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【ブックリスト】2024年に登場した角川文庫の海外作品

もうすぐ新しい年がやってきますね。
2024年、角川文庫から刊行された「海外作品」は全部で15点。
1年の振り返りを兼ねて、刊行月順にご紹介します。

まだ出会えていない1冊が、あなたを待っているかもしれません。
読み逃しチェックにお役立てください。


■ 2024年に登場した角川文庫の海外作品

2024年1月発売

□ ヘミングウェイ『老人と海』(訳:越前敏弥)

かつて読んだ人も、初めて読む人も。いま、歴史的名作を「新解釈」で!

84日間不漁続きの漁師サンティアーゴは、ある日巨大なカジキと遭遇し、命を賭けた闘いに身を投じる――。ノーベル文学賞に輝く名作を、今話題の「新解釈」にもとづく新訳で!

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□ 劉 慈欣『流浪地球』(訳:大森 望、古市雅子)

映画『流転の地球ー太陽系脱出計画ー』原作、第54回星雲賞受賞SF短編集

人類は太陽系で生き続けることはできない。連合政府は地球エンジンを構築、人類を太陽系外に脱出させる地球航行計画を決定。荒廃した地上に住めなくなった人々は、宇宙に旅立つが。短編6作を収録。

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□ 劉 慈欣『老神介護』(訳:大森 望、古市雅子)

『三体』の劉慈欣、中国で100万部突破のSF短編集!

神は老いて、落ちぶれていた。人間の世話にならなければ生きていけないほどに。20億の神の扶養は、地球上の70数億人の人間の大きな負担に。人間家庭で邪険にされた神はある決心をする。短編5作を収録。

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2024年2月発売

□ シェイクスピア『新訳 テンペスト』(訳:河合祥一郎)

シェイクスピア、「最初」で「最後」の名作。復讐と再生、植民地支配を描く

島流しにされたミラノ公爵プロスペローは魔術を身につけ、自身を陥れた弟とナポリ王一行の船を、大嵐を起こして難破させる。一人はぐれたナポリ王子はプロスペローの娘と恋に落ちるが……。単独執筆最後の傑作。

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□ ホレイショ・アルジャー『ぼろ着のディック』(訳:畔柳和代)

150年前から読み継がれるベストセラー! 自己啓発の原点がここにある

アメリカ古典大衆小説の隠れた名著であり、150年以上前から読み継がれてきたベストセラー、初の文庫化。アメリカン・ドリームの原点、自己啓発の源流がここにある。正直と勇気が幸運を引き寄せる。

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□ ルシャッド・フィールド『ラスト・バリア スーフィーの教え』(訳:山川紘矢、山川亜希子)

自分を知り、世界に出会う旅にでる

ロンドンの骨董品店での偶然の出会いをきっかけに、トルコへ旅に出る。内なる自分、出会いの必然性を知り、ついに真実に触れられると思った矢先――。山川亜希子氏「文学的に美しく一番好きな本」と絶賛!

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2024年5月発売

□ オスカー・ワイルド『新訳 サロメ』(訳:河合祥一郎)

日本初演から110年。私達は「本当のサロメ」に出会う。キャンベル氏推薦

月夜の晩、王に請われ、妖艶な踊りを披露したサロメ。求めた褒美は美しき預言者ヨカナーンの首だった。最新研究に基づき物語の真の意味を明らかにした画期的新訳! キャンベル氏推薦! ビアズリー画18点掲載。

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2024年6月発売

□ エラリー・クイーン『境界の扉 日本カシドリの秘密』(訳:越前敏弥)

エラリー・クイーン国名シリーズ〈プラス〉最終巻、57年ぶり新訳で登場!

ニューヨークの日本風邸宅で人気女流作家が殺された。完全なる密室殺人の謎に、私立探偵のエラリー・クイーンが挑む。エラリー・クイーン国名シリーズ〈プラス〉最終巻、57年ぶりの新訳で登場!

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□ ヘンリー・D・ソロー『ウォールデン 森の生活』(訳:田内 志文)

今なお読み継がれる名著、原文の響きと読みやすさを意識した新訳決定版!

マサチューセッツ州ウォールデン池のほとりで約2年の自給自足生活を送ったソローの日記。自然の中に身を置きながら人間社会を諌め「我々はどう生きるべきか」を思索したアメリカ文学の最高峰、新訳決定版。

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2024年8月発売

□ オスカー・ワイルド『新訳 ドリアン・グレイの肖像』(訳:河合祥一郎)

鴻巣友季子氏推薦。異端の名作。最新研究を反映した新訳! 徹底解説91P!

美貌の青年ドリアンは肖像画のモデルになり、若さが有限だと気づく。「僕の代わりに老いるのがこの絵なら、魂だって差し出す」願いは叶い、絵が老いていく。しかも彼が罪を犯すと…。最新研究に基づく新訳!

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2024年9月発売

□ シェイクスピア『新訳 ハムレット 増補改訂版』(訳:河合祥一郎)

日本初! 原文のリズムとライムを全訳した驚異の新訳・決定版。野村萬斎推薦

父王を亡くしたハムレットは、母をめとって王座を奪った叔父を憎む。ある夜父の亡霊から自分は叔父に毒殺されたと聞かされ…。日本初! 原文のリズムとライムを全訳した驚異の新訳! 最新研究を反映した決定版

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□ T・S・アーサー『酒場での十夜 私がそこで見たこと』(訳:森岡裕一)

19世紀禁酒小説を代表するベストセラー40万部・初の文庫化

読めば必ずお酒を減らしたくなる。酒によって人間関係、平和な村が崩壊していく10年を描いた怪作。19世紀禁酒小説のベストセラー、待望の文庫化。

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□ パウロ・コエーリョ『マクトゥーブ An Inspirational Companion to The Alchemist』(訳:木下眞穂)

『アルケミスト』の次に読む本

『アルケミスト』に感動したひとへ――。神はそのペンとインクを、目標に向かって進む私たちを助けるために使う。パウロ・コエーリョが、自らの運命を変えた「教え」を特別に明かした人生の知恵。

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2024年10月発売

□ ヒュー・ロフティング『新訳 ドリトル先生と秘密の湖』(訳:河合祥一郎)

NHKで話題! 作者の思想を最も表した、必読の遺作。累計45万部突破!

秘密の湖にすむ世界最古の生き物どろがおが地震で生きうめに! 先生たちはとんでもない救出作戦に乗り出す。ノアの箱舟の真実が明らかに。人間が動物を、動物が人間を命がけで救う第10巻! 必読の遺作。

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2024年11月発売

□ ポール・ギャリコ『ミセス・ハリス、モスクワへ行く』(訳:遠藤みえ子、亀山龍樹)

アラカンの家政婦さん、スパイ容疑をかけられる⁉ 大人気シリーズ完結編!

モスクワ旅行の富くじを当てたハリスおばさん。嫌がる親友を力技で同伴させ、いざ出発! 実は若者のロマンスに協力するという目的があった。ところがKGBにスパイ容疑をかけられて……⁉ シリーズ完結編!

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