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代車時代 第三回 「深夜の決断」
私「あのー、ひとつ思ったんですけど」
警察官「はい」
私「これって、整備工場に責任がありますよね。本当は整備工場と対応を協議して、どうするか決めることができればと思うんですが、時間が遅くて相手が電話に出ません。それと、近くのパーキングにレッカー移動するにしても、私がその後、終電が終わってて家に帰ることができません」
警察官「なるほど」
私「なので今晩はここに留まって、明日の朝、工場が開いた
代車時代 第二回 「コンビニでの職務質問」
警察官「この車、車検が切れていることをご存知でしたか?」
私「いや、知らなかったです。何しろ、整備工場から借りた車ですからね、そんなことを確認しませんよね、普通。いやぁ、信じて乗りますよね、普通ねぇ。これはちょっと…普通じゃ考えられないですよ…」
警察官「車検が切れた状態で運転すると言うことは、自賠責も切れているでしょうし、これであなた事故を起こしたら大変なことになっていましたよ」
私「いや
連載エッセイ 「代車時代」
車を整備点検に出し、その間の代車として整備工場から借りた車が、こともあろうに「車検切れ」だったという事実。それが発覚したのが出先のコンビニで警察官から職務質問をされた時だった。
警察官「えーっと、北村さん。免許証をお返ししますね。でですね、質問があります」
私「はい」
警察官「こちらの車なんですが、車検が切れているようです。車検証を見せていただけますか?」
私「えー?!この車は整備工場から貸与され