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怒りとは何か?
助手「ちょっと聞いてよ!」
ワイ「どうしたんですか?」
助手「会社で指示された仕事してたんだけど、出来上がる直前に指示が変わってさ。それでメチャクチャむかついてるの。」
ワイ「それで怒ってるんですか。」
助手「そうよ!私の気持ち分かってくれる?」
ワイ「しかしそんなことで怒っても仕方ないでしょう。」
助手「いや怒るでしょ。アナタは腹立たないの?」
ワイ「結局はやらなきゃいけないでしょ?」
助手「そうだけど。」
ワイ「怒ってる時間が無駄じゃないですか?」
助手「そうは言っても腹立つでしょ!」
ワイ「怒って結果が変わるなら怒りますけど、変わらないなら無駄な時間だと思っちゃいます。」
助手「その共感力のなさに腹立ってきた。」
ワイ「怒りって思い通りにならなかったことや自分の努力を無碍にされた時に感じますからね。」
助手「私が費やした時間を返して欲しい。」
ワイ「怒るという行為は自分にとってデメリットしかないですよ。」
助手「どう言うこと?」
ワイ「まず先ほど言ったように結果は変わらない。加えて怒る時間を無駄に過ごすことになります。」
助手「言ってることは分かるけど。」
ワイ「さらに言えばストレスが蓄積しますし、脳卒中や心臓発作のリスクを高めるという研究結果もありますから。」
助手「そう聞くと余計に損してる気がしてきた。」
ワイ「なので怒るくらいなら、そのパワーを別に振り向ければ良いと思います。」
助手「例えば?」
ワイ「あなたが先ほど怒ってた理由を元に考えてみましょう。」
助手「うん。」
ワイ「やり方はいくつかありますが、自分のスキル向上を狙ってスマートに対応して対応力を高めることもできますし、指示の誤りを指摘して上司を問い詰めることもできます。」
助手「上司を問い詰めたら自分が損じゃない?評価下げられたり。」
ワイ「そんな上司がいる会社で出世してもメリットあんまりないですよね?」
助手「とはいえ生活もあるし。」
ワイ「そのやり取りを記録しておけば会社辞める時に役立ちますよ。」
助手「確かに。」
ワイ「誤った指示で時間のロスを生じさせたのですから、責任は上司にあると言えますから。」
助手「怒ってても出てこない考え方ね。」
ワイ「相手の立場を踏まえてイヤなやり方をすれば良いんです。」
助手「さすが嫌味なやり方のプロフェッショナルね。」
ワイ「冷静に考えてみて自分にとってメリットを生み出す方法は何か?と考えてみれば良いと思います。」
助手「なるほどね。」
ワイ「怒りは感情のボルテージが上がりますが、冷静な判断はできなくなります。なので気をつけてください。」
助手「ありがとう。けどアナタもこの前怒ってなかった?」
ワイ「約束していたデートに相手が現れなかったので。」
助手「すっぽかされたのね。」
ワイ「怒りますよね?」
助手「冷静に考えなきゃいけないよ。そもそもアナタとデートすることが相手にとって時間のロスだったかもしれないんだから。」
ワイ「なるほど。そう考えると怒りも収まりますね。」
助手「相手の立場に立って考えてみようね。」
ワイ「泣いていいですか?」