娘の呼ぶ声
20200512
「ねええ」
「みてえ」
「はやくう」
心身の状態がよくないとき、これほど恐ろしい言葉はない。娘のういの呼ぶ声だ。
通常であればうれしいし、喜んで相手をさせてもらうけれど、そうじゃないときは重たい気分に覆われる。
どうにか遊びに付き合っていると(付き合わせてもらってるとはとても言えない)、ういはその様子を察する。 「どうしたの?今日はしんどい日?」
成長を感じてうれしいし、理解をしめしてくれることもありがたい。ただ、それもそれで、申し訳なさにこたえるのだった。
疲れた様子をしてたら、「寝なさい!布団かけてあげる!」と、服をかけてくれた。