薬膳の前に整えておくべき物の話
薬膳の前に整えておくべき物の話。
食生活を整えることが、健康への近道というのは、すでに誰もがわかっていることだと思います。
サプリメントを飲んだり、インスタントやファストフードを減らしたり、無添加やオーガニックを取り入れてみたり。
ちまたにはたくさんの食事に関する健康情報が溢れています。
簡単なレシピ本、お弁当のレシピ本、作り置きレシピの本。
麹や乳酸菌、きのこを食べる菌活、白湯を飲む温活。
でも、どれを取り入れてみても、規則正しい食生活にしてみても、改善しない悩みはあるものです。
そのことについて、今日はお話していきたいと思います。
例えば、肩こり。
これはとても厄介です。
そもそも、その肩こりを起こしている根本原因が体の内側からの要因であれば、食生活を整えれば解消されます。
ただ、根本原因が体の外側からの要因であれば、話は変わってくるのです。
どんなに内側を整えても、外側からの要因に負けない体になればいいかもしれませんが、そうならないことがほとんどです。
なぜなら、姿勢が悪い、デスクワークばかり、枕やマットレスが合わない、などは食事をいくら整えても、外側からの要因として、内側からどうにかできるものではないからです。
逆をいうと、内側からの要因に外側からアプローチしても効き目がないのと同じです。
一時的に良くなる傾向があったとしても、また繰り返してしまうことが多いでしょう。
実際に、私はそうでした。
食いしばりの癖があり、ストレスを溜めないようにリフレッシュしたり、心を落ち着ける中薬を使った薬膳を摂ったり、マウスピースをつけたり、いろんな努力をしてみました。
でも、根本原因は、体に合わない「枕」でした。
まさか、という思いでした。
肩こりにいいストレッチをして、食いしばりに効くツボを押して、ストレスを発散させて、マウスピースもしていたのに。
マウスピースすら、ひびが入るくらいの食いしばり。
原因は「体に合わない」枕。
そうです。
「体に合わない」外側からの刺激が、根本的な原因だったのです。
あなたに、思い当ることはありませんか?
「体に合わない」食事が、体の内側から不調を起こしたり、体の外側に現れたりしますが、それと同じくらい「体に合わない」寝具や、運動、ダイエット方法、スキンケア、普段の姿勢。
どれだけ内側から食事で体を整えても、それ以上に外側からの要因が強すぎては、食事での改善では適わないのです。
薬膳を取り入れるにあたって、どうか健康な食事方法が「万能」だと信じ込まないでほしいと思います。
また、サプリメントや補助食品、運動、寝具、そのほかのものも「万能」ではないことを合わせて承知しておくべきではないでしょうか。
そのうえで、あなた自身の「体に合った」身の回りの環境、生活習慣を整えて、食事面も整えていきましょう。
薬膳を正しく、あなた自身の「体に合わせて」取り入れれば、確かな効果を期待できるでしょう。
そのほかの運動やダイエット、スキンケアも相乗効果が出るかもしれません。
またストレスの緩和には、発散させる方法だけを選ぶのではなく、心理的な意識を自ら改めていくことも、とても大切です。
わたしKanamiが個人的に合っているなと思い、取り入れている物を、いくつかご紹介して、今日のnoteを締めたいと思います。
①枕
「じぶんまくら」
大型ショッピングセンターに入っていることが多いお店です。
オーダーメイドの枕は、普通の枕よりお値段もお高めですが、一度買ってしまえば、以降メンテナンスは無料で、ずっーーーと自分の体に合った枕を使い続けられます。
ほかにも寝具(かなり高い)を勧められますが、そこは上手くかわしましょう(笑)
メンテナスはとても丁寧にしてくれますので、そこは安心ください。
②鼻うがい
口のうがいをする人は多いと思いますが、鼻うがいもお勧めです。鼻うがいをすると風邪予防などに効果があり、頭もスッキリとして気持ちが良くなり癖にというか、習慣になります。
鼻うがいについての書籍や、You Tubeでやり方の動画もありますので、ぜひチェックしてみてください。
③ヨガ
私は体質が陰虚だったため、汗をかくような激しい運動は控えていました。膝も痛めやすく、筋力もかなり低下していた時期があったので、ストレッチもしながら筋トレにもなり、呼吸法もしっかりと身につくヨガはかなりおすすめです。一日10分程度、朝晩に行っています。朝は気持ちをシャキッとさせてくれますし、夜はリラックスできて安眠に効果的です。
④アドラーの心理学
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」はとくに読みやすいアドラー心理学の本です。この心理を知っているのと知らないのとでは、生活すべてにおける、人生すべてにおけると言っても過言ではないくらい、意識の持ち方が変わります。
⑤アファメーション
あまり聞き馴染みがない言葉かもしれませんが、これはポジティブな言葉を自分自身に語りかけることにより、自己肯定感や自己効力感をあげていく手段です。苫米地英人さんの著書やYou Tubeをご覧いただくと、とてもわかりやすく実践できるかと思います。
薬膳や、わたしの言うことがすべてではなく、あなたの身の回りのひとつひとつの習慣をより丁寧に、より自分自身の体に合った物を揃えてあげることで、あなたはより一層輝くことでしょう。
薬膳はその手段のひとつでしかないのです。
薬膳をより効果的にするためにも、どうかあなた自身の身の回りをもう一度、見返してみて、整えてあげてください。
それからでも、薬膳は遅くありません。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
薬膳のこと、薬膳以外のことも、心身を健やかに保つために役立つことがあれば、少しずつ共有させていただきたいと思います。
ぜひ、これからもKanamiのnoteをお楽しみください。
そして、ともに健やかな日々を過ごしていきましょう!
それでは、また次回!
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