アーユルヴェーダって何?《基礎知識》


Ayurveda(アーユルヴェーダ)は、インド・スリランカの
約5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝承医学です。

■世界3大医学の一つ 
アーユルヴェーダ(インド古典医学)
中国医学(中医学)
ユナニ医学(アラブ・イスラムの医学)

■語源 
Ayuh(アーユス)→生命・寿命 と                Veda(ヴェーダ)→科学・知識 を合わせた言葉(サンスクリット語)で《生命の科学》という意味です。

日本ではアーユルヴェーダといえば、
”シロダーラ”などオイルマッサージというイメージが強いですが、
実際は「内科・外科・耳鼻科・小児科・精神科」など8つの診療分野を備えるインド古来の医学なのです。            
☞法典には、起源前5~6世紀に生まれたブッダが、          アーユルヴェーダの治療を受けていたという記録が残っているそうです。

生き方そのものを教えてくれる哲学であり
体質別のオイルマッサージや食事法だけではなく
季節や時間の過ごし方やヨガや占星術なども含みます。

■理論 

《五大元素:パンチャマハーブータ》

空:スペース、空間 
風:動き
火:変換する力
水:結合力
土:個体、構造

アーユルヴェーダでは、

宇宙にある全ての物質は≪ 五大元素 ≫で構成されていると考えます。

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■トリドーシャ(3つの体質・生命エネルギー)

小宇宙である人体も、

この五大元素の組み合わせからできていると考えます。

風に象徴される「ヴァータ」 空+風で構成
火に象徴される「ピッタ」  火+水で構成
水に象徴される「カパ」    水+土で構成


それぞれの組み合わせにより、3つの体質別で表したものを

≪トリドーシャ≫と言います。

トリ=3つの 

ドーシャ=増えやすいもの・腐りやすいもの・病素などの意味があります。

まずはこのトリドーシャと言われる、3つの体質について理解しましょう!

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◇Vata(ヴァータ)の性質・特徴◇

◍元素・・・空・風

◍性質・・・軽い・乾燥・冷たい・不規則・動き・運動・変化

◍働き・・・呼吸・瞬き・筋肉・組織の動き・心臓の鼓動・神経伝達など

◍精神・・・神経質・恐怖や不安・痛み・震え・痙攣などと関係する

◍性格・・・
【良い面】行動力抜群・アイディア豊富・想像力豊か・記憶が早い・機敏・早口
【悪い面】せっかち・あきっぽい・根気がない・気が変わりやすい・影響されやすい・優柔不断・忘れっぽい

◍体型・・・
細身(不規則で太る場合もある)・背が低いか高い・薄い胸・手足が細く長い・歯並びが悪い・左右差がある・体力がない・食欲のムラ・じっとしていられない

◍ヴァータの座(過剰の場合に蓄積しやすい場所)・・・
大腸・骨盤の空洞・骨・皮膚・耳・腿など
                                  ※ヴァータが悪化すると※
冷え性・便秘・腰痛・肩こり・頭痛・不眠・消化不良・ガスが多い・生理不順・生理痛・記憶力減退・膝の痛み・肌の乾燥・フケ・抜け毛・枝毛・疲れやすさ・老化の速さ・拒食症・体の硬さ(特に関節)など

☞痛みを伝達するのはヴァータの働き
ドーシャ(体質)の中で、ヴァータ性の症状の数が一番多いと言われます!

◇食事の注意
消化力があまり高くなく、食べ過ぎると消化不良になりやすいので、   便秘や下痢を繰り返しやすいのも特徴
☞過敏性腸症候群(IBS)のガス型の症状にも当てはまりますね!!

