直に、楽しかったです。

実はというか、僕は大学時代に建築を専攻していて、その中で地質や地形をふまえて集落をみていくような研究をしていました。

大地の再生の、視点の片鱗くらいには馴染みもありつつ、

もっとみる
毒親

毒親

20220322

毒親という言葉が好きじゃない。

僕自身がアダルト・チルドレンいう、親との関係性にある種の困難を抱えているという自覚があった上で、毒親という言葉とは距離を置きたいと思っている。

それは、子どもにとって毒でない親はいないだろう、と思っているから。

親に対して毒なんて何を言ってるの!とかそういう拒否反応ではない。毒親って言葉を使うと、毒親じゃない親がいそうな感じに違和感がある。

もっとみる
AC

AC

20220314

先日アダルト・チルドレンの自助グループに行った。

僕自身明確にSO AC(アダルト・チルドレン)な自覚はあって、かといって、そのことに振りまわされているかと言われればよくわからない。

カウンセリングみたいなモノを受けたこともなく、ACについての本を少し読んだくらい。内省と書くことを繰り返してはいる。

ただなんとなく、自分のことをACだと自覚し、そしてそんな人たちが集まって

もっとみる