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『世界の端から、歩き出す』販促 ・ はじまりは一通の手紙フェア開催中!


ただいまポプラ文庫・ポプラ文庫ピュアフルにて「はじまりは一通の手紙フェア」なるキャンペーンが開催中だそうで、その中の1冊に『世界の端から、歩き出す』をとりあげていただいております。


検索してて発見したのですが、こういうのってこっちには連絡が来ないのですね。全然知らなくてびっくりしました。
企画くださったのはポプラ社の藤田沙織さんという編集者の方だそうです。
もう有り難くて足を向けて寝られない……。


正直、書いた本人が「えっ、手紙……?」と混乱しましたが、画像のコピーをよく見て「そういえば冒頭すぐに手紙のシーンがあった!」と我に返りました。
マイナビ出版から出した1作目『雨音は、過去からの手紙』がまさにタイトル通り「手紙の話」だったので、「手紙フェア」という文字を見て「えっ、出版社違いでもフェアしてくれるの!?」と意味不明なことを一瞬考えた次第です。
実のところ話全体の中での「手紙」の印象は薄めのこの作品を発掘いただき、フェアに加えていただけたことには本当に感謝の言葉しかありません。藤田さん、この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。


と、大変嬉しかったのですが、京都ではこのフェア、多分丸善くらいしかやっていない様子で、しかも偵察に行ったらスペースが大変小さく8冊全部は展開できずに売れセンの4冊のみ。勿論わたしの本はありませんでした。
資本主義社会の苛烈さよ……。

それでもやっぱり、本屋さんの棚に並んでいるところが見たかったので、記事最初にあげた水嶋書房さんに偵察に行きました。

最初、京阪の駅から出て最初に目についた水嶋書房さんに入ってみたらそこは「駅前店」であった。駅直結と駅前モール店と、この近距離に2つもあるとは水嶋書房パワー強い。京都における大垣書店のようです。

くずはモール初めて行きましたけども、びっっくりする程大きくてお店だらけで綺麗ですごかった。モール内を一周するだけでウォーキングできる。
もうめちゃくちゃ楽しくて探検しまくりました。このモール内だけで一体何軒スーパーがあるのか。にもかかわらずモール出てすぐのところにも別の、結構大きいスーパーがあって、樟葉の皆さんの胃袋はいくつあるんだと。
本当に充実していて楽しくて、「大阪に住むなら樟葉に住みたい」と結構本気で思いました。


棚に並んでいる眺めはやっぱり、こそばゆくも大変嬉しゅうございました。自分の書いたものがフェアしてもらってるっていいもんですね。特別感がすごい。

また、このカバーがほんとに良いんですよ。
まず紙が良い。一般的なつるつるカバーではなくて、厚みがあってちょっとざらっとしてて、指の皮膚に気持ちが良い感触がします。落ち着く感じ。
それから自分のカバーの色が良い。何とも言えぬ良い味の深緑です。
昔、長いつきあいの絵描きのネット友人に「あなたのイメージは緑だ」と言われたことを思い出しました。

もう本当に素晴らしくて、欲しいなあ、と心底思ったのですが、たとえ売れなかったとしても一応数量限定物品であるものを書いた本人が奪取するのはどうなのか、そもそも中身は家にあるし(笑)、とたいそう懊悩した挙句、やはり断念。
でも嬉しかったので、わずかでもお礼をしようと買いそびれてた雑誌やブックカバーを買い込んで帰りました。

展開している店舗はそんなに多くはないみたいで、Twitterで発見できた他のお店はこれくらい。

ただ、ここにはない京都の丸善でも小規模ながら展開あったみたいに、宣伝されてないだけで他にもやってるお店はあるんじゃないかと思われます。
お近くの書店でお見かけの際は、なにとぞお手にとってその手触りの良さと色合いの良さをご堪能いただいた上、レジまでお持ちいただけるとわたしがとても喜びます。ぜひ。

   

   

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