◇摂りたい食品/避けたい食品
◎甘味、酸味、塩味、油性、温性   
あたたかく消化しやすいもの/生姜やスープなどがオススメ!
×苦味、渋み、辛味、乾いたもの、冷たいもの、体を冷やすもの、    消化の重いもの/コーヒー、パン、おせんべい等
☞乾燥、冷たいなど同じ性質のものは同じドーシャを増やします。

◇Pitta(ピッタ)の性質・特徴◇

火のように・・・熱、代謝、変換、活力、消化力、酸性、微油性、鋭いなどの性質を持つ

働き・・・吸収、消化、同化、滋養、体温、皮膚の色、目の輝き、知性、理解/精神的には、怒り・憎しみ・嫉妬という感情と関係します。

性格・・・◎情熱的、勤勉、リーダーシップがある、正義感が強い、物事に白黒をつける、探求心が強い
●怒りやすい、反抗・反発しやすい、神経過敏になりやすい、ストレスを感じやすい、要求・欲求が多い、意地を張る

体・・・中肉中背、体温が高い、体が柔軟、汗かき、目力が強い、食欲旺盛、喉が渇きやすい、そばかす、皮膚が薄い、日焼けしやすい

ピッタの座・・・小腸、おなか、汗腺、血液、脂肪、目、皮膚はなどに多く存在し、ピッタ過剰の場合に蓄積しやすい場所

※pittaが悪化すると※
下痢しやすい、鼻血や出血のしやすさ、目の充血、皮膚炎になりやすい、胃酸が出やすい、体臭・口臭が出やすい、心臓や肝臓にトラブルが起きやすい、過食症

≪消化力が高く、お腹がすきやすいのが特徴。空腹にしすぎると胃酸が出すぎてピッタが悪化します。ストレスで暴飲暴食しやすいので注意≫
右差し過敏性腸症候群(IBS)の下痢型の症状にも当てはまりますね!!

食事
◎甘味、苦味、渋み、冷性のもの、適度に油分を含むもの
×酸性、塩味、辛味、熱を上げるもの、熱すぎるもの、刺激の強いもの

Kapha(カパ)の性質・特徴
水や土のように・・重い、冷たい、油性、遅い、湿潤、結合組織、構成要素

働き・・・関節の潤滑液、皮膚に潤いを与える、傷を癒す、体内の空気を満たす、活力、安心感、記憶の維持、心臓や肺にエネルギーを与え免疫力を維持する精神的には、執着・貪欲・長年の恨み・静かさ・慈悲・愛情などと関係します。

性格・・・◎穏やか、のんびり、マイペース、争いを好まない、愛情豊か、保守的、受け身、献身的、現実的、よく考えて行動する
●頑固、内に閉じこもる、うつ傾向になりやすい、面倒くさがる、行動が遅い、依存的、感覚が鈍い

体・・・ぽっちゃり、骨がしっかりしている、厚みのある胸、色白、もち肌、髪が多い、目が大きく潤んでいる、体力と持久力がある

カパの座・・・胸、のど、頭、洞、鼻、口、おなか、関節、細胞質、血漿、粘液などが…カパの過剰の場合に蓄積しやすい場所

※カパが悪化すると※
肥満、セルライトができやすい、体が冷えやすい、代謝が悪い、鼻水が出やすい、花粉症、アレルギー性鼻炎、喉がつまりやすい、喘息などの気管支炎疾患、関節の異常

≪消化力もゆっくりですが、食べる事が好きでつい食べ過ぎてしまう傾向にある。体が重だるくなりなすいので食後もあまり動かず、脂肪となって蓄積しやすい。食事や運動に目を向けてみましょう!≫

食事
◎苦味、渋み、辛味、油分の少ないもの、消化の軽いもの、温かいもの
×甘味、酸味、塩味、冷たいもの、冷静のもの、生もの、サラダ、
粘性の強いもの
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアーユルヴェーダでは、
このように五大元素から成る3つのドーシャ(生命エネルギー)のバランスを《季節や時間や体質に合わせた 食事や日常の過ごし方》により自身で整えられる伝承医学です。


"病気を治すだけの医学ではなく"
病気を予防する【予防医学】 更には【不老不死】

”与えられた寿命を最大限に活かし幸福になる事”
を目的としているアーユルヴェーダは
心と体を共に健康に保つ為の真の科学なのです!!!


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ぜひご自身の体質や、乱れている体質を知り
生活習慣を見直すキッカケにしてみて下さいキラキラ


無料ドーシャ診断を検索してみました↓
https://spaceylon.co.jp/user_data/doshacheck/


福田真里先生↓
https://www.tokyo-yogawear.jp/dosha.html


https://www.timeless-edition.com/archives/566


などなど。
診断表によって体質が変わったりも
よくありますが…(笑)ぜひお試し下さい!


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