【読書メモ】グロースマーケティング
オススメ度(5段階評価)
読みやすさ:3
内容の濃さ:3
再読の可能性:3
リテンションやLTVへの取り組みを検討している場合にまず読む本
グロースマーケティングの下記が把握できるため、全体像理解に適した本
全体像
考え方がメイン
現在のマーケティングの課題
この本を読む理由(期待していること)
グロースマーケティングとは何か?
LTVの取り組み方
グロースマーケティング成功の鍵は何か?
本書の学び
グロースマーケティングが実施のハードルは下記。
・データの蓄積
・どこまでトラッキングできるか(クロスチャネルのユーザートラッキング)
・質の高いノーススターメトリック設定
・ユーザー行動の把握と質の高い仮説設計
読書メモ
グロースマーケティングとは
企業・事業・製品・サービスの持続的成長にフォーカスしたマーケティング活動
いままで:トップファネルへの攻略(新規顧客開拓をして終わり)
これから:ボトムファネルへの攻略(獲得した顧客との継続的な関係を重視)
グロースマーケティングの3つの軸
ユーザー行動理解
高速で施策を回す
的確な目標を設定
①ユーザー行動理解
ユーザーの消費行動は経験と勘では把握できないことがある。
(例えば、食器用洗濯機がプラモデルの模型乾燥機として活用されているなど)想定と異なる使用方法はアンケート調査では発見できない
従来のアンケート調査は企業が想定したターゲットに対して、想定した質問を出すから、想定外の発見に適していない
そのため、クロスチャネルでのユーザー行動を把握することで、複雑化した顧客の消費行動を理解し、最適な施策の実行に繋げる。
②高速で施策を回す
環境変化が激しい世の中のため、スピーディーな施策の実行が求められる
VUCAな時代
PDCAよりOODAループで施策を回す
③的確な目標を設定
KPI設計が企業側の一方的な因数分解になっていることが多い。
ユーザー視点の「顧客体験」を指標として取り入れる必要がある。
↓
ノーススターメトリックを取り入れる
グロースマーケティングを実施するために
データの収集・蓄積・加工・活用
その中でも蓄積したデータを分析として活用できるための設計(タクソノミーの設計)が重要
その他 学び
マーケティング5.0の5つの構成要素
データドリブンマーケティング(データに基づくマーケティング)
予測マーケティング
コンテキスチュマーケティング(文脈を読むマーケティング)
拡張マーケティング(ARなどを活用したサービス)
機動的マーケティング(リアルタイム性)
ファネル
トップファネル:AD
ボトムファネル:CRM
・FTUX(ファーストタイムユーザーエクスペリエンス)向上
・ロイヤル化
・LTV/リテンション向上
AAARRモデル
顧客獲得を起点にボトムファネルをいかに広げられるかを5つの要素で示したフレームワーク