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積みくずし日記|2024年11月9日(土)
実家から、おばあちゃん家の渋柿を収穫したと報告があった。
昨年に比べ今年は枝の剪定の影響なのか、200個ほど減って合計300個くらいの収穫だったという。
それでも全然多い。皮を剥いて…って考えるとそれだけで腕が筋肉痛になりそうだ。
前日に両親へ収穫したら20個ほど東京へ送ってほしいと頼んでおいた。
2年ぶりの柿仕事で腕が鈍っている気もしなくもないけど、頑張ってみよう。
今年は台風が少なく、柿同士がぶつからなかった影響で傷は少ないみたい。
でも逆に2個がくっついて1個になってしまっていたりと、皮が剥きづらそうなものもちらほらあったそう。
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欲しかったけど叔母さん家に引き取られたらしい。
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いい色だなあ。
柿を収穫するのは父の仕事なのだが、すでに還暦を迎え、職業柄腰の調子もあまり良くないので収穫については少し憂鬱そうだった。(今年もありがとう)
無事怪我もなく、収穫を終えられて安堵の限りである。
柿のつやつやした橙色を携帯越しに見て満足したので、出かける準備。
今日は先日合格したアルバイトの研修だ。
第一印象って結構重要だし、遅刻するわけにはいかない。
4時間の研修を乗り越えるため、朝ごはんもきちんと食べる。
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骨董市で買ったお皿、本当に正解だった。
何をのせても美味しそうに見えるね。
染付のお皿を買った日
会社員だった頃は毎日のように通勤で地下鉄を利用していたのだけれど、退職してからすっかり使わなくなってしまった。
この日は久々の乗車で、脱ぐのが面倒くさく車内でも厚手のコートとマフラーを身につけていたら、サウナにいるみたいにのぼせてしまった。
元々夏も冬も体温調節があまり得意ではなくて、外と内の温度差で体調を崩すことがしばしば。
今年もそんな季節になってきたか…と思いながら目的地へ到着。
研修はつつがなく終了した。
終了30分前くらいからお腹がずっと地響きみたいになっていて、気恥ずかしいし大変申し訳なかった。
ここ1ヶ月ちょっと、好きに食べて…という自堕落な生活だったので胃が大暴れしていたみたい。
帰路を急いでいたにもかかわらず、途中で素敵な文具店「昭和堂」さんを発見。
飯田橋は結構利用頻度が高い駅だけど、こんなお店があるの知らなかったな。
見つけられて嬉しい。
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店頭にポストカードやポチ袋がひしめき合うように置かれている…!
店内を覗いてみると、もうそこは楽園だった。
カラフルなマスキングテープ、色とりどりのレターセット…。
ここが通勤経路だったら毎日吸い込まれてしまっていたなと恐ろしくなった。
悩みに悩んで五味太郎の「きんぎょがにげた」の便箋と、モンチッチのレターセット、養生タイプのマスキングテープを購入。
使うのが楽しみ。
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帰宅後、お昼ごはん。
この日は大好きなスガキヤの「みそ煮込うどん」。
悲しきかな我が家にあるストックの最後の1個だった。
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ちょっとしたこだわりで、余裕があるときは「山本屋本店」の味噌煮込みうどんみたいに一人用の土鍋に入れて食べるようにしている。
残念ながら山本屋本店の土鍋と違い蓋に蒸気穴が空いてしまっているので、取り皿代わりには使えないけど、雰囲気くらいは感じられる。
↓私の大好きな山本屋本店では土鍋の蓋を取り皿として使って食べます。
最後の一個を消費してしまったことを両親に報告すると、渋柿と一緒に送ってくれるという!
ありがたい限りである。
東京限定の乾麺とかあったらお返しに送りたいけどあるんだろうか?
東京はなんでもあるけど、東京にあるものは地元含めどんどんと進出していくから、「ここでしか買えない」を考えるのが難しい。
これからそういうものを、東京生活でもっと見つけられたらいいな。
夕方から近所の図書館へ。
私の住んでいるエリアには歩いて10分圏内に図書館が2つあって、どちらもすごく利用しやすい。
電子機器の使用も非常に寛容なのでnoteをさぼりたくなったときは散歩ついでに立ち寄ることにしている。
この日は江國香織さんの「ぬるい眠り」を読んだ日のことを書いていた。
「ぬるい眠り」を読んだ日のこと↓
その中で以前読んだ「アブサン物語」について触れたのだけれど、ふとその本が今どこにあるのか気になった。
記憶の貯水庫が大変浅い私ではあるけれども、自分がどの本を持っていて、東京にあるか実家にあるかは何となく把握できている。
だからこそ、東京に持ってきていないのは確信が持てた。でも売った記憶もないのよね。
ダメもとで母に連絡すると、洗いたての渋柿と共に写真が送られてきた。
なくしてなかった、よかった。
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年末年始の帰省で回収してこよう。
渋柿はわざわざ面倒なヘタ取りもやってくれたらしい。
その工程がなくなるだけで、柿仕事はかなり楽になる。助かるなあ。
お腹が減ってきたので帰宅。
帰り道、近所の人がフリーマーケット的なものを開催していて、(おそらく)象牙のペンダントヘッドを譲ってくれた。
1000円しかない、諦めますとずるい言い方をしたところ「あなた大切にしてくれそうだから」と即決してくれた。
ありがたい。だがしかしあまりにも早かったので、本当に象牙かは怪しいところである。まあ可愛いからいいけど。
夜は長谷川あかりさんのレシピで「なすの炊き込みご飯」を作ってみた。
本当になすがとろっとろで美味しい..!
ついついおかわりしてしまった。
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かぼちゃサラダもおいしくできたので満足。
充実した一日だったなあ。
ではまた。
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