毎月排卵と生理の前後めちゃくちゃイライラしてしまう。。。毎月罪悪感に悩まされている人へ
こんにちは。マインドコーチ䅈泉寺です。
今日はPMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder、月経前不快気分障害)についてです。PMS(月経前症候群)の重症型ともいわれる疾患で、多くの女性がその影響を受けています。
しかし、意外と認知度が低く、「ただの気分の浮き沈み」「わがまま」と誤解されることが少なくありません。
䅈泉寺もよくPMDDの症状に苦しんでいる方を担当させて頂く事があります。
よく見られるのは、月経時以外は至って普通なのですが、いざその頃になると止まる事をしらない怒りが湧いてきて、衝動的に怒鳴ったり、暴食をしたりしてしまう傾向です。
普通の方もチョコを食べたり、脂っこいものが食べたかったりあると思いますが、それがもっと攻撃性を帯びるので、人に八つ当たりをしてしまい、相手を大きく傷つけてしまう事がよくあるのです。
自分では止められない、分かっているのに怒鳴ってしまう、仕事がうまくいかない、家族とギクシャクする、など。人生に与える影響は大きいです。
この記事では、PMDDの症状や原因、最新の研究、さらに日常生活で役立つ対策やサプリメントについて詳しくご紹介します。
PMDDの主な症状
PMDDの症状は、PMSと似ていますが、その程度が非常に重く、日常生活に大きな影響を及ぼします。以下は代表的な症状です:
• 感情面の症状
• 強いイライラや怒り
• 抑うつ感、絶望感
• 不安や緊張感
• 泣きたくなる気持ちや感情の不安定さ
• 身体面の症状
• 頭痛や筋肉痛
• 極度の疲労感
• 睡眠の問題(過眠や不眠)
• 食欲の変化(過食や食欲不振)
これらの症状は、月経が始まると急激に軽減または消失するのが特徴です。
PMDDの原因とは?
PMDDの正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、以下の要因が関連していると考えられています:
1. ホルモンの変動
月経周期に伴うエストロゲンとプロゲステロンの変動が、脳内の神経伝達物質(特にセロトニン)に影響を与えるとされています。
2. 脳内のセロトニンの変化
PMDDの女性は、セロトニン(幸福感や安定感を司る物質)のバランスが崩れることが示唆されています。
3. 遺伝的要因
PMDDの発症リスクは家族歴によっても影響される可能性があります。
4. ストレスやライフスタイル
慢性的なストレス、不規則な生活リズム、栄養不足が症状を悪化させることがあります。
PMDDに対する最新の研究
近年、PMDDの理解が進むにつれ、治療法や対策に関する研究も活発化しています。いくつかの注目すべき研究をご紹介します。
1. セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
抗うつ薬の一種であるSSRI(例:フルオキセチン、セルトラリン)が、PMDDの治療に高い効果を示しています。特に、月経前の一時的な使用(間欠的療法)が有効とされています。
実際䅈泉寺のクライアントにもこの方法で良くなった方もいます。ただ、下痢などの副作用もあるので簡単にはおすすめしません。
2. ホルモン療法
ホルモン変動を抑えるための経口避妊薬や黄体ホルモン療法が、PMDD症状の緩和に利用されています。特定の種類の低用量ピルが効果的であるとする研究もあります。
実際䅈泉寺の友人もエストロゲンやプロクエステロンのパッチを貼っています。
それがないとパニック発作を起こしてしまうそうで、でも使用している期間は怒りやイライラが抑えられるらしいです。
3. 腸内環境との関係
近年、腸内環境が精神的な健康に深く関与していることが明らかになっています。
特に腸内細菌がセロトニン生成に関与しているため、プロバイオティクスの摂取がPMDD症状の緩和に役立つ可能性が示唆されています。
これは、本当にそうですね。セッションで食べているものなどを聞くこともありますが、気分の落ち込みの大きい人で偏った物を食べている人は多いです。気分の落ち込みの低い人の腸内菌を移植するカプセルなんかもあるそうです。
日常生活での対策
PMDDを完全に防ぐことは難しいですが、日々の生活における工夫で症状を和らげることが可能です。
1. 食事の工夫
• マグネシウムやビタミンB6を摂取
マグネシウムは筋肉の緊張を緩和し、ビタミンB6はセロトニンの生成をサポートします。
• 含まれる食品:ナッツ類、バナナ、ほうれん草
• カフェインやアルコールを控える
カフェインやアルコールは不安感や睡眠の質を悪化させる可能性があります。
2. 運動の習慣化
有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、ヨガなど)は、エンドルフィン(幸せホルモン)の分泌を促し、気分を安定させます。
3. ストレス管理
瞑想や深呼吸、アロマセラピーは、緊張を和らげるのに効果的です。特に、ラベンダーオイルやカモミールティーはリラックス効果が高いとされています。
サプリメントによるサポート
PMDD症状の緩和に効果が期待できるサプリメントをご紹介します。
• カルシウム
一部の研究では、カルシウムサプリメントがPMSやPMDDの感情面の症状を緩和することが示されています。
• GABA(ガンマアミノ酪酸)
ストレスを和らげ、リラックス効果をもたらします。
• チェストベリー(チェストツリー)
ホルモンバランスを整える効果が期待できるハーブです。
• オメガ3脂肪酸
魚油に含まれるオメガ3は、抑うつ感の軽減に効果的とされています。
最後に
PMDDは、本人だけでなく家族や周囲の人々にも影響を与えることがあります。
そのため、まずは「自分を責めない」ことが大切です。そして、必要に応じて専門医に相談し、治療法や対策を一緒に探していきましょう。
また、PMDDについて周囲に知識を広めることも重要です。多くの人がPMDDに対する理解を深め、共感し合える社会を築くことが、すべての女性の心身の健康を支える大きな力になります。
あなたがPMDDと向き合う中で、このブログが少しでも助けになれば幸いです。
マインドコーチ䅈泉寺でした。
#PMDD #月経前不快気分障害 #PMS #生理前の不調 #女性の健康
#ホルモンバランス #メンタルヘルス #ストレス対策 #セルフケア #女性の悩み
#生理痛 #ホルモンケア #月経前症候群 #ビタミンB6 #サプリメント
#腸内環境 #メンタルケア #ライフスタイル改善 #健康ブログ #体調管理